会議で八戸へ

毎年この時期、所属している日本鍼灸師会の地方会議である東北ブロック会議があります。

福島県鍼灸師会の副会長をやっていた昨年の秋田での東北ブロック会議に続き、今年は6月24日、25日の二日間に八戸市で開催された東北ブロック会議に出席してきました。

会議に参加と言っておきながら、いきなりランチの画像ですが(;^ω^)
会議も一日目はランチョン会議・・・昼食を摂りながらの昼食会議です。
私を含め、東北6県の県鍼灸師会長さんでおいしいランチをいただきながら、会議の議事進行について話し合います。

ランチョン会議・東北師会長会議の後から、どっぷり2日間の会議となります。

しかし・・・鍼灸師になってというか、鍼灸師会に入って何回会議やったんだろうか・・・。
師会の理事会が年3回、総会が1回、日本鍼灸師会の会議が2~3回、全日本鍼灸学会関係の会議が1~2回、ここ数年は・・・数えるのをやめましょう(;^ω^)

青森ですからね~
会議のおやつは、フリーズドライのリンゴの輪切り。
珍しいお菓子ですね!美味しかったですよ!

ながいながい二日間の会議が終わり、皆さんで記念撮影。
しかし、日本鍼灸師会会長の仲野先生、、、このところ毎週お会いしているな。東大にも来ていたしね。

会議が終わってから、八戸からグランクラスで仙台まで。
車内サービスのワインなんか飲んじゃってます。

おっと、普通車との差額8,110円は自腹です。

仙台からは普通指定、、、やはりシートとかだいぶ質が落ちますが、私には普通で十分かな(笑)

 

県内保険者・県庁へ挨拶回りに行きました

今回は写真がございません(;^ω^)

昨日6月21日は、鍼灸師会の公務で県内の各保険者、県庁への会長交代に伴う挨拶回りに行ってきました。

また県内保険者は、社会保険、後期高齢広域連合、国保連、自賠責関係など、回るところが多い一日でした。

朝10時に福島市で、ひまわり鍼灸鍼灸整骨院で箱岩・県鍼灸師会副会長、福島県東洋療法保険協会の粒来代表と待ち合わせ、

10:30
協会けんぽ(いわゆる社会保険)、業務部部長、業務グループ長と懇談

11:00
国保連合 審査担当者と懇談

11:30
福島県後期高齢者医療広域連合
事務局長、事務局次長、業務課課長、業務課給付係4氏と懇談

13:00 福島県保健福祉部 国民健康保険課
課長、副課長と懇談

13:30 福島県保険福祉部
医療人材対策 副主任保険技師、
地域医療課 副主査と挨拶・名刺交換

14:00 福島自算会事務所
所長、医療インスペクターと懇談

14:40 解散

このような一日でした。

その後、夕方から診療。
それまでは長男、その嫁2名の鍼灸師で診療をしていただいていました。

今後も県鍼灸師会会長という立場上、ときどき会議などで不在になるときがありますが、診療には穴を空けないようにいたしますので、ご理解などよろしくお願いいたします。

吉田富三博士のこと

もう30年以上も前のこと。
東京の四谷にある鍼灸学校に通っていて、その時に医学史だったか病理学の授業で、福島県浅川町出身の病理学者・吉田冨三博士の業績について講義があったことがあります。

野口英世の話は有名ですが、吉田富三博士の話題はそれほど出てきませんし、浅川町という白河の隣町からのご出身だったこともあり近くだと余計に無関心でした。

このたび東京大学の講義室に立ち入り、初めて?吉田富三博士にお会いできました。

上は、東京大学医学部2号館に掲げてあるものです。
あとで調べると医学部長までされたのですね。

この絵をFacebookに投稿すると、お世話になっている滋賀県栗東市のちばレディースクリニックの千葉隆史先生から、『もしや小磯良平の絵ですか?』というコメントをいただきました。

気になっていたので、浅川町の吉田富三記念館に行き、いろいろ調べてみると、やはり兵庫県出身の日本の美術史上でも著名な、小磯良平画伯による、吉田富三博士の東大退官記念のときの肖像画だったようでした。

身近なところにある記念館で、医療者にとってはとても貴重なところです。

吉田富三記念館 http://www.tomizo.or.jp/

学会の夜

昼に勉強、夜に久しぶりに全国各地の旧友たちと懇親。
全国規模の学会は非常に実りがあります。

学会一日目夜。
場所は御徒町の鳥貴族。
不妊鍼灸ネットワークの仲間たちとまずは第1ラウンド!
不妊鍼灸ネットワーク会長の中村一徳先生と早くからはじめ、だんだんと仲間が集まってきます。

鹿児島、福岡、、広島、大阪などからの皆さんと、日ごろの治療の話をしながら、貴重なひと時となりました。
効果的なレーザーの治療法などを仕入れてきました。

第2ラウンドは水道橋駅前のとある居酒屋さん。
ここでは日本鍼灸師青年部時代で委員としてお世話になっていた仲間が待っていてくれました。
札幌、富山、岐阜、愛知県の岡崎市、群馬の渋川、相模原、鹿児島、福岡の仲間たちです。

発表前夜でしたので、あまり長居できず早々に退散しましたが、東京ドームで大きなライブがあったようで、水道橋駅前は電車に乗る人で激混み。

一駅歩いてお茶の水から電車に乗って上野に戻りました。

役員から離れて数年たちますが、大きな集まりの時には必ず声をかけてくれて、本当にありがたいです。

男性不妊の鍼灸の効果

第66回全日鍼灸学会で発表した内容は下記のページにあります。
http://www.sanpei89in.com/tex/funin6.html

日常、妊娠を希望されるご夫婦ともカップルを治療する事はたまにありますが、ご自身の精液のデータを把握しておられるご主人は大少ないものです。

たまたまた、精子の数が非常に少なく、また運動率が悪い場合と、良くある『ちょっと悪い』場合の2症例を提示しました。

一方は運動率が大変良くなりました。また一方は精子の数と運動率ともに改善しました。

治療は女性不妊において卵子の質の改善を目指す、卵巣の機能を改善する治療に準じて行いました。

卵子の質の改善と精子の質、数の改善には共通の鍵があるのかもしれません。

★当院では男性不妊の鍼灸治療を行っています。
ぜひご相談ください。
三瓶鍼療院 → http://www.sanpei89in.com/

 

第66回全日本鍼灸学会で発表しました

6月10日(土)11日(日)の二日間にわたって、東京大学で開催された第66回全日本鍼灸学会東京大会にて、当院より2題の発表をしました。

私、鍼灸師の息子夫婦と三人で参加しました。

私の方はスライドを使った一般口演発表で、会場は東京大学 山上会館でした。
演題:『男性不妊に対する鍼灸治療の可能性』
共同研究者は、長男の三瓶和樹です。
私が代表で発表しました。

ほぼ同時刻、医学部研究棟14階で、三瓶美智が
演題:『マラソンランナーの鍼灸受療率について』をポスター発表しました。

男性不妊の発表内容は後日掲載いたします。

 

 

2人目妊娠希望の際の、鍼灸治療開始について

1人目を授かり、さぁ2人目を目指そうか、鍼灸はいつから始めたらいいかな?という質問が良くあります。

1人目のご出産が自然分娩であり、順調なご出産であった場合であれば、授乳の時期はのんびりお子様を育てていただき、だいたい出産から1年経ったくらいで鍼灸治療を開始するのが良いようです。

授乳などによって月経が停止している間は、もちろん排卵もありません。もともと妊娠しにくかった体質などは、その間に自然に改善することも考えられます。

昨日は、1人目が人工授精を4回行っていましたが、結局鍼灸を8ヶ月行っていたら自然妊娠してご出産され、その後1年経ってから2人目をご希望で来院。

治療わずか5回目で妊娠されました。

妊娠出産は、その間に月経が停止し、排卵と月経が再開した時は明らかに妊娠しやすくなります。

1人目出産から何年も経ってしまうと、また妊娠しにくい体質に戻るようです。

なお、帝王切開での出産の場合は、ご出産の後はあまり急いで妊娠を目指しては危険で、1年以上の期間を空けること(医師によっては2年くらい)が必要なようです。

★当院では二人目不妊(続発性不妊)の鍼灸治療を行っています。ぜひご相談ください。
三瓶鍼療院 → http://www.sanpei89in.com/

学会発表のスライド

6月4日、5日は会議二つがあって東京へ行ってきましたが、10日(土)11日(日)は東京で第66回全日本鍼灸学会が開催されますので、発表のため休診となります。

昨年の65回大会は札幌で、臨床ではありませんが自分たちで出がけた64回ふくしま大会の準備をポスター発表させていただきました。

今年は男性不妊について発表いたします。
まだスライドができていなくて大丈夫か(;^ω^)と思いますが、スライドの表紙をブログに掲げて自らを追い込みたいと思います。
なにしろあと6日ですから・・・今夜も頑張って作ります。

さて男性不妊ですが、当院に来院されている方をみると男性因子が悪さをして妊娠できないケースが非常に目につきます。
それでも来院されるのは女性ばかりなのは、本当に残念です。

WHOの精子濃度1500万/ml(1CC中の精子の数)、総運動率50%という基準がありますが、これは最低ラインです。
ところが、女性である奥様にご主人の精子の検査結果を訊くと、(少し悪い、とか、まぁ何とか、とか)煮え切らないような回答を得る場合が非常に多いです。

5年間で女性の不妊症初診患者さんが300名以上あって、だいたい皆さん熱心に通院されますが、その間の男性不妊であると判明して、しっかり通われた患者さんはほんの数名でした。

またその中からご自身の精子のデータをしっかり把握している方は、たったの2名。
その2名の方の治療による結果を発表してきます。

ここ1~2年、やっと男性不妊が騒がれだしてきていますが、もう数年経つと社会的にも男性不妊が大きな問題となることでしょう。

2例ですので、データを分析しても大した意味はありませんが、少なくとも改善傾向を示して、今後も研究を積み重ねたいと思います。それにより、男性不妊(乏精子症・運動率改善)に鍼灸は大きな効果があると世間に訴えていきたいと思います。