日曜は診療の傍ら研究を

コロナ禍になって、日曜日によくあった会議はリモートでしかも平日開催。

学会も研修もなくなり、やがてリモート開催に。

そんなわけで手持無沙汰な休日の日曜を半日診療したり、通常の診療日になかなかできない男性不妊のスクリーニングを行うことにして早2年。

朝早く犬の散歩を済ませ、マックか吉野家で朝食を。

朝食を食べ終えて店を出ると見事な朝焼けが・・・

この日は雪化粧になったのでした。

いや~寒い寒い。。。

朝8時から精液検体を持ち込んでいただき、1ミリリットル中の精子の数、運動する精子の数、運動の様子を観察します。

いろいろレンズを試しましたが、オリンパス製が一番良いようです。顕微鏡部門を売り飛ばしたそうですが、ちょっと寂しいですね。

だいたいが女性ばかりが治療に来ますが、もし夫のほうに男性不妊があって、知らずにのんきに奥さんだけに鍼灸を行っていたのでは手遅れになる時があります。

この日測定したご主人の精液は、実にエクセレント!

 

 

 

 朝からいいもの見せていただきました(笑)

 

 

 

 

数も多く、運動精子も多い。だけど寒さのせいか、動きがちょっと遅いかな。

念のため、亜鉛などのサプリを摂取することをすすめました。

精液を一滴(正確には10μℓ)載せるためにマイクロピベットを使い、マクラ―・カウンティング・チャンバーという、一種の計算盤に載せて精子を数えます。

この計算盤、メッチャ高価です。

それでも1個使用すると、使用後に洗浄~乾燥~消毒を行うので最低半日は使用できません。

そんなわけで当院では予備にもう1個購入してあります。

なお、室温が低い時期には計算盤や顕微鏡のレンズが曇ったりするので、検鏡の最低1時間前には治療室のエアコンを入れて室温を上げるようにします。

なかなか手間がかかるし、大変なんです。

この精液測定は、現在当院の患者さんのみ無料で行っています。

前日までの予約制で、私は朝7時に来ていますので当日キャンセルは不可です。さすがに当日に無断キャンセルした方は、次回から有料(6千円で前払い)になります。