院長 のすべての投稿

寒がりなワンコ

もう、ずっと前。何年も,もしかしたら10年近く昔の写真です。

温かい布団の中で、スマホをいじってニュースを読んだりしているひと時が幸せです。

それで昔の写真を見つけました。

ファンヒーター、反射型石油ストーブ。三瓶家のアナログ生活には笑えますが(^◇^;)

ファンヒーターの点火を心待ちにしている、我が家のワンコです。

ぬくぬくと、コタツも大好き。飼い主に似るもんですねぇ。

さて、布団から這い出てワンコ連れて散歩に行って来ます.

皆様、良い1日を!

妊娠へのヒント タイミングはお早目に

たまには、妊活・不妊治療のお話を。

妊娠希望で当院に来院される方のかなりの割合で、市販の妊娠検査薬を使われている方が多いようです。

また基礎体温を測り、毎日グラフに記録している方の基礎体温表を見させていただくと、排卵当日を非常に重視してタイミングを取られている方が非常に多いです。

下のグラフは、排卵日をゼロ日として、いつ性交すると妊娠しやすいかを表しています

一番妊娠しやすいのは、排卵前2日と言う事になります。

排卵検査薬にこだわりすぎると、なかなか妊娠しにくくなると言えます。

また、26歳までの年齢と35歳以上の年齢では妊娠率が2倍も違います。

35歳以上では卵子の老化や様々な条件が重なり、妊娠適齢期から外れて行きます。

当院での鍼灸治療は一種のアンチエイジング治療であり、卵巣や子宮を若返らせでいると考えています。

体外受精を行っていて、なかなか妊娠出来ない方で、さらに採卵の成績が良くない方に対し、一定の頻度で当院の治療を行って行くと、同じ薬剤や誘発方で採卵しても、採卵数が増えたり胚盤胞に到達する数が増えたりします。

今年はこの事について、学会で発表したいと思います。

やわらかな日差し

また少し寒くなると言う予報ですが、白河地方では『ダルマ市を過ぎれば暖かくなる』と言われています。

雪が今よりも降ったその昔は、冬はもっと長くて辛い季節だったでしょう。

ダルマ市の日はとても暖かい一日でした。

今年5月で12歳になる我が家の柴犬も、やわらかな日差しを味わっています。

あれから12年。震災の歳に我が家にやって来て家族になった柴犬です。

建国記念の日

昨日は、建国記念の日で祝日。

当院は、土曜日と言う事もあり、午前中だけの半日診療でした。

前夜から降る雪で駐車場は真っ白。若い衆が綺麗に雪かきしました。

白河市は3年ぶりに開催となったダルマ市でしたが、午後はなんとなく西那須野までぶらぶらドライブ。

帰り道で寄った黒磯のビバホームで、動物の捕獲器を発見。この辺りでも農作物が荒らされるんでしょうね。

この日は34回目の結婚記念日でした。それじゃ晩御飯でも食べて行こうかと。グリル銀座さんへ行きたかったのですが、ダルマ市の真っ最中ですし。

結局は、西郷のわた美さんへ。メガロースカツなんか食べたりして。

家内はエビフライとヒレカツを。エビがデカい!

箸の包み紙は、てんとう虫の折り紙。

家内のは、いろいろなカブトムシでした。

これを書いているのは12日の日曜日、朝6時10分の布団の中です.

これからイヌの散歩に行き、帰ったら治療院に行き、半日診療を頑張ります。

あと午後からは全日本鍼灸学会のネット会議があります。今月すでに4回目のネット会議になります。

お散歩

夜明けがはやくなりました。

思いがけず暖かい日になることもあります。

だんだんと春が近づいています。

それにしても寒い寒い。

夜明け頃が一番冷えるそうです。

ユキちゃんは元気に歩き回り、マーキングしています。

さあみなさま、良い1日を!

立春を迎えて

二十四節季の立春の候となりました。昨日は2日続けて気温も十度を超える暖かな日となりました。

Facebookの友達の投稿には、蕗のとうが土から顔を出している写真がありました。

だんだん春になっているのですね。

もう少し経つと雨水、啓蟄と季節が巡ります。生命の息吹が芽生える時期でもあり、授かる人も生まれる人も多い時期です。

これからの日差しは柔らかくなり、だんだん朝が早くなってきます。

東洋医学では、肝の気が旺盛になって来て、自律神経の乱れが起こりやすくなってくる季節ですのでご注意ください。

昨日の日曜ランチはまたも小麦丘さんへ

昨日は日曜診療でしたが、数名治療し早めの撤収。

日曜日は、基本的に前日までに予約をいただいた患者さんの治療のみになります。また、既存の患者さんへの対応のみで、新患さんの対応はありません。

昼前に帰宅。

土曜から泊まりに来ていた外孫一家と、天栄村の小麦丘さんへランチを食べに行きました。

本日は、小麦丘バーガー800円+税を。顎が外れそうなくらい大きなハンバーガーです。ナイフやフォークが添えられています。

壁の絵を見ながら。お店が広かったら、一人でのんびりできるのかも。

家内の同級生夫婦が偶然来店し、盛り上がったのでした。

帰宅して外孫と散歩。天気よく暖かく、息子や娘が通っていて、廃校になった小学校へ。

誰も遊ばなくなった滑り台で外孫が滑ると、錆でまっかっかに。

外孫一家も午後に帰り、夕食後家内からバレンタインのチョコをいただきました。

ロイズの詰め合わせ。北海道の動物たちが描かれています。

中はこんな感じでした。本日帰ったら食べましょう。

さかごの鍼灸治療

当院では、不妊や妊活治療を得意治療に掲げております。

現在まで、全国の多くの鍼灸師会や学会などで、当院の治療について講演させていただきました → 学会発表・講演歴

そのほか、、つわり症状、さかご(骨盤位)の方が良く来院されます。

当院での鍼灸治療でのさかごの改善率は、80%以上です。
ある年は、25人以上、連続で改善した時もあります。

26人目か27人目か、3回で来院をあきらめ帝王切開で分娩された方がいて、非常に残念な思いをして以来、改善率の追及をやめました。安全に治っていただく、それが最善です。

なぜにさかごが鍼灸で治るのか?

以下の科学的な理由があります。

——————————–

フランシスコ・ガルディニ『骨盤位矯正に対する灸の効果』
JAMA(米国医師会雑誌)1998;280(18):1580-4

・左右の至陰(足にあるツボ)に、15分ずつ棒灸を行う。

・結果、胎動回数が増加(平均35.35回→48.45回に増加)
頭位回転数も増加(62/130→98/130)

——————————–

高橋佳代『骨盤位矯正における温灸刺激の効果について』
東京女子医大誌1995.5(10)801-7
・実験と結果
至陰穴に温灸後、胎動が有意に増加し、施灸後15分で減少してきた。超音波ドップラーにて、子宮動脈(UtA)、臍帯動脈(UmA)の血管抵抗を調べてみると、施灸後が有意に低下している。
・考察
灸による子宮循環抵抗の低下は、子宮筋のトーヌスの低下を起こし、子宮筋の弛緩は胎動を容易にさせた。

——————————–

以上、鍼灸を行うと子宮動脈、臍帯動脈の血管抵抗が低下して血行が改善することにより、子宮筋が弛緩(柔らかくなる)というのが鍼灸によるさかご改善のエビデンスです。

なお、さかご(骨盤位)や正常の頭位は妊婦さんの腹部の触診ではまずわかりません。これは熟練した産科医でも確実にはわからないといいます。

そもそも、さかご(骨盤位)の発見は、スコットランドの医師、ウィリアム・スメリー(1697-1763)が世界で初めて発表されたそうですが、同じ時期・江戸時代の賀川流産科術・賀川玄悦が1765年に発表されています。資料にもよりますが、賀川玄悦が世界で最初にさかごを発見したともいわれています。

賀川流産科術の教科書 東京上野の科学博物館『医は仁術展』にて

つまり、超音波診断が登場するはるか以前、胎児は分娩直前に頭が下になって生まれてくる、と考えられ、さかごの概念がなかったとのことです。

加賀流産科術の、産科の模型 同じく医は仁術展より

私も妊婦さんを触診してさかごかどうか判別できませんので、治療の際には参考に超音波を使っています。胎児は通常、前にしか回転しませんので、鍼灸施術後は胎児の背中が上になるよう、妊婦さんに指導しています。

これもさかご治療の高改善率に寄与しているのでしょう。

当院のさかご治療は、超音波による観察料も含め1回4,300円です。治る方はだいたい5回以内の治療で治りますが、来院時の週数やさかごになってからの日数によりなかなか治りにくい方もおられます。

5回以上で治らなかった場合、6回目からは2,300円に施術料金を調整して患者さんの負担を軽減しています。

 

だいぶ前(2014年)に書いたブログの記事を思い出しながら書きました。
http://sanpei89.rakusaba.jp/diary/diary.cgi?no=1015