学会発表のスライド

6月4日、5日は会議二つがあって東京へ行ってきましたが、10日(土)11日(日)は東京で第66回全日本鍼灸学会が開催されますので、発表のため休診となります。

昨年の65回大会は札幌で、臨床ではありませんが自分たちで出がけた64回ふくしま大会の準備をポスター発表させていただきました。

今年は男性不妊について発表いたします。
まだスライドができていなくて大丈夫か(;^ω^)と思いますが、スライドの表紙をブログに掲げて自らを追い込みたいと思います。
なにしろあと6日ですから・・・今夜も頑張って作ります。

さて男性不妊ですが、当院に来院されている方をみると男性因子が悪さをして妊娠できないケースが非常に目につきます。
それでも来院されるのは女性ばかりなのは、本当に残念です。

WHOの精子濃度1500万/ml(1CC中の精子の数)、総運動率50%という基準がありますが、これは最低ラインです。
ところが、女性である奥様にご主人の精子の検査結果を訊くと、(少し悪い、とか、まぁ何とか、とか)煮え切らないような回答を得る場合が非常に多いです。

5年間で女性の不妊症初診患者さんが300名以上あって、だいたい皆さん熱心に通院されますが、その間の男性不妊であると判明して、しっかり通われた患者さんはほんの数名でした。

またその中からご自身の精子のデータをしっかり把握している方は、たったの2名。
その2名の方の治療による結果を発表してきます。

ここ1~2年、やっと男性不妊が騒がれだしてきていますが、もう数年経つと社会的にも男性不妊が大きな問題となることでしょう。

2例ですので、データを分析しても大した意味はありませんが、少なくとも改善傾向を示して、今後も研究を積み重ねたいと思います。それにより、男性不妊(乏精子症・運動率改善)に鍼灸は大きな効果があると世間に訴えていきたいと思います。