当院では、患者様同士と当院従業員の院内感染を防ぐ観点から、当分の間、風邪症状(せき、くしゃみ、発熱、悪寒、倦怠感など)のある方の来院の自粛をお願いいたします。
やる気が出ない、寝つきが悪い、眠れない。興味があった趣味に没頭できない。食べても美味しくない・・・
そういう状態になったことはないでしょうか?
うつ病は『心の風邪』とも言われ、軽いものも含めればだれでも一生のうちには罹るかもしれない。そういう身近な病態です。
うつ病、と診断されなくとも、頑固な肩こりや腰痛に潜在的にうつ病の方は多いです。ストレスはこうした慢性病に多く潜んでいます。
上記、こんな会話を患者さんと治療中にしました。
ストレスには鍼灸が良い効果があります。
当院での鍼灸治療は、脈を診て全身の調整をしながら肩こりや腰痛の治療をします。
実はうつ病を改善する治療、予防する治療も同時に行っているのです。
●NHK健康 鍼灸によるうつ病の治療
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1132.html
●鍼灸による、うつ病改善のエビデンス
https://www.ejim.ncgg.go.jp/doc/pdf/h55.pdf
上記は世界で研究している論文をメタアナリシス(統計的解析)したものです。
●鍼灸によるセロトニン・ドーパミンの濃度の変化 世界の研究から
※クリックで大きく表示されます。
表ではさまざまな世界の研究者たちの結果が掲載されてます。
ピンクのマーキングは、セロトニンやドーパミンが鍼灸刺激によって上昇したことを確認した研究です。
痛みやしびれなどの苦痛や、心理的ストレスが長期間存在すると、脳内ではさまざまな変化が起こります。
幸せホルモンと言われるセロトニン、体の活動に関するドーパミンなどの物質も減り、やがて痛みなどの苦痛が慢性化し、またうつ傾向に陥り、病気の治癒が遅くなっていきます。
鍼灸治療は痛みなどの症状を和らげながら、脳内の減少したセロトニンやドーパミンの分泌を増加させ、うつ傾向からの脱却やうつ病の予防を行うのです。