「研究会・勉強会・研修会参加」カテゴリーアーカイブ

日曜日は福島県鍼灸師会 夏季学術講習会でした

7月28日(日)は、午前中診療いたします。
(前日までのご予約をお願いいたします。)

8月の診療案内
https://sanpei89in.com/blog/?p=4552
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7月20日の土曜日は激動でした(;^ω^)

医大の鍼灸院・光が丘鍼灸院の完成内覧会のあとは、治療院に戻って数人治療し、夜は郡山に行って21日日曜日の講習会の講師・山中克郎先生の歓迎会に出席しました。

山中克郎先生 → 医療名探偵・攻める問診 との異名を持つ総合診療の先生です。

前会長の中沢良平先生、益子勝良学術部長、三村聡学術副部長と私の5人で山中先生の歓迎会を開催したのでした。

翌日のビッグアイでの夏季学術講習会・特別講演1

以下、Facebookからの転載(;^ω^)
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昨日は、福島県鍼灸師会の夏季学術講習会でした。

目玉講義では、『診療を愉しむ・攻める問診』で、諏訪中央病院の山中克郎先生に、特別講演1にご登壇いただきました。

山中先生は前任の会津医療センター総合内科学講座教授時代には、会津医療センターの鍼灸師研修制度に深く携わられ、非薬物治療としての鍼灸を非常に高く評価されております。

今後、わが福島県鍼灸師会では『鍼灸師が遭遇しやすい疾患、症状』について、5年間毎年ご講義をいただくことになっております。できれば10年くらいお願いしたいところです。

遠路からの講師ご登壇でしたが、前夜の役員との会食にもお付き合いいただき、楽しいひと時を持たせていただきました。

共通の知り合いということで、医はき師・てらぽんこと寺澤先生の話題も出ました(^^♪

 

 

第2講座は、特別講演2
講師は会津医療センター 加用拓己先生

夏季学術講習会での特別講演2は、会津医療センター附属研究所漢方医学研究室の加用拓己先生でした。

演題は『緩和ケアと鍼灸』でした。

緩和ケアでの鍼灸の安全性とエビデンスを示され、また診療ガイドラインでの推奨や、アメリカ・がんセンターでの鍼灸の利用度を紹介されました。

実技はビデオで紹介され、中医弁証や手技についても見させていただきました。

当日に、『アーカイブOK』となり、この日の3講座すべてアーカイブ付きとなりました。

第73回全日本鍼灸学会宮城大会では、統計のセッションも担当されました。

わが福鍼会でも、PubMedやコクランなどのレビューの読み方など、今後数回登壇いただこうと思います。

第3講座は、わが福島県鍼灸師会 学術副部長の三村聡先生
演題は、使わなきゃ損!?
リニューアルした『日本鍼灸師会Eラーニング制度(NELS)』について

昨日の夏季学術講習会での最後の講演は、わが福鍼会の学術部副部長の三村聡先生でした。

演題は、使わなきゃ損!?
リニューアルした『日本鍼灸師会Eラーニング制度(NELS)』について でした。

日鍼会会員であれば、また学生、教員、卒後3年以内の鍼灸師での日鍼会準会員あれば使える日鍼会E-ラーニングシステム(NELS)の解説と、鍼灸臨床クイズで会場は大変盛り上がりました。

しかし、若手の先生は講演でも素晴らしアイディアを持っておられ、世代の違いを感じました。

福鍼会の将来は明るいですよぉ~~(^^

講習会後は、皆さんで暑気払いでした(^^♪
梅雨明けにビールが旨い♪

パーキンソン病と鍼灸 アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症にも

去る7月7日(日)全日本鍼灸学会東北支部の研修会で、盛岡に行ってきました。

受講した講座は、3つ。

「高齢化社会における口腔と嚥下の話し」
講師:はら歯科口腔外科・嚥下 曽根田駅前 院長 原 純一 先生

歯科医療としては、80歳で20本の自分の歯を、という8020(はちまるにいまる)運動というのがありました。

入れ歯ではない、自身の歯でおいしく食べるというものでしたが、超高齢化時代になると高齢者、特に寝たきりに近い高齢者が歯を磨くという大変な問題に直面するそうです。

嚥下機能も歳とともに衰えますから、口腔の衛生は本当に大切な問題と思いました。

左から2枚目が原先生です。

前夜の会食時に、写真を撮らせていただきました。

 

「パーキンソン病と鍼灸」
講師:新潟医療福祉大学鍼灸健康学科 教授 江川雅人 先生

高齢化社会になると増えてくる神経難病。特にパーキンソン病のお話でした。

鍼灸は、パーキンソン病特有の『筋強直』、『振戦』、『抑うつ症状』に特に有効である、ということでした。

大脳の黒質細胞にレビー小体というαシヌクレインという病的タンパク質の塊が蓄積するのがパーキンソン病であり、病的な『筋強直』、『振戦』、『抑うつ症状』の改善のほか、鍼灸は睡眠の質を改善することから、グリンパティックシステムを発動して、脳の代謝を高めて予防する可能性についてお話しいただきました。

ただしパーキンソン病が治るわけではなく、鍼灸は進行をゆっくりと遅らせ、日常生活を楽にする、というくらいの効果です。

しかし、パーキンソン病と診断される前から鍼灸治療を健康維持のために受けていると、パーキンソン病の予防になるのではないかと思いました。

なお、グリンパティックシステムが鍼灸で発動しやすくなるのであれば、アルツハイマー型認知症(アミロイドβという病的タンパク質が大脳皮質に蓄積して発病)、レビー小体型認知症(αシヌクレインという病的タンパク質が大脳皮質に蓄積して発病)など、鍼灸で予防できる可能性があります。

神経難病の予防に鍼灸を

鍼灸は脳内のドーパミンやセロトニンを増やすことがわかっています。また脳の血行も改善します。

脳内の掃除を行う、脳内リンパの流れ(グリンパティックシステム)を改善し、神経難病の予防治療が、これから注目されそうです。

 

全日本鍼灸学会東北支部の仲間(学術委員)と

5月の全日本鍼灸学会総会で、私・三瓶は全日本鍼灸学会理事・東北支部長に選任いただきました。

東北支部学術委員の皆さんと、東北支部の鍼灸学術を盛り立てていきたいと思います。

昨日は日本東洋医学会 福島県部会総会へ

昨日は午前中、早い時間だけ診療し、弟子の赤田山はり・きゅうマッサージ接骨院の髙橋吉明先生(鍼灸師)、加洋子先生(柔道整復師)を乗せて郡山へ。

郡山市医療介護病院で開催の、令和6年度日本東洋医学会福島県部会の学術総会に出席しました。

日本東洋医学会はそもそも漢方を扱う医師の学会ですが、鍼灸師の会員になれます。私も会員です。

この日は鍼灸での症例発表を会津医療センターの鈴木雅雄先生と一緒に、私も行いました。

また鍼灸に興味がある医師が大変多く、医師に鍼の打ち方を教える入門セミナーもありました。

よほど鍼灸に興味がある医師が多かったと見えてか、大変な大賑わいでした。

時代が変わったなぁ、と思いつつ。福島県内の鍼灸はずっとよくなるでしょう。

8月1日には、福島市の福島医大本部の中に、会津医療センター附属の鍼灸院がオープンします。

県立の鍼灸院です。びっくりですね。

6月30日(日)午後は、男性不妊の症例発表で日本東洋医学会福島県部会 学術総会へ

7月の診療案内 →

5月・6月・7月は学会と研修が重なって大忙しです。

今週末6月30日(日)は、郡山市での日本東洋医学会福島県部会の学術集会に参加します。

日本東洋医学会はそもそも漢方を扱う医師の学会です。

会津医療センターの、三潴忠道・元教授、鈴木雅雄教授の長年のお骨折りで、我々鍼灸師にもお声がかかるようになりました。

毎年、鍼灸のセッションを入れたいという安斎会長(福島市・安斎外科胃腸科医院)、佐藤事務局長(福島市・天神橋クリニック)の要望もあり、この度郡山で開催される学術総会で団sネイ不妊の鍼灸の効果を1例報告ですが、やらせていただくことになりました。

下の画像ですが、発表のスライドの最後の考察のものです。

健康な200カップルの累積妊娠率を追ったものですが、ほとんどのカップルは6ヶ月で妊娠をされるようです。

しかしなかなかな妊娠しないカップルがあり、そこは男女ともに原因はあると思いますが、男性の要因が大きいのではないかと思っています。

これも考察のスライドです。

聖マリアンナ医科大学時代の岩本教授(現・国際医療福祉大李プロダクションセンター教授)の、厚生労働省の委託研究で、『すでに子がいるカップルの夫の精液所見は?』という研究でした。

日本人の正常な精液濃度は、1ミリリットルあたり5,000万匹とか言われていますが、実際に子がいる方の場合は1ミリリットルあたり1億2千万匹いることが分かりました。

また画像下部に書いてますが、岩本教授の別の研究で、未婚の妊娠を問わない18歳から24歳の227名の平均では、1ミリリットル当たり6,800万匹だったそうです。

精子の数は多ければ多いほど妊娠しやすく、それは岩本教授の研究に出ているのだと思います。

また妊娠しにくいカップルの中には、1ミリリットル当たり6,800万を引き下げる少ない精子の方もいらっしゃるでしょう。

当方の、1例報告での精液所見の推移です。

中途半端に良くない精液所見の方が90日程度週に2回治療して驚くような改善をしています。

全く精子がいないなどの場合は手術で精子を見つけて体外受精などありますが、少ない精子を増やす、運動率を改善するなどということは、今の医療ではなかなか難しいのです。

男性不妊には、鍼灸を絶対おすすめします。

また、医師に褒められるほど優秀なら別ですが、奥さまが不妊治療を受けられているなら、ご主人もぜひ当院の鍼灸治療をぜひ受けてください。

原因不明の不妊を考える 男性因子は??

一昨年書いた記事。

原因不明不妊にも原因?要因がある、男性因子編です。

不妊症の約半分の原因は男性にあることは周知のことと思います。

そこで『男性不妊』の基準を挙げてみたいと思います。

WHO(世界保健機構)で、『これ以下だったら自然妊娠はまず不可能』という、最低基準が昨年改訂されました。

今まで広く全世界で使われていた基準は2010年版で、最新版は2021年版。

なぜに、精液の基準がこれくらいの数値ですよ、という由来は、過去の記事で書いています

WHO精液基準2010年版と、2021年版の比較は下のスライドとなります。あまり変わってはいません。

当院で挙児を望む患者さん(多くは女性)の初診時に、ご主人の精液所見について尋ねると、ほとんどの方は『医師に大丈夫と言われました』とか、『ちょっと少ないかもと言われた』とかあまり正確に答えられない方がほとんどです。

実際に妊娠したカップルの男性の精液所見はどうなっているかという調査報告があります。

聖マリアンナ医科大学の岩本教授(現・国際医療福祉大学教授)の調査報告では、全体で1ミリリットル中の精子は平均1億匹、運動率も56%くらいであったということです。

しかも、精液濃度の中央値は8200万匹だったそうです。WHOの基準ですと1500万とか1600万ですが。

いかがでしょうか?

WHOの精液基準を満たしているからと言って、全く安心できないことがわかると思います。

精液所見が低ければ、妊娠に至るまでの期間が長くかかることが大いにあり得ます。

当院では事前に検査した精液測定の数値を確認し、必要があれば当院へ持ち込んでいただいた精液を再測定しています。

卵子を調べることは大変ですが、射精した精子を測定することは鍼灸院レベルでも可能です。

また当院では男性不妊の鍼灸治療を行ってます。

昨日は夜にネット・セミナーを開催しました。

昨日は診療が終わって21時から、世界最高品質のハリを作っている株式会社セイリンさん主催のネット・セミナーの講師を務めました。

セミナーとは言え、いよいよ今月末に迫ってきた学会の宣伝のためのセミナーでした(^^)

仲間たちと三年にわたって準備して来た第73回全日本鍼灸学会宮城大会です。

大会実行委員長と言う、身分不相応の大役を預かり、この三年は家族やいろいろ犠牲にして来ました。

鍼灸師だったオヤジも、息子がこんな事していると知ったらさぞかし誇りに思ってくれたのではないかと思います。

実質2日間の学会ですが、講演、シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップ、実技セミナーなど48のセッションのがあり、1つのセッションに複数の講演があるものが多いでから、

数えたら90以上の講演がありました。

実は私もこの学会で講演します。

学会までにスライド作らないとね(^^)

多嚢胞性卵巣の不妊について


7月17日のオンライン不妊症セミナーにお話しする内容は、ざっと下記の通りです。

福島医大の産科婦人科学講座の講師で、生殖内分泌が専門の山口明子先生が講演第一部。

私は講演第二・三部の2コマ180分でした。

多嚢胞性卵巣の方は非常に多く、しかし、厳密には医師側の診断基準を満たさないボーダーの方も多い。

クロミッドで卵が育ち、排卵していたが、だんだん卵が育たなくなってきた、と言う方が良く鍼灸に来ます。

以下、長いですがご一読ください。

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ある患者さんの話。

多嚢胞性卵巣(PCO)のある方です。

クロミッド1錠で卵胞発育が見られましたが、だんだんと発育しなくなり、やがて2錠に増えました。

それでも妊娠せず、クロミッド2錠に増えました。

だんだんそれでも発育卵胞が見られなくなり、やがて注射での排卵誘発になり、それでも妊娠しないので当院に来院されました。

こういう患者さんが鍼灸院にはよく来院されます。

しばらく(3~5ヶ月)鍼灸単独で治療を続けていると、自然に排卵したりするようになります。

本日は1月12日(水)。

昨年5月より多嚢胞性卵巣による不妊で鍼灸治療で来院されていた方がいまして、この方もこのパターンでした。

しばらく鍼灸をつづけて昨年末に、いつも大変お世話になっている那須塩原市の石塚産婦人科様へ紹介させていただきました。

今回の診察では、クロミッド1錠でしっかり卵胞発育があり、ちゃんと自発的に排卵していたそうでした。

やるね鍼灸!(^^)/

 

 

さて、

昨年(令和3年・2021年)12月26日に私が会長を務める一般社団法人福島県鍼灸師会の冬季学術講習会で講演した内容の要旨を掲載します。

多嚢胞性卵巣では、ざっと下記のような問題を抱えて鍼灸院に来院するケースが目立ちます。

 

経口薬が効かないなら注射で排卵誘発すればいいじゃん!となるわけですが、そうすると今度は多数の卵胞が発育してしまう危険があります。

何が危険というと、まず多数の卵胞が発育して排卵すると、通常1つの卵子が受精して1人の赤ちゃんが育つのですが、多数の卵子が受精生する多胎(たたい)妊娠になる可能性があるのです。

双胎=2人=双子までならば正常に出産し、赤ちゃんが正常に育って行くことが多いですが(それでも高齢妊娠だと難しいことがあります)、品胎(3人妊娠)以上になると、非常に危険な妊娠になります。

ゆえに、多数の卵胞が育つと、その周期は妊娠しないように避妊や性行は中止、積極的な治療は中止となります。

また卵巣過剰刺激症候群(OHSS)となり、血栓症が起こりやすくなったり、非常に危険があります。

刺激が少ないと卵胞が育たず、刺激が強いと多数の卵胞が育つというのが多嚢胞性卵巣(PCO)の特徴です。

クロミッドなど薬に慣れてしまって、錠数が多くなったり注射に移行したようなケースの場合、鍼灸治療をしばらく続けると、また弱い刺激でも卵胞が育つようになります。

ヨーロッパやアメリカなどと違い、日本人などアジア人種でのPCOは少し発症のメカニズムが違い。欧米に多い男性化は少なく、むしろ体重やBMIが正常な方が多いようです。

男性化=高アンドロゲン状態よりも、隠れ糖尿病などインスリン抵抗性体質による、高LH(黄体形成ホルモン)状態の方に問題があって、中途半端な発育卵胞(FSH=卵胞刺激ホルモン依存性ではなく、LH依存性の初期の発育卵胞)が多数育ってしまいます。

 

 

脳下垂体からは、卵を作る時期にはFSH(卵胞を作らせるための『卵巣刺激ホルモン』)が多量に出て、卵が出来ると排卵させるためにLHホルモン(黄体形成ホルモン)の急激な放出(LHサージ)が起こります。

これは脳下垂体より上位の視床(間脳)からのGnRH(性腺刺激ホルモン=ゴナドトロピン放出ホルモン)のパルス分泌の速さなどのリズムで決まります。

 

鍼灸は、子宮や卵巣の血行を改善するだけではなく、脳に働きかけてさまざまなホルモンや物質を分泌させる働きがあります。

ちょうど昨日はNHKで鍼灸を含む東洋医学をテーマにした番組が放映されました。その中でも鍼灸が脳内に効果を表すシーンがありました。

『心地よい』日本式の鍼灸は、脳の報酬系を賦活させて痛みなどの症状を緩和させているだろう、と、スウェーデンのトーマス・ルンデバーグ博士が2006年の京都の国際学会で発表しています。トーマス・ルンデバーグ博士はノーベル医学生理学賞の選考委員会のあるカロリンスカ研究所の研究者です。

ついでに言うと、カロリンスカ研究所とは名前は研究所ですが世界最大の医科大学だそうです。

鍼灸で脳内の報酬系、たとえば報酬系で代表的な物質は『幸せホルモン』と言われているセロトニンや、よく知られたドーパミンがあります。

これらのホルモンが鍼灸によって変化することが世界中の論文で証明されています。上のスライド画像がそうです。

赤いマーキングは日本の福田文彦先生の研究です。

上の写真の、真ん中の方が福田文彦先生です。

右は私(三瓶)ですが、左の方は精神科医の山田朋樹先生。
山田先生は横浜市立大救急救命センターで長らく救急医として活躍されていました。
参考URLhttps://www.tbs.co.jp/houtama/last/071216.html

救急救命センターに運ばれる救急患者には自殺未遂の方が多いそうです。山田先生は自殺=希死念慮の研究で有名な方で、うつ病の専門医です。

脳の研究をしている福田先生、うつ病専門医の山田先生は、和福島県鍼灸師会の創立70周年の際に、講演をお願いし、終了後に三人で郡山駅のなかにある『もりっしゅ』で懇親会二次会を楽しんだのでした。

自然に鍼灸や精神科医療へ話が移るのですが、鍼灸は心療内科領域に非常に効果がある、という内容の話をしていました。

実際にセロトニンやドーパミンを誘導するにはかなり刺激の強い『痛い』鍼刺激が必要だったりしますが、それは単発での刺激で、数カ月も鍼灸を続ける場合は、やはり『心地よい』日本式の鍼灸が必要だろうと思います。

そこで当院の出番です。

なにしろ、講師の鍼灸治療ですから。

心地よい鍼灸、非常に大切です。当院で一番大切にしているところです。

当院の発祥は約70年前。

上の写真でだいたい50年くらい前のものです。

当事は温泉マッサージから始まっての鍼灸院でした。つまり心地よい、気持ち良い、という治療をモットーにしていたのです。

経絡治療のようでそうでなく、盲目の鍼灸師でしたが非常に治る患者が多かった。盲目の父の治療を、幼少のころから私は手伝ったりしていました。

往診は、父の手を引いて患者さんの家まで歩きました。患者さんの顔色や吐しゃ物の色を教えたり、そんな手伝いでした。

子供ながらに、病人を治す父を見て育ちましたから自然に跡を継ぐ決心をしたんだと思います。

PCOを含め、不妊治療では下記のスライドのようなスタンスで鍼灸を行っています。

鍼灸は非常に不妊に効果があります。しかし、薬のような確実性は少ないように思います。

鍼灸治療を継続することで、当初効果があった薬が効きにくくなってきたような場合、鍼灸によって回復したりします。その時期を見計らってまた専門医での治療を再開したり、そういった方向で治療をしていきます。

PCOについての当院での対応です。

体質をおおざっぱですが2つに分け、それぞれの治療を行いながら体外受精などでの採卵成績を改善するエビデンスのある陰部神経刺鍼を行ってパルス通電するなどの治療を行い、良い成績を得ています。

多嚢胞性卵巣(PCO,PCOS)の方は、ぜひご相談ください。

https://www.sanpei89in.com/tex/funin0.html

日曜日は、鍼灸師会の総会と講習会

4月28日(日)朝8時~正午まで診療します。

4月29日(月)郡山シティーマラソン大会ボランティア参加のため休診となります。

令和6年 5月・GWの診療案内 https://sanpei89in.com/blog/?p=4346

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4月21日の日曜日は私が会長を務める福島県鍼灸師会の総会でした。

午前中に総会を行いました。会長が議長を務めるので、私が議長に。

午後の講習会が始まる前に、1年間しっかり研修を受けた会員の方へ、公益財団法人 東洋療法研修試験財団の生涯研修修了証、同理事長表彰、福島県鍼灸師会会長表彰を行いました。

午後からは療養費の研修会と、美容鍼の講習会を開催しました。

講師は、『ハリウッドスタイル・上田式美容鍼』の上田隆勇先生。Youtubeでも超有名な先生です。https://www.youtube.com/watch?v=0SsYnJR_FHQ

講習会では毎度おなじみの盲導犬。 これでもお仕事中です(^^♪

講習会が終わってからは、皆さんで講師の上田先生を囲み懇親会を。

やはり飲み会は楽しいですね。

次は4月29日の月曜日、郡山シティーマラソン大会へボランティア参加です(^^♪