去る4月24日は福島県鍼灸師会の総会と、会津医療センターの鈴木雅雄先生の教授就任記念県民公開講座を開催しました。
毎年、この時期はこうした準備に忙殺されてブログもだいぶ手を抜きました(;^ω^)
ビッグアイの大会議室180名定員に対して30人程度ですので、スカスカの会場です。
私は会長ですので、総会では議長を務めました。議事進行は非常にスムーズで、鍼灸師会の他、政治連盟の総会も定刻の30分前に終了しました。
来年は役員改選もあり、ちょっと大変かも?
総会の終わりには、年3回の定期講習会をすべて履修した会員へ定期講習会修了証を授与しました。
昼食時に、第1回理事会を役員の皆さんで開催し、午後からは県民公開講座を開催しました。
講座は2部構成、会場参加とリモート参加のハイブリッド式で総参加数は130名。会場はスカスカですが、リモートはぎゅうずめです。
第1講座は、会津医療センター後期研修生の津田恭輔先生でした。
会津医療センターでは、研修医と全く同じプログラムで前期2年後期3年の研修を行っています。
研修医はもちろん給与が出ますが、鍼灸研修生も県の準職員として給与が出ます。鍼灸師ならばだれでも会津医療センターの研修生になれるかと思いきや、大変難しい試験などがあり、研修生に慣れるのは大変なことなのです。
津田先生のお父様は、日本でも大変有名な先生です。
鍼灸師で『津田』の苗字を知らないようでは??です。
福島県鍼灸師会の講習会講師で毎年お世話になっている総合内科の宗像源之(むなかた もとゆき)先生は津田先生などの鍼灸研修生や研修医の指導をされています。
その宗像先生の講義で、
『634メートル』と『3,776メートル』という一節があったそうです。
634メートルはスカイツリーの高さ。
専門性を突き詰めて高みを求めてくと、スカイツリーの高さから周囲をよく見渡せる。
また3,776メートルの富士山のように、多くのことを学んですそ野を広げていくことも大切である、という教であったそうです。
来たる7月24日の夏季学術講習会では、その宗像先生のご講義を拝聴しますので、非常に楽しみです。
なお、7月の演題は『バイタルサインの解釈』と題してご講演いただきます。
第2講座は、昨年12月に会津医療センター附属研究所の教授に就任された鈴木雅雄先生のご講演でした。
演題は『福島から発信する鍼灸のエビデンス』でした。
鈴木先生の教授就任の所信表明としての公開講座を我が福島県鍼灸師会が開催させていただくことは大変光栄なことです。
この日は鈴木先生が現在至るまでの幼少期から、大学、大学院、岐阜大学での研修や京都大学大学院での研究の成果をお話しいただき、今後の会津モデル・福島モデル・日本モデルの鍼灸エビデンスを広げていくお話をしていただきました。
いつも鈴木先生の講義を聴くと、翌日からの臨床に力が入ります。
講演の終わりには、心ばかりですが本会からお花を贈呈させていただきました。