妊娠のできる体づくり
基本はホルモン環境改善
不妊にはストレスの関与が強く示唆されています。日常生活のストレスや職業によるもののほかに、不妊そのものが強いストレスになっていることは、妊娠を希望されている方はとくに自覚されているのではないでしょうか。
このストレスが排卵を邪魔して月経周期を狂わせます。基礎体温を記録している方は高低2層性がなかったり、ギザギザしていたり高温層で突然体温が下がったり、そんな経験はないでしょうか。
この基礎体温の状態は、主に排卵に関するホルモンや、のちに妊娠維持に関係してくる黄体ホルモンの働きの不調によって起こされます。
当院の鍼灸治療は、まず体の冷えやストレス状態を改善し、自然な月経周期を目指します。
はじめに、これら上記の『病気ではないけど、妊娠しにくいホルモンの状態』を改善させることが必要です。
これらは、考える高等動物=人間であるゆえの、さまざまな社会的ストレスなどが関係し、下記の間脳(視床)~脳下垂体~卵巣などのシステムを『調子悪く』します。ただ、ストレスに対する治療として鍼灸は特に有効です。

脳の中での複雑なホルモンの交代について
下記の図は、間脳(視床)~脳下垂体~卵巣の、排卵の起こるホルモンの仕組み(ネガティブ・フィードバック)の模式図です。
卵巣は単独で働いているわけではなく、常に脳の奥から分泌されるホルモンの働きによって、卵子・卵胞を育てたり、十分に発育した卵胞があれば排卵するようにホルモンの切替と、排卵させるためのホルモンが一気に放出されます。
文献から見るストレスに対する鍼灸の効果
鍼灸によるセロトニン、ドーパミンの分泌の変化から

上の図は、世界中の研究者による、鍼灸刺激でのセロトニン濃度の変化を研究したもので、ほとんどの研究(ピンク)で血中ドーパミン値が上昇する事が証明されています。
これは鍼灸はうつ病などのストレス性疾患に有効ということも裏付けます。

こちらは同じく、世界中の研究者による鍼灸刺激によるドーパミンの血中濃度の変化を研究したものです。ほぼすべての研究により、鍼灸刺激によってドーパミン値が上昇することが証明されています。
ドーパミンは不足するとパーキンソン病になることが知られていますが、ドーパミンが減ることにより、高プロラクチン血症が起きやすくなり、ホルモンの異常から排卵障害など起きやすくなります。
ドーパミンを増やして排卵障害を予防する鍼灸
鍼灸は脳内のドーパミンを増やして排卵障害を予防する効果が期待できます。円滑な排卵を続けることで、ホルモンの環境が整い、卵の質を改善し子宮の内膜も良い状態になっていきます。
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