第12回日本レーザーリプロダクション学会へ参加しました

3月26日日曜日は新白河発6時24分の新幹線で東京に行き、第12回日本レーザーリプロダクション学会に参加してきました。

先週は京都での研修もあり、2週続けての出張研修となりました。

今回のレーザーリプロダクション学会は木場公園クリニック院長の吉田先生が学会長であり、吉田先生は鍼灸の良き理解者でもあることから、サブ会場の実技セッションと特別講演で鍼灸の枠がありました。

実技セッションでは、わが盟友・不妊鍼灸ネットワークでは事務局長をされているアキュラ鍼灸院の徐大賢院長が実技披露をされました。
ほかに2題鍼灸の実技があり、木場公園クリニック内で鍼灸外来を担当する今岡先生、英ウィメンズクリニック内で鍼灸を担当する井川先生の実技でした。

徐先生は、主に基本となる陰部神経刺鍼と中リョウ穴刺鍼法を披露しました。この刺鍼法は当院でも通常行っている方法です。

特別講演3では、これも盟友、というか悪友というか、不妊鍼灸ネットワーク会長の中村一徳先生(京都・なかむら第二針療所)による、『鍼灸とレーザーの融合』と題した講演がありました。

鍼灸+レーザー治療を行う前後で、採卵の成績、採卵後の胚盤胞の獲得率を比べた結果をもとに、その効果について論じられました。

鍼灸+レーザーが介入する前と後で、同じ排卵誘発の方法を行っていた、鍼灸+レーザーで十分な回数を治療できた、という59例の患者さんについて、鍼灸+レーザーが介入した後は、採卵数に有意な差はなかったが、胚盤胞の獲得率は約2倍になった、という結果でした。

特別講演を聴いていると、となりの席に突然お座りになったのが日本IVF学会前理事長の森本義晴先生(HORACグランフロント大阪クリニック院長)で、前日タイにいて、本日帰国してきたとのこと。乗り継ぎの飛行機がトラブルで空港で9時間足止めされたとか、、、大変お疲れ様でした(;^ω^)

また別の時間の実技セッションでは、世界的なレーザー医療の権威である大城クリニック理事長である大城俊夫先生によるレーザー+手技の実技がありました。これは大変貴重なものです。

福島県からは高名なハリポ鍼灸室の平田隆浩先生も来られていて、当日は一緒にお勉強しました。また平田先生の治療院でもレーザー(スーパーライザー)を使用しているとのことです。

この学会で、さらに効果的なレーザーの使用法を学んできましたので、患者様に応用したいと思います。