親を看取ると言うこと

ずっと、何年も当院に通われている自営業の男性の方がいらっしゃいます。

母親から受け継いだお店を立派に守り、母親はもうだいぶ早くに他界されました。

勤め人であった父親は、その後、だいぶ長生きをされたそうですが、認知症を発症されました。

自営業の患者さんは、いわゆる『家を継いだ』ので、独身であったので家業をしながら認知症の父親の面倒をずっとみておられました。

デイサービスに行った話、あまり事情をよく知らない、『外野』である兄弟たちの話、

治療に来られると、いろいろ話てくださいました。

仕事をしながら認知症の親の世話を1人でするなんて、並大抵ではありません。

その父親も虹の橋をわたり、母親の待つ天国へと旅立たれました。

今まで本当に大変でしたが、認知症の親を看取ると言う苦労より、親と一緒だった楽しかった思い出ばからりの夢を見るんです、と治療の際にお話下さいました。

最後まで親孝行をされた方の言葉なのでしょう。