昨日は学術講習会でした

昨日は福島県鍼灸師会の夏の定期学術講習会である、夏季学術講習会でした。

会場は郡山市労働福祉会館で、当初狭い第2会議室が会場でしたが、土壇場で3階の大ホールが確保できました。

定員212名のところ、30数名で使用しました。

コロナも流行ってきましたが、スカスカのソーシャル・ディスタンス笑笑

第1講座は、福島医大会津医療センター病院教授の宗像源之先生でした。

演題は『バイタルサインの解釈』。呼吸、体温、SPo2、脈拍数など、基礎的な情報だけでさまざまな疾患を想起できると言う内容で、頂いたハンドアウト資料は一冊の教科書のようでした。

第2講座はおなじみ、会津医療センター附属研究所教授の鈴木雅雄先生でした。

当初『めまい』の臨床推論を行い、参加者全員参加のワークショップを行うはずでしたが,コロナ再流行のため、通常の講義になってしまいました。

それでも、診察技術では自らステージに上がり転げ回ったり、体を張った素晴らしい講義でした。

第3講座は,所属している日本鍼灸師会で進めているE-ラーニングシステムNELSの説明でした。パソコンやスマホがあれば、最新の医学知識や教養を養えます。

もっともこのシステムは日本鍼灸師会=福島県鍼灸師会の会員でないと使えません。

今回の講習会も会場での参加のほか、リモートで全国・全世界から参加できるようにしました。チラシも450枚を県内の鍼灸院に配布しましたが,わが福鍼会鍼灸師会以外の非会員の県内の鍼灸師はたった1人だけでした。

リモートでは全国から50名近く。会場参加は48名近くあり、非常に多くの参加者がありましたが、参加された方は非常に勉強意欲が高い鍼灸師の先生です。

しかし、残念なことにこの向上心ある鍼灸院は市井で開業する鍼灸院の中では,だったの1%にも満たないのです。

その辺の鍼灸院のほとんどは,免許を取得するために通っていた学生時代から医学教養などアップデートしていない方々なのです。

講習会終了後に届いた宗像教授からのメッセージは、あいだみつをの言葉で、『一生勉強、一生青春』でした。

今度の日曜日、7月31日は午前中診療し、午後からは今年度3回目になる当院の私塾・開業塾を開催します。

腐れた鍼灸師にならないよう、今から若手にしっかりと教えて行きたいと思ってます。