昨日は今年初めての研修でした

2月の診療案内(日曜休日診療含む)→

当院では、患者様同士と当院従業員の院内感染を防ぐ観点から、当分の間、風邪症状(せき、くしゃみ、発熱、悪寒、倦怠感など)のある方の来院の自粛をお願いいたします。

 

 

昨日は年が明けて初めての研修でした。

所属する全日本鍼灸学会東北支部の郡山講座でした。

オミクロン株感染もだいぶ増えて、リモート開催となりましたが、役員なので会場へ出動!でした。

研修のテーマは「患者中心の医療の方法と活躍する女性鍼灸師の鍼灸臨床」

特別講演 『女性と鍼灸治療』
講師 明治国際医療大学 鍼灸学部 はり・きゅう学講座 田口 玲奈 先生

講師の田口先生は、京都からリモートでのご登壇でした。

私は座長を仰せつかりました。

田口先生とはご縁がありまして、7年前の全日本鍼灸学会では不妊症をテーマにして、シンポジウムにご登壇していただいた事がありました。私は学会全体の事務局長をさせていただき、シンポジウムではコーディネーターとしてシンポジスト間の調整をさせていただいていました。

その学会は3日間の会期で2,000人以上の参加者がありました。会場はビッグパレットの3日間貸し切り。大変賑やかでした。

主に月経痛、月経トラブルでの社会的損失に鍼灸師がどれだけ貢献できるか、という内容で、実際の鍼灸臨床対応や効果についてお話しいただきました。

月経ですから、男性鍼灸師よりは女性鍼灸師の方が、細やかな対応ができる分野ではないかと思いました。

リモート開催ですから、会場はスカスカ。。。

リモートは満員御礼でした。

 

 

講演第2部は、
演題 『患者中心の医療の方法 理論』
講師 福島県立医科大学 地域・家庭医療学講座 豊田喜弘先生

豊田先生による講座では、一言で言って済んでしまう、実は奥の深い、患者さんと術者の信頼関係を作るうえで非常に大切な診察の進め方について、実例を含めてお話しいただきました。

鍼灸師の方が、患者さんと接する時間が長く、絶対に患者中心の医療を行っていると、おそらく鍼灸師は己惚れているでしょう。

地元福島県の鍼灸師会の長として多くの鍼灸師を見ている私は、それこそ間違っていると痛感します。

鍼灸師ほど独りよがりで一方的な診療や治療を患者に押し付けている術者はいません。

その証拠に、鍼灸師会や学会の開催する安価で身近な講習会に、まず参加しません。会員であれば参加する先生も少しはいますが、福島県内に鍼灸師が2,000人くらいいると言われていますが、この日の福島県内の開業鍼灸師の参加は10名程度でした。

外で勉強せず、鍼灸師会や学会に所属せず、一生勉強の連続であるはずの医療人でありながら、どこで勉強してるんでしょうか?

これを読んでおられる皆様が、実際に鍼灸院にかかられる場合は、平時から勉強している鍼灸院かどうか、調べてからかかられた方が良いと思います。

 

 

講演第3部
演題 『患者中心の医療の方法 実践
講師 福島県立医科大学 地域・家庭医療学講座 豊田喜弘先生

郡山市にある福島医療専門学校鍼灸科(当院の美智先生の出身校)の2年生4人によるミニ講義が見事でした。

さまざまな問題を抱えて来院する患者さんですが、『治ればいいんだろう』と一方的な治療を押し付けるのが大半の、いやほとんどの鍼灸師だと思います。

来院する患者さんはさまざまな動機があって来院します。

術者としてその気持ちにどこまで踏み込むのか。

私は鍼灸師として35年を過ごしてきました。のべ十数万人に鍼灸をさせていただいた事になりますが、いまだに患者さんが望むような対応がどのくらいできていたか、いまでも思い起こすと不十分や行き過ぎた対応があったと思います。

学生さんのみなさんの寸劇を含んだ講義は、あらためて臨床はその患者さんと再現できない一期一会の出会いなのだと考えさせられました。

今後も初心に還って患者さんに向き合いたいと思います。

それにしてもコロナがもたらせたリモート環境。

今現在、自宅に居ながら全国の学会や鍼灸師会主催の講習会に、交通費はかからない、宿泊もしなくていい。何しろ安く参加できてしまう。

むしろコロナに感謝するようです。