当院では、患者様同士と当院従業員の院内感染を防ぐ観点から、当分の間、風邪症状(のどの痛み、せき、くしゃみ、発熱、悪寒、倦怠感など)のある方の来院の自粛をお願いいたします。
鍼灸のエビデンスの第4回は、脳血流を改善する効果について、です。
脳血流の改善は、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)の後遺症への治療効果を示唆します。
また、脳の中心部の血行改善は視床~脳下垂体などへの血行改善が期待でき、ストレスの改善を示唆します。
ストレスについての鍼灸の効果は、おいおいと別の機会に書いていきたいと思います。
今回は脳全体への血行改善の根拠(エビデンス)です。
脳血流の改善の要点は、、、↓
・脳局所血流は代謝性調節と神経性調節がある
・麻酔ラットにおいて顔や手足への鍼灸刺激は大脳皮質局所血流を増加させることが示されている。この機序には頭蓋内のコリン作動性血管拡張神経が関与する。
・健常者において手足の経穴(ツボ)への鍼刺激が脳血流を増加させることが示されている。
更に詳しくは、下記リンクより文献をご覧ください。
実に多くの基礎研究があります。
脳血流の改善は、痛みや不安などを軽減または解消し、老化を遅くする効果につながります。
当院では腰痛や肩こり、不妊治療などあらゆる治療で脳血流の改善を意識した治療を行っています。
痛みや不安、しびれなどのあらゆる苦痛など、脳で感じています。
鍼灸治療は、全身の状態を改善して疾病を治していきますから、あらゆる疾患の治療には、脳血流改善の改善を行う必要があります。