「不妊症・子宝治療」カテゴリーアーカイブ

原坊の朝顔の種の配布を始めました

いつも拙文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

もう15年になりますが、東日本大震災の年に無事妊娠されてご出産された方からいただいた、妊活の縁起物の『原坊の朝顔の種の配布』を今年も配布を開始しました。

原坊の朝顔の種の起源

GoogleのAIでの回答・・・

  • 由来: 桑田夫妻が道路脇で双葉を見つけ、大切に育てて美しい花を咲かせた後、子供を授かったというストーリー。
  • 入手方法: サザンオールスターズのファンクラブ「サザンオールスターズ応援団」の企画や、一部の産婦人科・鍼灸院(例:三瓶鍼療院)などで配布されることがあります。
  • 育て方: 普通の朝顔と同様で、種まき前夜に水に浸けておくと発芽しやすい。5月〜6月頃、気温が20〜25度になってからまくのが最適。
    コモンズ広場コモンズ広場 +6
特徴
  • 花の色: 涼しげな薄い青色。
  • 縁起: 「子宝に恵まれる」「幸せが訪れる」として知られる。

『原坊の朝顔の種』でGoogoleで検索すると、なんと~~~三瓶鍼療院で配布している、、、と出ているではないですか(笑)

 

今年は7月に愛媛県鍼灸師会で不妊症講座で講師で呼んでいただきます。その際に参加された皆さんにお配りします。

 

なお、2011年に原坊の朝顔の種を当院で入手しました。

その当時書いていたブログの記事はサーバーの移転で見ることはできませんが、WEBアーカイブで記事を見つけましたので転記します。

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震災・原発事故を乗り越えて 『原坊の朝顔の種』の贈り主さん

当院の患者さん、また講演で出張した先の福井の方たちにお配りした『原坊の朝顔の種』の贈り主さんが、産まれたばかりの赤ちゃんを連れてご挨拶に来て下さいました。

(その時の記念写真をもとに、チャットGPTで画像化してみました)

大変な苦労をされ、やっと授かったところで3月11日の大震災・・・続いて原発事故に見舞われてしまいました。(何しろ3月11日でD36です)

流産しやすかったので、心拍確認できるまでは治療を毎日行いました(ちなみに、私自身の勉強も兼ねていたのでhCG陽性~心拍確認までは無料にさせていただいてました)。

3月の原発事故直後は、白河での環境放射線量は毎時8~9マイクロシーベルト。11月現在の20倍くらいもありました。

福島県で妊娠、出産すると放射線の影響があるとか、心ない煽りがネット上で散見されますが、そんな根も葉もない話をすっ飛ばしてくれるような、かわいい寝顔の赤ちゃんです。

産まれたときの体重も3600グラム超の見事な大っきな女の子です。

昨年お配りした『原坊の朝顔の種』ですが、栽培した患者さんから見事な種を『たくさん取れたので半分持ってきましたと』と続々といただいてます。

来年、希望される方にまたお配りいたします。

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上記の2011年3月11日当時は、この患者さんは3回目の胚移植でやっと心拍確認できました。

5月に種をいただき、ほかの不妊患者さんに配布したほか、8月の福井県鍼灸師会の講演会の際、聴講者に配りました。


(上の新聞記事は、福井新聞の2011年8月のもので、福井県鍼灸師会様に講演会講師で呼んでいただいた時のものです)

当院での原坊の朝顔の種の配布も、もう15年を迎えます。

卵巣機能への鍼灸の効果 良い卵子を得るには精子の質も重要

子宝を望み、長らく通院されている方がおりました。

様々な要因で治療が長くなり、体外受精を続けていると卵巣の反応性も落ちてきます。

鍼灸を続けていると、卵巣の老化が遅くなる?

FSH(卵巣刺激ホルモン)がときどき20mlU/mlを超え、その都度採卵のための卵巣刺激はお休みとなっていた方でした。

鍼灸は欠かさず週に1回行っており、採卵を1周期休んでいるとすぐに回復される方で、今回はお休み後のホルモン値は、
FSH8.ちょいmlU/ml 発育開始している卵のありかを示すエストロゲンE2は27ちょいpg/ml。なかなかいい数字です。

鍼灸を続けられていると、卵巣機能が長持ちして採卵が続けられる方が多いです。

あとは採卵の際に、質の良い卵に巡り合えれば、です。
さらにいえば、男性の精子の質も重要です。

『受精卵』は卵と精子が受精した後の胚になります。
質をよくするのであれば、男性の精子の質の改善も重要です。

精液所見が優れていなければ、奥様の治療のほかご主人の鍼灸治療をおすすめします。(精液所見が非常に優れていれば、とりあえずは鍼灸はしなくても良いと考えます)

精子も歳をとる(老化する)

しかしながら、運動率と数(精液濃度)のみでは精子の質はわかりません。精子にも卵子と同じく染色体があり、年齢とともに劣化している可能性があるからです。

ただし、鍼灸を行うと精子の運動率が改善したり、数が増えることがあるので、鍼灸は精子の質も改善している可能性があります。

実際に、夫婦ともども鍼灸を行っている方は、良い胚になったり妊娠する方が多い印象があります。

10月4日(土)は、第20回日本鍼灸師会全国大会で講演してきました

激動は10月まで続いておりました。

10月4日(土)は、つくば国際会議場で開催された第20回日本鍼灸師会全国大会に参加してきました。

参加とは言え、不妊鍼灸についての講演を90分も依頼されておりました。名誉なことだと思っております。

写真は、中村聡・日本鍼灸師会会長のご挨拶です。

同じ会場で講演をさせていただきました。

演題は、『不妊鍼灸の手技の国内標準化を目指して』

様々な鍼灸の流儀があり、また不妊症への鍼灸治療法も様々あります。

現段階で一定の効果が認められるものについて公開して、広く行っていただいてデータを集め、やがて世界に文献として発信していきたい、という内容でした。

私が会長を拝命している一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)では、過去これまでに効果的な不妊症への鍼灸手技を会員間で共有し、また公開講座などで会員外へも広めてきました。

まずシンプルに、鍼や灸、世界的に鍼の補助に使われている低周波通電気くらいで、このような効果がありました、という少ないながら私の研究を示しました。

今現在はレーザーも使っているため、レーザー導入前のデータを提示しました。今後レーザーを使っての結果と比し、また私以外のJISRAM会員のデータも比べ、やがてレーザーを併用した治療法が『標準治療』になるかもしれません。

実技も披露しました(^^♪

与えられた時間は90分。なかなか長いです。

標準治療としてJISRAMで推奨している3つの刺鍼手技を披露しました。

 

9月28日(日) 一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)総会・東京研修

9月激動の〆は、28日(日)の生殖鍼灸、とりわけ不妊症に特化した鍼灸研究会JISRAMの総会と東京研修でした。

私、この会長を仰せつかっております(;^ω^)

総会では、2024年度事業と財務の報告、新年度である2025年度の運営方針を会員へ示し、事業計画と予算案を諮り、問題なく承認いただき総会を終了できました。

その後は研修となります。

会員データを集積した研究の中間報告

会員から募集した多くのデータを、新潟医療福祉大学准教授の金子聡一郎先生に解析していただき、中間報告をいただきました。

反復着床障害では鍼灸の有効が示されていた

3回以上良好胚を移植しても妊娠できなかった多数の症例に対し、鍼灸を行ったところ6割の方が胎嚢確認以上の臨床的妊娠をされた、ということでした。

データの多くは、採卵前から鍼灸を行っていたため、胚の質が改善したとも考えられます。

JISRAMでは、採卵成績の改善(採卵数の増加、採卵して受精した胚の質の改善)を目的とした鍼灸の手技を共有しています。

その手法を『(現段階での)標準治療』として、国内へ普及していきます。

 

その標準治療の会得と確認

会員へ標準治療である陰部神経刺鍼鍼通電法と、中リョウ穴刺鍼法を指導する、名古屋・明生鍼灸院の木津副院長。

木津先生は俵IVFクリニックで胚移植を行う患者さんへ鍼灸を行っており、また国内でも最も古くから不妊症へ鍼灸を研究している方でもあります。

私も、木津先生から不妊鍼灸の多くの技術を学びました。

終わって記念撮影

金子准教授、木津先生、皆さんで記念撮影です。南は鹿児島、北は仙台。みなさん良く集まってくださいました。

 

その後はお楽しみ懇親会へ

その後は、東京駅八重洲近くで懇親会。

みなさん生き生きしています(^^♪

日本不妊カウンセリング学会 第56回認定カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座で講演しました

去る9月21日(日)に、東京・日本橋でNPO法人日本不妊カウンセリング学会 第56回認定カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座にて、講演をさせていただきました。

演題は「生殖鍼灸における鍼灸の役割」

持ち時間は1時間。会場講演とリモート参加(アーカイブあり)のハイブリッド開催で、参加者は約700名ということでした。

聴講者は、認定カウンセラーや体外受精コーディネーターを目指す看護師さん、胚培養士さん、鍼灸師や薬剤師、医師の皆さまでした。

お話しした内容は、生殖医療に対して鍼灸が貢献できる内容やチーム医療を目指した鍼灸師の指導について。

特に生殖医療を実践しているクリニックの皆様に、鍼灸を紹介する、という内容でした。

なかなか採卵の成績がふるわない。そんな時は鍼灸を併用してはどうでしょうか。今行っている先生方の治療を邪魔せず、アド・オンできる治療が鍼灸です、みたいな話。

良い注射薬。高価な薬を使っていても、患者さんが疲弊していては良い効果が出にくいと思います。

そんな時は鍼灸を試していただきたいと思います。

座長は盟友の徐大兼先生(東京・アキュラ鍼灸院)

もともと講師の話を持ってきてくださったのは、東京・青山で古くから不妊症を扱っているアキュラ鍼灸院の徐大兼先生。

日本鍼灸師会の青年部時代からのお付き合いで、もう20年近くの交流がある盟友です。

このような学会で講演できたことは大変な名誉です。徐先生には大変感謝しております。

私の講演の次は富山県立中央病院の谷村悟医師による、『帝王切開子宮瘢痕症(CSDi)について』でした。

そのアーカイブを見させていただきましたが、『私の前の鍼灸の話、すごく面白かったですね』と言っていただいておりました(^^♪ちょっと嬉しかったです。

この次の週は、私が会長を務める一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)の2025年度総会と東京研修でした。

さらに翌週10月4日・5日は、つくば国際会議場で開催される第20回(公社)日本鍼灸師会全国大会での講演がありまして・・・。

バタバタですね(;^ω^)

赤ちゃん来訪!

9月は自然妊娠が2名。

お1人は、続発性不妊でいわゆる2人目不妊。

1人目の時人工授精をしていましたが妊娠せず、頑張って鍼灸治療をしていたら自然妊娠。しかしすぐに流産。

翌月、またも自然妊娠し、今度は月満ちて無事出産。

1人目を出産して、しばらくしてから2人目を希望して来院。
今回は手こずって、7ケ月かかって自然妊娠し、無事心拍確認され順調に経過しています。

 

2人目の方は、原発性不妊つまり1人目不妊。

人工授精しましたが妊娠せず、頑張って鍼灸を続けたら5ケ月で自然妊娠されました。40歳近い年齢でしたので、ほんとに良かったです。

 

7月末には、赤ちゃんを見せに来てくれた方がおりました。

排卵障害があり、鍼灸を行いながら専門医ではカウフマン療法を行い、自然に排卵するようになり、自然妊娠されました。

それにしても、写真をAI処理すると私は爺さんなんですねぇ(;^ω^)

2025年の講演予定

今年は下記のような講演予定となっております。

私を講師にお声がけくださいました皆様、大変感謝いたします。

 

2025年

8月3日(日) 長野県 工(たくみ)塾

演題『不妊鍼灸のイロハ 女性不妊・男性不妊の初歩から応用まで』

9月21日(日)日本不妊カウンセリング学会 第56回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座

演題『生殖医療における鍼灸の役割』

10月4日(土)
第20回(公社)日本鍼灸師会全国大会茨城大会

教育講演
『不妊鍼灸の手技の国内標準化を目指して』

大きな学会、大学教授や超有名な不妊治療専門クリニックの医師たちが登壇するような不妊カウンセラー・体外受精コーディネーターの養成講座で講師を務めさせていただくことになりました。

大変な光栄ですが、多(他)職種の皆様方に不妊症領域での鍼灸をしっかりお伝えできるよう、頑張って務めさせていただきます。

 

日本東洋医学会福島県部会で教育講演を行いました

激動の6月。。。でした。

6月28日は、盛岡で日本鍼灸師会東北ブロック会議に出席。
翌日も昼直前まで会議出席し、12時17分の新幹線で福島へ。

福島駅からタクシーで福島医大へ。

日本東洋医学会福島県部会で教育講演を行いました

福島医大の中にあるM&A薬局・光が丘鍼灸院の会議室で日本東洋医学会福島県部会の学術総会に参加し、教育講演で当院の不妊治療について1時間講演させていただきました。

多くの医師に聴講いただきましたが、とてもありがたい機会でした。

会場参加は30名弱でしたが、オンラインでは120名以上参加があったということでした。

鍼灸により採卵し受精した胚の質が向上する

当院の女性不妊では、例えば体外受精での採卵後、移植可能になる胚が増えることを過去のデータで示し、

鍼灸により、精液の濃度(数)が改善し運動率が向上する

男性不妊では、当院の鍼灸治療により精子の数や精子の運動率が改善することを示しました。

発表後、JA福島厚生連 白河厚生総合病院の石橋真輝帆医師からご質問をいただき、講演後もPCOSなどでいろいろ教えていただきました。

とても貴重な学びの場となりました。