令和7年 4月の診療案内

<休診>
4月20日(日) 福島県鍼灸師会総会・春期学術講習会のため
4月29日(火)郡山シティ―マラソン大会 ボランティアのため

<日曜・休日診療>
4月6日(日) 午後2時~
4月13日(日)朝8時~正午
4月27日(日)朝8時~正午

GWについて
4月29日(火・昭和の日)、5月3日(金)、4日(土)、5日(日)は休診になります。

日曜診療について
原則として前日までに予約をお願いいたします。
また早い時間からのご予約になります。
(基本的に、時間の指定はできません)

日曜診療は、ご予約のない場合は休診、または最終患者さんで終了いたします.

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・月、火、水、金曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後2時~7時30分
※遅くとも当日午後6時までにご連絡下さい。

・木曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後は休診

・土曜日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後2時~4時00分

・日曜日・祝祭日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後は休診
(休日などは予告なく診療時間が変わることがあります)

ちょっとうれしかったこと

本日は名残雪・・・でしょうか。

高校の合格発表も終わり、当院患者さんでは大学進学が決まった方もあり、それぞれの名残雪なんでしょう。

先日、ちょっと、というかすごく嬉しかったことがありました。

当院の若先生夫婦が子供をつれてホームセンターで買い物をしてて、元患者さんであったあるご夫婦にばったりお会いしたそうでした。

そのご夫婦のことを思い出して書いてみます。

胚盤胞まで到達できず、凍結できない

体外受精を繰り返しているが、なかなか妊娠できない。そもそも卵はまぁまぁの個数を採卵できるが、胚盤胞まで行かず凍結できない、ということでした。

そろそろ妊娠が難しくなってくる年齢でしたし、真っ先に考えられるのは卵巣の老化=卵の老化でした。

また受精した後、卵は生物学的には卵子になり、細胞分裂を繰り返し成長していきますが、受精する際の遺伝子の半分は精子にありますから、精子に問題がある場合も胚盤胞に至らない、また着床しても流産を繰り返す場合があります。

このことを説明して、ご夫婦そろってきわめて真面目に、鍼灸治療を長期間続けました。

それでも良い胚盤胞にならない

鍼灸治療を続けながら、採卵を行い、わずか1個でも胚盤胞が取れれば移植をする。そんなことを2回か3回ありましたが妊娠できない。

病院が変わって妊娠

こういう場合は、あまりない事ではありますがその病院の治療が患者さんの体質に合わない場合もあります。

思い切って変えてみることを進言しました。ただし、かなり遠方の病院でしたが。

患者さんはいろいろ熟慮した末、転院をしました。

鍼灸治療は中止

ただし遠方の病院だし、通院にも交通費が大変かかるわけで、患者さんからは『鍼灸治療はいったん中止したい』と申し出がありました。

毎回新幹線利用ですし、それは仕方がない事だと思います。

不妊治療の鍼灸治療は、十分な期間と回数を行っていると、例えば、鍼灸治療を中止しても採卵の成績は4ヶ月くらいは低下しないことが経験上わかっています。

ですから鍼灸治療を中止しても、すぐに採卵できれば妊娠できる可能性は高いと思っていました。

このご夫婦は、開始から中止まで1年2ヶ月、最初の採卵は治療開始後4ケ月30回治療時で8個採卵ただし全部凍結できず。

その3ヶ月後に4個採卵、1個胚盤胞(4BC)へ。移植するも妊娠できず。

その後年が明けて半年後にまた採卵。8個採卵3個受精、ただし胚盤胞はゼロで凍結できず。

その後転院と鍼灸中止。

転院したらすぐ妊娠したそうな

若先生夫妻に再会したご夫婦は、転院してすぐに採卵と胚移植し、すぐに妊娠したそうでした。

昨年6月に当院を中止。若先生夫妻が先週再会した時に、奥様は妊娠7ヶ月だったか8ヶ月そうでした。妊娠期間を考えると、転院してすぐ妊娠できたようです。

心配していたご夫婦でしたので、そのお話を聞いて本当にうれしかったです。

なお、今専門医の治療を受けてもなかなか妊娠できない方がこれを読まれ、安易に転院を考えないようお願いいたします。

当院では1年2ケ月以上この患者さんご夫婦の治療の際、毎回詳細に状態を確認し、体質がその病院の治療に合っていないのでは、と思いました。その病院では高齢など非常に難しい方が何人も妊娠出産しておりますし、当院でもよく紹介させていただくところです。

いつもの治療に『花粉症オプション』追加できます

3月16日(日)は、朝8時~正午 まで診療します。 3月20日(木・祝日)は、朝8時30分~正午まで診療します。

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今日は気温も高く、4月並みとか。

しかも夕方から雨。

そうすると花粉症の方には受難な明日の朝 この時期、当院では腰痛、膝痛、不妊鍼灸の際に、オプションで花粉症治療をプラスできます。

鼻周囲への鍼は、3~4か所で無料。

ほか耳ツボを使ってマグレインという金属粒を貼る場合は、200円から300円のプラスという、非常にお安いオプションです。

儲けようという意図はなく(笑)、ひたすらつらい花粉症のアナタを助けたい、、、という思いだけです。

卒業式

3月16日(日)は、朝8時~正午 まで診療します。

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先日、郡山にある鍼灸専門学校の卒業式に来賓でお呼び頂きました。

学校は、郡山市並木にあり、福島医療専門学校です。

理事長の式辞の結びは、ありきたりな『おめでとう』ではなく、『それではみなさん、社会に向けて行ってらっしゃい!』と見送りの言葉でした。

春は別れと出会いの季節と言いますが、ちょっぴりその言葉を噛み締めました。

令和7年 3月の診療案内

<休診>
3月9日(日) 福島県鍼灸師会 理事会・監査会のため

<日曜・休日診療>
3月2日(日)朝8時~正午
3月16日(日)朝8時~正午
3月20日(木・祝)朝8時30分~正午
3月23日(日)午後3時~、
3月30日(日)朝8時~正午

 

日曜診療について
原則として前日までに予約をお願いいたします。
また早い時間からのご予約になります。
(基本的に、時間の指定はできません)

日曜診療は、ご予約のない場合は休診、または最終患者さんで終了いたします.

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・月、火、水、金曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後2時~7時30分
※遅くとも当日午後6時までにご連絡下さい。

・木曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後は休診

・土曜日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後2時~4時00分

・日曜日・祝祭日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後は休診
(休日などは予告なく診療時間が変わることがあります)

着床を改善させる鍼灸

2月23日(日)は、正午まで診療いたします。
日曜診療は原則的に前日までの事前予約が必要ですが、
ちょっとだけ空きがありますので、当日急患は対応いたします。

2月24日(月・振休)は、正午まで診療いたします。
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着床改善に鍼灸が効果があると、どこからか聞いたのか、

体外受精の胚移植を行った後から鍼灸を開始したい、という問い合わせがあります。

当院では、こうした問い合わせに『胚移植の後から鍼灸を行っても効果がないから、もし妊娠反応が陰性だったらそこから治療を始めてはどうでしょうか』とお答えしています。

胚移植からだけの鍼灸は、ほとんど効果はない

命のある胚盤胞であれば、融解して細胞分裂が再開し、胚移植から数時間後~遅くても1日後には着床に入ります。
胚移植後1日や2日経ってからの鍼灸は、何の効果もありません。

もし胚移植後、1~2日後になって鍼灸を行い妊娠したら、それは鍼灸はやってもやらなくても妊娠したのでしょう。

もっとも原因不明の初期の流産を繰り返すような方の場合は、流産予防としての効果は少しはあるかもしれませんが。

何度も移植して妊娠できない場合はほとんどは胚(受精卵)が原因になります。その場合は採卵前半年くらいから鍼灸をはじめ、良い卵が得られるようにした良いと思います。

胚移植成功を目指すなら、最低1ヶ月前から鍼灸を始める

当院では、胚移植の成功率を高める治療を、胚移植の最低1ヶ月前からを勧めています。早いほど良いです。

そのエビデンスは

PubMed(NIHが管理している医学論文の公開データベース)で調べると、体外受精に鍼が効果がある、としているのは、ほとんどが胚移植前や、胚移植前+胚移植直後のセットです。

めぼしいところで台湾産婦人科学会で発表した2020年の論文(RCT)では、Influence of acupuncture on the pregnancy rate in patients who undergo assisted reproduction therapy
Effectiveness of acupuncture on pregnancy success rates for women undergoing in vitro fertilization: A randomized controlled trial
(日本語タイトル:体外受精を受ける女性の妊娠成功率に対する鍼治療の有効性:ランダム化比較試験)

結果:72人の胚移植実施者を36名の鍼治療群と無治療群に分けて胚移植を行った結果、判定日でのβ-hcg検出(妊娠)率は鍼治療群は63.9%、無治療群は33.3%だった。

この時の鍼治療は、1回目は胚移植の1週間前、2回目は胚移植の30分前、3回目は胚移植の30分後で、胚移植後の鍼灸のみではおそらく効果はなかったでしょう。

胚移植直前(25分)・直後(25分)の鍼はPaulusの2002年の報告でも鍼群に効果ありという論文があります。

実際に胚移植の直前30分や25分、直後30分や25分の鍼灸は、日本では無理でしょう。

当院では胚移植に備えての鍼灸としては1~2ケ月の治療期間で10回ほど行うことを勧めています。

明日は第3回オンライン不妊症セミナー開催

明日は福島県鍼灸師会主催で、私が講師で第3回オンライン不妊症セミナーを開催します。
https://fukushima-harikyu.jp/archives/info/2025_02_23

参加者もど~んと増えて嬉しい限りです(^^♪

5年来院の挙児希望の患者様 ほか

早くも2月の半ばになります。

妊娠希望で来院されていたある患者様。

出産予定日を少しだけ超過して無事ご出産されたと、昨日にご主人様から連絡がありました。

本当はもうすでにお一人のお子様がいるはずでした。あのとき精一杯の事をしましたが、神様は非情でした。

涙ながらにご挨拶に来られたご主人の姿は一生忘れるものではありません。

失意のさなかから立ち上がりまた頑張り、やっとお子様に巡り会えて、そのお気持ちはどれほどのものでしょうか。

 

 

ほかの方

昨年からやはり挙児希望で来院されていた30代半ば過ぎの方は、やや月経周期の長い排卵障害を疑う方でした。

人工授精を受けても妊娠されなかった方ですが、それはまだ体が新しい命を受け入れる準備が出来ていなかったからでしょう。

3か月の間、毎週鍼灸治療に通い、体質が良くなったのでしょう。4ヶ月目に自然に妊娠されました。

 

 

弟子の手柄

西那須にて開業している弟子がいます。

赤田山はり・きゅうマッサージ接骨院の髙橋先生ご夫妻ですが、昨年からとても難しい、体外受精を受けていてなかなか採卵成績の振るわない、4回の胚移植不成功の方を治療されていました。

赤田山はり・きゅうマッサージ接骨院
https://www.akadayama.com/


治療も長期にわたっていましたが、根気よく鍼灸を続け、命の宿った良い卵を採卵でき、培養結果も最高だったそうで、妊娠されたそうです。

 

FSHが40を超えて、良い卵を採卵凍結できた方 

FSHが40以上まで上がり、卵巣機能が大変落ちた方が当院に通われていましたが、このほど5日目胚盤胞の最高グレートで凍結できました。

そろそろ凍結胚移植になりますが、良い流れに乗りますように。

 

 

2025年1月の動向

2月2日(日)は正午までの予約診療になります
前日、2月1日(土)までにご予約いただいた方のみの診療になります。
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相変わらずバタバタしております(;^ω^)

すっかり1ヶ月に一回の更新になってしましました・・・

新年は4月(土)から診療開始。

 

まずは新年はディズニーランド・シーから

でも、5日(日)、6日(月)は娘一家、息子一家とディズニーランドとディズニーシーに行ってきました。

最初のアトラクションは、ディズニーシーのソアリン。
開園前に寒空で並んでいてワタクシ体調崩しました。

総勢10名で、前に妊活で来院していて無事お子様を授かった患者様の勤め先のレンタカー屋さんで、10人乗りの巨大なハイエースを格安で借りました。

塔の上のラプンツェルだそうです。アンデルセンかグリム童話がもとになっているそうです。これもナントカの早くなるチケットを使ってちょっとだけ並んで乗りました。

乗り物の前列左から、娘、内孫(小)、外孫(大)、内孫(大)、手前左は娘の旦那、右端は外孫(小)。

あっという間の2日間。後ろ髪を引かれつつ帰りました。

 

続 クルマのメンテナンス

帰宅して診療の合間に、クルマの錆対策。

昨年から続いています(;^ω^)

 『次の車検、相当(カネ)かかりますよぉ)』とディーラーの整備士さんに脅されていたので、まずはブレーキ関係の錆取りを。

ブレーキを固定しているブラケットをボンスターで磨き、耐熱塗装を。

ブレーキのキャリパーは、後ろは磨いてOK。前は錆びていたので新品のピストンを購入。キャリパー本体も錆対策で耐熱塗装しました。もちろん前後ともシールキットを交換してのオーバーホールです。

前後4つのキャリパーを仮に交換すると、約30万くらいになります(;^ω^) 芸は身を助ける・・・バイクいじりのワザが役立ちました。

 

学び 研修会へ

1月19日(日)は、全日本鍼灸学会郡山B講座開催しました。
『開催しました』っていうのは、私学会の東北支部長で主催者なので。

第1講座は、東北楽天ゴールデンイーグルスのチームドクターである整形外科医の田中稔先生(仙台たなか整形外科クリニック)から、ファシアとハイドロリリースについてお話しいただきました。

第2、3講座は、呉竹学園の船水隆広先生による『TSTてい鍼』の理論と実技でたっぷり3時間。

モデルは当方の弟子の、西那須野の『赤田山はり・きゅうマッサージ接骨院』の髙橋吉明先生。

 

出張! 秋田大学鍼灸研究会へ

翌週、1月25日(土)は、秋田大学鍼灸研究会へ招待されていたので、郡山市・一寸法師ハリ治療院の中沢良平先生と秋田へ。

招待してくださったのは、昨年NHKにも出演した秋田大学救急・集中治療医学講座教授の中永土師明(なかえい はじめ)教授でした。

仙台で新幹線を乗り換え秋田新幹線へ乗りました。

盛岡までは雪がなく、途中の豪雪地帯である田沢湖あたりではさすがに雪がありました。

大曲付近の車窓です。
秋田おばこ米。米どころ秋田です。

秋田市内は全く雪がなく、秋田大学病院内の講義室で。
講師は、おなじみ会津医療センター教授の鈴木雅雄先生

ワタクシは日本鍼灸師会・中村聡会長の代理ということで、祝辞を代読しました。

鈴木雅雄教授による、鍼灸の治効理論やエビデンスの講義のあと、刺鍼練習・円皮鍼、セラミック温灸の実習と3班に分かれワークショップを開催。

参加者は秋田大学の内科、救急救命科、乳腺外科、産婦人科、呼吸器科などのドクターのほか、市内で開業のドクター、薬剤師など30名弱参加でした。

終了の挨拶は、秋田大学漢方外来講師で、御野場たなかレディースクリニックの田中秀則先生でした。

田中先生は難治なPCOSでの鍼の学会発表もしており、当方でのPCOSでのツボの取り方や治療法など短い時間でしたがお話しできました。

 

雪が降ったぞ!

毎朝の散歩、寒くても行ってます。

いよいよ雪降りました(;^ω^)

ワンコは元気です。5月で14歳です!