「不妊症・子宝治療」カテゴリーアーカイブ

ブログ引越しまして第1号日記 当院の基本治療

最新の診療・休診情報

アメブロより引っ越して出戻り第1号の日記になります。

12月に2つのセミナーの講師を務めることはアメブロで書いた通りですが、1つのセミナーは完全リモート講義。。。

もう一つもコロナ次第ではリモートのみになることも考えないとです。

座学だけならいいのですが、問題は実技披露があることで。

通常の会場開催ならば、参加者からモデルさんを募れば実技披露が出来ます。

リモートの場合は、特に急にリモートになった場合はモデルさんの確保が大変です。

急にモデルさんを募集して集まるほど、世の中ヒマ人ばかりではありませんから。

てなわけで、事前に実技をビデオ撮りして、講義ではそのビデオを放映するスタイルで流すことにしました。

12月12日(日)大阪府鍼灸マッサージ師会さんの『鍼灸師のための周産期ケア講座』

12月26日(日)福島県鍼灸師会冬季学術講習会『挙児希望の多嚢胞性卵巣(PCO)の方への鍼灸対応』

足や腰の基礎治療などほとんど変わらず、こりゃ療法参加した方がいたら、手抜きに見えるだろうと(;^ω^)

とりあえず、

当院の治療では、不妊症のみならずすべての治療でこの首の凝りをよ~く和らげます。

首肩の凝りは、負のスパイラルに陥っている脳の血行を大きく改善し、女性にあってはGnRH~FSH・LHホルモンの一連の性ホルモンの働きをスムーズにします。

このあたりは当院ではほとんどの患者さんに共通の治療です。

録画したビデオを連結し、字幕を入れたり・・・

ヒマを見て頑張っております(笑)

 

自宅灸で冷え退治+妊娠体質、安産体質へ

今年もあとわずかで12月になります。毎日冷えるようになりましたね。

冷えと不妊は、実はあまり関係ない?という論文があります、が、関係ある、という論文もあります。

どっちなんだい?(;^_^A ですね。

当院では、やはり冷えが不妊に原因となっているかな?と思われる方、原因不明の流産を繰り返す方には自宅での灸をすすめています。追加料金はありません。

今月は、流産を繰り返し、40歳になったかたが鍼灸と自宅灸を続け、無事心拍確認になりました。しかも自然妊娠で双子ちゃんだとか!

12月末までに初診で来院した方で、希望者には毎回自宅灸のツボ指導とお灸8個を毎回無料で差し上げます。

ご来院前のご予約、お問い合わせは、
白河市 三瓶鍼療院 電話0248-27-1846
http://www.sanpei89in.com/

 

原坊の朝顔の種

明日午後から、講演で佐賀に行きますが、聴講のみなさまへお土産を用意しました(^^)/

毎度変わり映えしませんが(;^_^A

原坊の朝顔の種、です。種は昨年のもので、40代の妊娠出産の方が多かったので、なかなか運も強力な種になっております。

見知らぬ土地に行くのはワクワクしますね!

 

JISRAMのパンフレット

不妊症治療を一生懸命研究している仲間と、震災後に不妊鍼灸ネットワークを作りました。

全国各地で、やはり真面目に一生懸命研究している仲間を集め、だんだんその会も大きくなって行きました。

やがてその会は、一般社団法人の法人格を取得して、ますます発展しています。

ぜひ当院玄関にあるパンフレットをご覧ください。

一般社団法人JISRAM http://jisram.com/
※JISRAMは、日本生殖鍼灸標準化機関の英名の略です。

下記はJISRAMまでの道のりを書いてPDFにしてみました(2ページ)

http://www.sanpei89in.com/diary/img/2017/11/about_JISRAM.pdf

当院では不妊、妊活治療を行っております。
三瓶鍼療院 → http://www.sanpei89in.com/

日鍼会大会 大阪大会へ参加しました3

日鍼会大会二日目。

昨日は大会の懇親会と、青年部の懇親会に参加しただけでホテルに戻っておとなしく寝ました。

40代だったころは朝まで仲間と飲んで歩いていたりしましたが、そろそろトシを考えるようになってしまいました。。

2日目は盟友が講師を務める講座が2つありまして、1つは、もう20年来の付き合いになる京都のなかむら第二針療所の中村和則先生の講座。不妊について、です。

あるプロトコールで一定期間鍼灸とレーザーを行うと、卵子の成長に改善効果があり、胚盤胞の獲得率が2倍になるというものでした。

この発表は3月のレーザーリプロダクション学会でも発表され、生殖医療の専門医でも大変な注目を浴びました。

PGS(着床前スクリーニング)を行った胚移植では、通常着床率は通常60%程度という事ですが、鍼灸介入後では92%に上がったこともデータで提示されました。

胚に異常がない場合の、純粋な着床障害に鍼灸は非常に有効であるという事です。

この卵巣改善の治療、着床改善の治療については、JISRAMの会員であれば技術を共有していて、もちろん当院でも行っています。

もう一つ。
東京渋谷で開業しているアキュラ鍼灸院の徐大兼先生。この先生とも17~8年くらいのお付き合いになるでしょうか。日鍼会本部の青年部の時からですから、長いです。

今をさかのぼる4年前の5月には、前述の中村先生、徐先生など不妊鍼灸ネットワーク時代に、当院で全国から会員の先生を迎えて研修をしたこともあります。
その時のブログ↓
http://sanpei89.rakusaba.jp/diary/diary.cgi?no=984

徐先生からは、治療院の患者さんへのホスピタリティについてお話しいただきました。

アメリカのビジネススクール(南カリフォルニア大学)を卒業されて、何事にも非常にスマートな徐先生らしい、鍼灸院を企業体としてとらえた内容で、とても勉強になりました。

この2講座は満員御礼でした。しかも前の席から埋まってい行くという怪現象(笑) 人気の2講座でした。

つづいで、ぐっと渋い、療養費の講座。

講師は厚生労働省保健局医療課 保健医療企画調査室長の矢田貝さん。

鍼灸では条件さえ合えば保険で治療を受けることができます。その条件とは、慢性の痛みを主とする疾患で限られた7疾患(腰痛や膝痛とか)で、主治医が適当な治療法がなくて鍼灸に同意した場合、に限られます。

つまり、主治医がサジを投げた痛みの疾患について、保険を使える場合がある、というものです。

ところが時に新聞を賑わす柔道整復師(接骨院)による不正請求事件などが後を絶えず、もっとも鍼灸でも不正請求事件がたまにありますが。

この対策として、地方厚生局が治療院を監督できる療養費の支払いについて受領委任払い制度に平成30年度から移行します。

当院では療養費(保険診療)の扱いは全くありませんし、今後も100%取り扱わない方針ですが、県の鍼灸師会長という立場で受講してきました。

前日の自民党・片山さつき議員の講座では、自民党の政策集(J-ファイル)に鍼灸を普及する政策が収載された話がありました。健康長寿を国の政策として進めることは、年金の受給開始をさらに遅らせる意図があるかもしれませんが、少なくとも鍼灸の効果が改めて国に認めていただいた事になります。

保険診療ではなく、自分のお金で鍼灸をもっと受けて、自分の健康は自分で確保してくださいね、という事なのでしょう。

赤ちゃんいらっしゃい(*^_^*)

本日、生まれたお子さんを連れてご挨拶にいらっしゃったお母さんが来院されました。

当院では妊活・不妊治療に来院される方が多くいらっしゃいますが、このお母さん、来院時はすでに基礎体温も高温期に入っていて、一週間後に治療に来院した時も高温期。

さらに一週間後に来院した時も高温期。あれ?

そうです。来院時にすでに着床していたかどうか?だったんですね。

ごくたまに、このような方がいらっしゃいます。

不妊治療は、運も偶然も強く関わります。そのような理由から、当院では不妊治療での鍼灸の効果は月経を挟んで最低5回以上継続した症例だけ有効とカウントしています。

それにしても、今日のお子さんは目がくりっとしていて、利発そうに思いました。

Kさん、将来楽しみですね(*^_^*)

当院では、鍼灸による妊活、不妊治療を行っております。ぜひご相談ください。
三瓶鍼療院 → http://www.sanpei89in.com/

 

JISRAM東京研修 その5

毎度拙文にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

一度に書くと大変な量となりますので、分割してのJISRAM東京研修のレポートとなります。

最後の講座は、古典医学研究家の槇佐知子先生による、『医心方』の生殖医療分野の解説でした。

医心方は、中国・唐の時代に存在した膨大な医学書から、平安時代の鍼博士である丹波康頼が284編?の引用をしてまとめ上げた日本最古の医学書で、1984年に国宝に指定されました。

古代の中国に存在した膨大な医学書の重要部分を引用して作った日本最古の医学全書とはいえ、引用元の文献も中国歴史上の政権交代、戦乱などによりほとんど残っておらず、世界的にも大変貴重な歴史的医学書となります。

医学も現在の科学の一分野ではなく、呪術や迷信、宗教観の色濃いもので、現在の医学常識とはかけ離れた内容であったようです。

当時この医学書を用いたのは、宮中や公家、豪族などの名家ばかりであり、特に世継ぎに恵まれなかったときは家の断絶にも関わることで、大変なことのようでした。

講師の槇先生の語りも大変楽しく、まるでタイムマシンに乗って平安時代の様子をうかがっているようでした。

最後に記念撮影。
全国からのご参加、大変お疲れ様でした。

ちゃっかりと、山下湘南夢クリニックの中田久美子先生と記念撮影していただきました。

今年の残りの研修は、下記となります。

  • 10月8日(日)、9日(祝)日本鍼灸師会全国大会大阪大会
  • 10月15日(日)全日本鍼灸学会東北支部学術集会(発表)
  • 11月18日(日)佐賀県鍼灸師会(講義依頼)
  • 12月3日(日)福島県鍼灸師会
  • 12月10日(日)茨城県鍼灸師会
  • 12月21日(木午後から)福島県立視覚支援学校(講義依頼)

 

 

JISRAM東京研修 その4

研修は、講師のお話を聴くだけの講座と、自らが参加するワークショップ形式の講座がありまして、JISRAMではいろいろな分科会があります。

私が入っている分科会は、男性不妊を研究する『おたまじゃくしの会』です。

ワークショップの模様は↓

女性ばかりが取り沙汰される不妊症ですが、男性に原因があると思われるものは約半数あります。それも、男性に自覚がないケースがとても多く、この場合の妻側の治療はどんどん長期にわたる場合があります。

WHOの精液基準値となる、WHO精液ラボマニュアル2010によると、自然妊娠に必要な最低基準で1ミリリットル当たり1500万匹。これで問題ないとする国内のクリニックも非常に多く、これで自然妊娠しないならば人工授精や体外受精に進みましょう、という事なんでしょうね。

やはり子を授かることは自然の摂理ですから、自然妊娠が一番良いと思います。乏精子症などには鍼灸が非常に効果がありますから、男性にもぜひおすすめいたします。精子の数や運動率が向上します。