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春は別れと出会いの季節

3月は、毎年恒例の鍼灸学校の卒業式に来賓で祝辞を述べてきました。

地元、福島県の鍼灸学校。

卒業する三年生には、当院で勉強した開業塾のメンバーが何人かいました。

また、鍼灸師、柔道整復師、歯科衛生士のほか外国から日本語を学びに来た日本語科の卒業生もおられました。

皆さん、今日でたくさんの別れがありますが、良い出会いもたくさんあると思います。

頑張って下さい。

西那須野の赤田山はり・きゅうマッサージ接骨院へ

少し前の話。

ホワイトデーという事で、ケーキを買って手土産に西那須野の赤田山はり・きゅうマッサージ接骨院に行って来ました。

家内も連れて、犬も連れて。

通りからだいぶ入り、非常に立地条件の悪いところにあります。

しかし髙橋吉明先生、加洋子先生とも勉強熱心で人柄も良く、なかなか繁昌していらっしゃる。

不妊治療で、今や必須のレーザーも当院より新しいものがあります。

ワンコ連れて行ったら、もともとこの治療院にいる2匹のシェルティとすぐ仲良くなりました。

たまたまギックリ腰の患者さんが、腰を曲げて来院し治療していましたが、たった1回の治療で帰りには体が真っ直ぐになり、大喜びで帰っていかれました。

赤田山はり・きゅうマッサージ治療院

https://akadayama.com/

流産について

日常的に不妊症の方を治療していると、必ずと言っていいほどの流産の患者さんを経験します。

不妊の原因は様々ですが、結婚して数年間も妊娠の経験のない方が鍼灸治療を根気よく続けてやがて妊娠できると、喜ぶまもなく失意のどん底に突き落とされることがあります。

初期の流産のほとんどは精子と卵の受精の瞬間に決まってしまうという偶発的なものがほとんど、と言われています。初期の流産の約7割はこうした染色体の異常によるものだそうです。

そのほか3割に黄体機能のが弱かったとか、ホルモンの不調を原因とするものがあるそうです。また原因不明なものもあることでしょう。

2月のオンラインセミナーで、流産の場合の患者さんへの対応についてほんの少しですがお話をしました。

E,キューブラー・ロスの『死の受容過程』を提示して、どう術者は対応すべきか、をお話します。

『また妊娠できるから大丈夫』などと軽々しく患者さんを励ましてはいけない、と皆さんには話します。

流産したことをどう受け入れるか迷われているときには、どんなことを言っても旨く伝わることはないでしょう。

ベストな対応はありませんが、女性であれば誰しも流産は経験している可能性があることを当院ではまずお話します。

お話するタイミングは、妊娠前がベストで、妊娠直後にもう一回お話します。『もしそのまま妊娠が継続すると、大変体が弱い、重い障害があるお子様が生まれてしまう可能性があるのです』、というような説明をします。

また、妊娠できるかどうかわからない、先が見えない状態から、妊娠できた事実を受け止めるべきでしょう、というようなお話をします。ただし流産前に。

次のオンラインセミナーは7月14日に開催しますが、その際にまた説明しようと思います。

 

 

 

令和6年 4月の診療案内

<休診>
4月21日(日) 福島県鍼灸師会総会・講習会のため
4月29日(日) 郡山シティーマラソン大会ボランティア参加のため

<日曜・休日診療>
4月7日(日)朝8時~9時までご予約可能です。
4月14日(日)朝8時~正午まで診療します。
4月28日(日)朝8時~正午まで診療します。

日曜診療について
原則前日までに予約をお願いいたします。

(ご予約のない場合は休診となります)

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・月、火、水、金曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後2時~7時30分
※遅くとも当日午後6時までにご連絡下さい。

・木曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後は休診

・土曜日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後2時~4時00分

・日曜日・祝祭日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後は休診
(休日などは予告なく診療時間が変わることがあります)

日曜診療は、ご予約のない場合は休診、または正午前に終了いたします。

米国生殖医学会による、鍼灸治療の推奨について

5月24日から26日にかけて開催される、第73回全日本鍼灸学会宮城大会の準備に追われておりまして、今日は帰宅してからネット会議が2つ。

ひとつは私が企画した学会のシンポジウムのシンポジスト、座長の顔合わせ会です。

シンポジウムの演題は↓

シンポジウム1「多職種連携企画 生殖医療における鍼灸の役割(難治性不妊の治療の現状と未来)」

座長は、
木津正義先生
不妊鍼灸では日本で最も早く学会発表を繰り返してきた名古屋の明生鍼灸院の木津正義先生。現在は明生鍼灸院副院長の傍ら、静岡の俵IVFクリニックでも生殖鍼灸を行っている先生です。

なおこのシンポジウムの司会進行は三瓶です(名目上、座長ですが)

シンポジストは、
1)菅沼亮太先生
言わずと知れた福島医大生殖医療センター長で、病院教授。当院でも最高齢妊娠出産された方がお世話になっておりました。個人的には助産師の私の娘も勤務先でお世話になっておりました。凄腕ドクターでしかも優しくて大人気の先生です。

2)本田(宇仁田)明奈先生
長らく会津医療センターで研修し、その後、福島医大生殖医療センターへ配属となりました。三潴忠道教授、鈴木雅雄教授に鍛えられ、非常に優れた鍼灸の先生ですが、生殖医療カウンセラーとして活躍されていて、今後は生殖医療センターでの鍼灸も受け持たれるのでしょう。

3)松田尚香先生
香川県丸亀市にある厚仁病院という、高度生殖医療をおこなう有名な病院内で鍼灸を行っている先生。京都のなかむら第二針療所の中村一徳先生の推薦なので、これまた凄腕の鍼灸師の先生。

上記3人のシンポジストと、座長の木津正義先生、あと、このシンポジウムの前に、私が『不妊鍼灸の特別演題入りとこれから』という教育講演を行うのですが、その座長の益子勝良先生も入れて、6名でZoomによる顔合わせ会を行います。

教育講演1「不妊鍼灸の特別演題入りとこれから」
演者 三瓶真一(三瓶鍼療院
座長 益子勝良先生(郡山市 鍼灸サロンLibera)

 

これから先、福島医大生殖医療センターと医療連携が進むことを願って、今夜のZoom会議を開催します。

 

もう一つのネット会議は、上記の顔合わせ会が終わってから、全日本鍼灸学会宮城大会の懇親会の相談会です。

 

 

びっくりした採卵成績

<3月の休日診療>
3月20日(水・祝)朝8時30分~正午まで診療します。
3月24日(日)朝8時00分~正午まで診療します。
3月31日(日)午後3時~5時まで診療します。

17日(日)は学会会議のため休診になります。

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長らく不妊治療で来院されていた患者様の、初めての体外受精を控えての初めての採卵が最近ありました。

そも多嚢胞性卵巣気味の方で、卵巣予備能は高めだった筈ですが、その採卵成績にびっくりしました。

21個採卵し、15個をなかなかのグレードの胚盤胞で凍結されたそうでした。

通常、多嚢胞性卵巣気味の方はたくさん際らされても凍結まで至る卵が非常に少なくなる傾向があります。

過去の患者様には30個以上採卵されて、凍結できたのは1個とか2個などと言う方が多かったです。

卵巣過剰刺激症候群という、卵巣が腫れる事も多く、非常に体には負担がかかります。

良いグレードの胚盤胞が15個あれば、おそらくもう採卵しないで済むでしょう。

鍼灸とレーザーは良い効果があったようです。

雪景色の散歩

3月10日の日曜日は、15時以降ならご予約が可能です。

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3月に入りときどき雪がドサッと降り。けっこう積もります。

しかし春雪なのですぐ溶ける。

暖冬だったのてしょうが、朝の散歩は辛かったです。

3月になったら、だいぶ明るくなるのが早くなりました。

この日は.雪が溶けてまた凍りスケート場みたいな所で犬が転倒(^◇^;)

四足歩行の犬も転ぶんですね。笑ってしまいました。

昨日は鍼灸師会の理事会と、患者さんの紹介引継ぎを。

昨日は3月3日、桃の節句。

私が会長を務める福島県鍼灸師会の理事会に出席しました。

役員のみなさん、1年間ありがとうございました。

今年も入会者があり、本当に嬉しかったです。さらに入会希望の方が何人もいる報告を受け、ウキウキで終了しました。

その後は難病の患者さんの紹介で、理事会にも出席した那須塩原市・赤田山はり・きゅうマッサージ接骨院の高橋先生の治療院へ。

紹介した患者さんは、特殊な治療を必要としるパーキンソン病の方です。

幸い症状も安定傾向になりましたので、通いやすい西那須野の赤田山はり・きゅうマッサージ接骨院に紹介することにしました。

特殊な治療は頭に鍼を打つ朱氏頭皮鍼と言う治療法で、患者さんを実際にモデルにした治療の引継ぎをしました。

約1時間、解説しながら治療し、引継ぎ完了。

その後は高橋夫妻のご馳走で、会食に連れて行ってもらいました(^^)

患者さん、快方に向かわれることを願ってます。

赤田山はり・きゅうマッサージ接骨院

https://akadayama.com/index.html