冬は精液測定は慎重に

当院では、患者様同士と当院従業員の院内感染を防ぐ観点から、当分の間、風邪症状(のどの痛み、せき、くしゃみ、発熱、悪寒、倦怠感など)のある方の来院の自粛をお願いいたします。

当院では、第1の得意治療として不妊治療を標榜しております。

女性が治療に来院するのが非常に多いですが、男性不妊も対応しています。

男性不妊は端的にいえば精液・精子の状態を改善することを目的にしています。

そのほかは性交障害やEDなどにも対応します。

女性不妊では複雑なホルモン測定など、血液検査が必須となりますが、男性の精液測定は射精された成績を顕微鏡で調べるだけですので、割合簡単に評価できます。

この日の測定は30代の方でした。
(患者様には許可をいただいて掲載しています)

測定してみると、精液濃度(数)や総運動率に問題なさそうですが、厳冬期に当院まで1時間かけて射精した精液を持ち込まれたため、全体の印象としては『運動率はあるが、直線運動がすくなく全体的に元気が少ない印象がある』という感じでした。

精液を持ち込んで検査する場合、冬季は精液の容器はやや温めた状態のほうが良いようです。

温度としては、37度を越えないくらいで良いでしょう。
容器をタオルなどで覆い、その上から使い捨てのカイロで温めると良いようです。

当院には精液を測定評価できる設備があり、常に客観的なデータを蓄積して男性不妊のみならず、不妊症に対する鍼灸治療を行っています。