みなさんこんにちは!
三瓶鍼療院の美智です☆
紅葉真っ盛りで景色の美しい今日この頃、最近は毎朝雨が数滴パラついているからか、時折虹を発見して喜んでいるワタクシです🌈

さて、そんな美しい季節とは裏腹に
美容に関しては大敵の乾燥が気になる季節でもあります🌰
東洋医学では外から体に害を与える要因として「五邪(ごじゃ)」というものがあります。
五邪はその季節に盛んに体を侵す病気の原因となるもので、季節や体との関係を(五季)ー(五臓)ー(五邪)の順で表すと
春ー肝ー風
夏ー心ー暑
長夏ー脾ー湿
秋ー肺ー燥
冬ー腎ー寒
となります
気を付けてほしいのは「肝=肝臓」ではなく、東洋医学としての五臓六腑のうちの「肝」というものだということです。
この辺の解釈はちょっと難しいです(;^ω^)
でも五邪の考えは比較的わかりやすいですね☺
東洋医学的にも秋は乾燥しやすく「肺」という臓を侵しやすい季節になります
そして「肺」という臓は皮膚・体毛を司り(五主)、鼻に開き(五竅・五官)、鼻水を流し(五液)、咳をします(五変)
あと、教科書的には長夏(盛夏)となっていますが、私的な考えでは土用(季節の変わり目)のほうがしっくりくるし、実際に脾を病みやすいのは土用だとして治療されている鍼灸の先生方もいます
この「五〇」という考え方を「五行説」と言って東洋医学の考え方のおおもとになっています。
五行説の成立年代を見てみると紀元前5世紀ごろだそうです(Wikipedia)
もちろん科学の進歩で五行説と矛盾するところや、科学では解明できないような部分があったり、気候の変化で五行説とずれが出てきてしまうところもありますが、
五行説、陰陽説、臓腑経絡論、現代医学など様々な視点で施術をしています(*^^*)
しかし太古の時代から秋は乾燥に気を付けてね!と言われていたことは驚きですね
みなさまも秋は特に乾燥対策に気を配ってお過ごしください♡