体外受精を行っていた方で、つい最近採卵した方の4人からたて続けに『AMHがなぜか高くなっていました!』と報告をいただきました。
1.2ng/mlくらいが、3.4に改善した方。3.?が5.2g/mlとか、4台が8台になったとか、AMHは年齢とともに低下していくという説を逆転させる方がこのところ多いです。
もちろん当院の患者様ですので、鍼灸治療とレーザーを行っています。
排卵(採卵)する3ケ月前くらいに、卵の周りに『顆粒膜細胞』という、卵の栄養供給に関する細胞が出現してきます。
この顆粒膜細胞から分泌するのがAMH(Anti-Müllerian Hormone:抗ミューラー管ホルモン)と呼ばれるホルモンで、これが高いと3ケ月後に排卵(採卵)する卵子の予備軍の数がわかります。
予備軍という表現は、その中から選抜を重ねてより良い卵一つだけ排卵されるからの表現です。体外受精の場合の採卵は、採卵する直前の周期で選抜を行わないで、そこまで発育した卵をなるべく多く育て、採卵することとなります。
鍼灸を行うと、顆粒膜細胞が現れる排卵・採卵3ケ月前くらいに脱落していく卵の数が少なくなるのではないかと考えています。
もちろんこの場合、採卵できる数は多くなることが期待できます。
AMHは、条件によってよくなる場合もあるということで、治療する周期ごとに計測するクリニックもあるようです。当院の患者様からの情報では、ファティリィティクリニック東京様がそうだったと覚えてます。
また計測する際に誤差があり、それは20~30%程度だそうです。当院の患者様のように2倍とか3倍になることはないようです。