「鍼灸の効果のある疾患」カテゴリーアーカイブ

スライド完成

年末年始の診療案内 →
(ついでに休日診療案内も)

12月になりました

実に早いもんです

12月は講義を2つ担当していまして

1つは12日(日)午後
大阪府鍼灸マッサージ師会様と
大阪府鍼灸師会様の
合同で開催している
『鍼灸師のための周産期ケア講座』
https://www.osmk.osaka.jp/syusanki_seminar2021.html

第1講座は
『誰にも聞けない月経のお話』
講師:長岡崇徳大学 看護学部
柳原 眞知子 教授

ワタクシは第2講座担当ですが

 

 

 

 

大学教授の後に講師やるのかぁ。。。

 

 

 

 

それ絶対間違ってるよなぁ(;^ω^)

 

 

とりあえず

まじめにスライド作ると・・・

月経関連の
月経痛とかPMSとかの諸症状で

ものすごい経済損失があり

しかもたかが生理痛でということで

病院とかに行かないで
我慢している方が8割

 

 

原発性とも続発性とも

月経痛には非常に鍼灸は効果がありますが

例えばエストロゲン依存性疾患である
子宮内膜症などは

根治を目的にした鍼灸はあり得ません

結婚していないとかまだ若いとかで
妊娠を希望されていないのであれば

積極的に専門医を受診し
ピルなどを服用した方が良いでしょう

 

 

もし結婚をしたとかで妊娠を希望した際は

ピル服用を中止すれば妊娠できます

今年もピル服用後に不妊治療でいらした方が

何人かいましたが

みなさん案外スムーズに妊娠されました

 

 

無駄に排卵させないという意味からも

ピル服用はおすすめです

 

 

不妊治療の最後の砦ともいえる

ART=高度生殖医療でも

子宮内膜症の進行した際に多い
チョコレート嚢腫などがあると

卵の質が問題になったりして

なかなか大変なケースが多いようです

不眠、睡眠障害、眠りの質改善に

鍼灸はいろんな病気や症状に対応できますが、こんな症状にも良い効果があります。

  • 夜中に何度も目が覚める、
  • トイレで何度も起きる場合がある
  • そのたびに、なかなか眠れなくなる、
  • そもそも、寝つきが悪い、
  • 睡眠導入剤を服用して寝ている、
  • それでも夜中に目が覚める
  • 翌朝は、非常に体調が悪い
  • なるべく、睡眠導入剤などやめたいと思っている、

睡眠に関する不調は、当院の患者さんでも大変多いです。やはり中年期以上になってくると、訴える方が多くなります。

眠れなくなる不安、夜を迎える不安。

当院では首肩こりを改善し、また脈状などから気血の巡りを改善するツボに鍼や灸を行い、週に1回程度、重症の方は当初週に2回程度を続けていると、一カ月くらいで大変良く眠れるようになります。

当院では伝統的な鍼灸のほか、低出力レーザーを使用して体にたまっていくストレスを緩和させる治療も同時に行います。

毎日少しずつたまっていく睡眠負債。鍼灸で解消してみませんか(^^)/

睡眠に関するお問い合わせも受け付けております。
三瓶鍼療院 http://www.sanpei89in.com/
電話0248-27-1846

JISRAM東京研修 その1

先日、山形へ行った次の日の9月18日は、東京での研修でした。

この日はライフワークである不妊や生殖医療についてなので、非常に楽しみにしていました。

会場は、渋谷のヒカリエ。
11階の展望台から見る、富士山。

第一講座は、不妊症とは一見関係ないと思われる、リウマチの話で、大阪の中島先生の講義でした。

一昔前は、進行性で骨変形が不可避であったリウマチでしたが、近年、MTX(抗がん剤・メトトレキサート)、生物学的製剤などの出現により、しっかりした医療を受けていれば、生活の質を高く保っていられる例が多い、という事でした。

ただし、こうした高価な薬が効くにも、もともとの体の状態も良くしておくことが必要であり、鍼灸は『薬が効く状態にすることができる』という事でした。

これは体外受精などでの排卵誘発にも言えることだと思います。
高価な注射などで排卵誘発するにも、体の基礎的な状態を良い状態にしてくことで、質の良い卵が採卵できる、という事だと思いました。

 

お灸の局所効果 ケロイド跡や美容にも

以前、もう5年、、、8年位前になるか、転倒してお尻を強打して内出血を起こした常連さんの治療を行った際に、許可を得て撮影させていただいた写真です。

内出血を起こした場所の血行改善を目的に、鍼を打った後に小さな灸を行った次の日の写真です。

赤矢印が灸を行った場所で、小さな灸の跡がお分かりだと思います。

灸のまわりに皮下出血が吸収されて、まるく色が抜けているのが分かりますね。

局所に行った灸は、このような血行改善の効果があります。
もちろん免疫などの調整で全身にも効果があります。

下は、胸元にケロイドができてしまい、かゆいのでお灸を、と希望された患者さんの写真です。これも許可を得て撮影し、ネットでの使用も許可を頂きました。

ケロイドの中央付近に灸を行っていましたが、やはりケロイドが薄くなるという効果がありました。

帝王切開などで出来てしまったケロイドにも効果があるでしょう。

当院の患者さんで、もしかゆいケロイドがある場合には、ぜひご相談ください。

灸はこのような美容治療的な効果もあるようです。

 

謎の下肢痛

かれこれ7回ほど治療に来院されている高齢のご婦人。

右の股関節付近と右の下腿外側の痛みが主訴でした。

数年前に腰部脊柱管狭窄症の手術を行い、それまでの腰痛から解放されたとのこと。

2年前から今回の症状が現れたそうな。その時も来院し、3回か4回の治療で緩解されました。

右の股関節を動かすと、左に比べるとかなりの制限がありました。腰の手術の後にこの様な症状が出る方は時々います。

原因はよく分からず、もともと股関節に問題があったのか、高齢ゆえの運動不足のせいなのか。

近々、遠くに家族ぐるみで転居されると言い、いつになったら治るのかと焦っていましたが(^_^;)

めでたく治る見込みが見えて来て、症状もだいぶ改善したようでした。

転居さきの周りには、よく知っている先生がたくさんいますから、一番腕が良くて優しい先生を紹介したいと思います。

ますますよくなって下さいね!

当院では、腰痛や坐骨神経痛の治療も得意です。ぜひご相談ください。

白河市 三瓶鍼療院 電話0248-27-1846

こんな病気症状に 顎関節症

当院は不妊症専門の鍼灸院と紹介されることがありますが、決してそうではありません(;^_^A

普通に、腰痛、肩こり、頭痛など、普通に鍼灸院が扱う疾患の方が来院します。

意外にも多いのは、うつ病やパニック症候群などの心療内科系疾患の方です。ストレス社会の表れなのでしょう。

最近多くなってきたように思うのは、大きく口を空いた時にコキッと顎の関節から音がして、同時に痛みを感じるという『顎関節症』です。これもストレスが大きく関係します。

歯科医さんで治療を受けても芳しくない、という方が鍼灸院に来院されるようです。

また罹患するのは若い女性が多いようです。

顎の関節は構造上、首・肩こりの影響を受けやすく、当院ではまず首肩の筋肉の凝りを柔らかくする治療を行い、上の図にあるような側頭部のツボを使った顎関節症の治療を行っています。

同時に、深部まで届いて血行を改善する低出力レーザーも併用します。

発病1か月以内くらいであれば、2~5回程度の治療で治りますが、3か月以上経った場合は、もう少し回数がかかります。

顎の関節症だけの治療で終わらず、原因になっているストレスや肩こりの治療も行いますので、いったん治ればそうそう再発はしないようです。

顎関節症には鍼灸も良い効果があります。当院では低出力レーザーと鍼灸で最新の治療を行います。ぜひご相談ください。

白河市 三瓶鍼療院 電話0248-27-1846

冷湿布の魔法

いつも駄文にお付き合いいただきありがとうございます。

今年は盆から例年になく冷夏で、しかも毎日雨模様。
私も持病の腰痛が慢性化・・・(;´・ω・)
10年くらい前に肋骨を骨折し・・・それから疲労が溜まるとちょくちょく出てきます。

白河市にある報徳指圧さんに何回か通って、ばっちりしばらくは症状も出なくなったのですが、ここ数日の天候不良、低温、運動不足(汗)などでまた再発しました~

これには鍼が良く効くんですが、自分ではできないし、報徳指圧さんも盆休み。面倒になり冷湿布でごまかしておりましたが・・・

数日貼り続けていたら、ほとんど症状がなくなりました。
湿布も案外効果があるようです。

ここ数日、同じような腰痛や神経痛の方が治療にいらっしゃいますが、だいたい湿布などを貼っていたりしても治らなかった方たちばかりです。

慢性の腰痛が続くと、内臓に原因があるのでは?と心配される方も多いですが、内臓に原因がある腰痛などは、特徴的な症状が必ずあります。

寝返りや、朝起きて立つとき、かがんだ時、立ち上がったときなど、体動に関連して出現する腰痛はまず心配ありません。

鍼灸治療が良く効きますから、湿布を貼って治らない時はぜひご来院ください。

学会発表のスライド

6月4日、5日は会議二つがあって東京へ行ってきましたが、10日(土)11日(日)は東京で第66回全日本鍼灸学会が開催されますので、発表のため休診となります。

昨年の65回大会は札幌で、臨床ではありませんが自分たちで出がけた64回ふくしま大会の準備をポスター発表させていただきました。

今年は男性不妊について発表いたします。
まだスライドができていなくて大丈夫か(;^ω^)と思いますが、スライドの表紙をブログに掲げて自らを追い込みたいと思います。
なにしろあと6日ですから・・・今夜も頑張って作ります。

さて男性不妊ですが、当院に来院されている方をみると男性因子が悪さをして妊娠できないケースが非常に目につきます。
それでも来院されるのは女性ばかりなのは、本当に残念です。

WHOの精子濃度1500万/ml(1CC中の精子の数)、総運動率50%という基準がありますが、これは最低ラインです。
ところが、女性である奥様にご主人の精子の検査結果を訊くと、(少し悪い、とか、まぁ何とか、とか)煮え切らないような回答を得る場合が非常に多いです。

5年間で女性の不妊症初診患者さんが300名以上あって、だいたい皆さん熱心に通院されますが、その間の男性不妊であると判明して、しっかり通われた患者さんはほんの数名でした。

またその中からご自身の精子のデータをしっかり把握している方は、たったの2名。
その2名の方の治療による結果を発表してきます。

ここ1~2年、やっと男性不妊が騒がれだしてきていますが、もう数年経つと社会的にも男性不妊が大きな問題となることでしょう。

2例ですので、データを分析しても大した意味はありませんが、少なくとも改善傾向を示して、今後も研究を積み重ねたいと思います。それにより、男性不妊(乏精子症・運動率改善)に鍼灸は大きな効果があると世間に訴えていきたいと思います。