昨年の4月から不妊治療に健康保険が使えるようになり、当院ばかりではないと思いますが、鍼灸院に通われる患者さんが、だいぶ少なくなって来たと感じます。
当院の状況ばかりではなく、セミナーなどで受講される先生や、私が受講した講習会の講師の先生方も同じ印象だそうでした。
また、世間一般の鍼灸院で普通に不妊治療を受けられるようになり、わざわざ遠方の当院まで足を運ばなくとも、近くの鍼灸院へ行けば受けられる、と言う事もあるでしょう。
最近当院に通われている方は、やはり体外受精を繰り返していたり採卵しても移植まていける卵子・胚にならない、と言うような方や、何度も流産を繰り返すと言う気の毒な方ばかりです。
鍼灸はこう言う方にこそ役立ち、今年に入って鍼灸を開始した方はだいたい良い結果が得られているようです。
今月は十分な治療期間を定めて採卵に復帰した方が3人おられます。
採卵の結果が楽しみです。
また鍼灸を続けながらだと、普通は年齢とともに落ちてゆく採卵の成績も、そう変わらないで継続できることが多いです。
鍼灸は、現代医学が効果を表しやすい、体の土台を作ります。
来週再来週には採卵後の凍結結果がわかる方が3人うますが、さて結果やいかに?