6月10日(土)、11日(日)に東京大学で開催される第66回全日本鍼灸学会東京大会で、当院から2題の学会発表を行います。
このため6月10日(土)は休診となります。
三瓶美智が、6月11日(日)医学部教育棟13階セミナー室にて、『マラソン大会参加ランナーの鍼灸受療状況について』をポスター発表します。
私、院長は、6月11日(日)山上会館大会議室にて『男性不妊に対する鍼灸治療の可能性』をスライド発表します。
6月10日(土)、11日(日)に東京大学で開催される第66回全日本鍼灸学会東京大会で、当院から2題の学会発表を行います。
このため6月10日(土)は休診となります。
三瓶美智が、6月11日(日)医学部教育棟13階セミナー室にて、『マラソン大会参加ランナーの鍼灸受療状況について』をポスター発表します。
私、院長は、6月11日(日)山上会館大会議室にて『男性不妊に対する鍼灸治療の可能性』をスライド発表します。
一カ月以上ブログ更新をさぼりました(;^ω^)
いろいろありました、、、この一ヶ月。
みなさまに報告することがあります。
1)一般社団法人 福島県鍼灸師会の会長になりました。
Facebookではすでに書いてましたが、県鍼灸師会の会長になりました。罷免されなければ数年間会長職を全うしたいと思います。4年で卒業できるか、6年か・・・自分なりの目標は立てましたが、早く完遂できれば後進に道を譲りたいと思います。
2)毎年の郡山シティマラソン大会に参加しました。
第2回大会から、県鍼灸師会としてボランティア参加しています。私個人的には第3回大会から毎年休まず(震災の年は大会そのものが中止になりました)参加しています。
今年は師会長として、、、というか、新米会長なんで、なんの働きもできませんでした(;^ω^)
シティマラソン大会の合間に、郡山市・富久山で開業している鍼灸サロンLiberaの益子勝良先生に、肩関節の診察の仕方を会員の皆様に講義していただきました。
実は益子先生は、私が郡山の鍼灸学校で非常勤講師をしていた時の教え子です。非常に優秀で、卒業後は鍼灸師科の教員免許を取得され母校で教員をした後、開業されました。
達人の技!
鍼灸師会の前前の会長だった安齋昌弘先生(二本松・黄進閣鍼灸院)の妙技!
マラソン大会とはいえ、いろいろな先生の治療を拝見できて、この歳になっても勉強できております(^^)/
3月26日日曜日は新白河発6時24分の新幹線で東京に行き、第12回日本レーザーリプロダクション学会に参加してきました。
先週は京都での研修もあり、2週続けての出張研修となりました。
今回のレーザーリプロダクション学会は木場公園クリニック院長の吉田先生が学会長であり、吉田先生は鍼灸の良き理解者でもあることから、サブ会場の実技セッションと特別講演で鍼灸の枠がありました。
実技セッションでは、わが盟友・不妊鍼灸ネットワークでは事務局長をされているアキュラ鍼灸院の徐大賢院長が実技披露をされました。
ほかに2題鍼灸の実技があり、木場公園クリニック内で鍼灸外来を担当する今岡先生、英ウィメンズクリニック内で鍼灸を担当する井川先生の実技でした。
徐先生は、主に基本となる陰部神経刺鍼と中リョウ穴刺鍼法を披露しました。この刺鍼法は当院でも通常行っている方法です。
特別講演3では、これも盟友、というか悪友というか、不妊鍼灸ネットワーク会長の中村一徳先生(京都・なかむら第二針療所)による、『鍼灸とレーザーの融合』と題した講演がありました。
鍼灸+レーザー治療を行う前後で、採卵の成績、採卵後の胚盤胞の獲得率を比べた結果をもとに、その効果について論じられました。
鍼灸+レーザーが介入する前と後で、同じ排卵誘発の方法を行っていた、鍼灸+レーザーで十分な回数を治療できた、という59例の患者さんについて、鍼灸+レーザーが介入した後は、採卵数に有意な差はなかったが、胚盤胞の獲得率は約2倍になった、という結果でした。
特別講演を聴いていると、となりの席に突然お座りになったのが日本IVF学会前理事長の森本義晴先生(HORACグランフロント大阪クリニック院長)で、前日タイにいて、本日帰国してきたとのこと。乗り継ぎの飛行機がトラブルで空港で9時間足止めされたとか、、、大変お疲れ様でした(;^ω^)
また別の時間の実技セッションでは、世界的なレーザー医療の権威である大城クリニック理事長である大城俊夫先生によるレーザー+手技の実技がありました。これは大変貴重なものです。
福島県からは高名なハリポ鍼灸室の平田隆浩先生も来られていて、当日は一緒にお勉強しました。また平田先生の治療院でもレーザー(スーパーライザー)を使用しているとのことです。
この学会で、さらに効果的なレーザーの使用法を学んできましたので、患者様に応用したいと思います。
お彼岸の連休は役員を務めている不妊鍼灸ネットワークの公開講座へ参加してきました。
毎度、福島空港から大阪・伊丹空港へ行き、そこからバスで京都に移動する、という行程です。
朝のANA1番機から見る富士山ですが、毎回楽しみに進行方向左側のA席を予約しています。
遅れて会場につき、すでに広島市で開業している田邊美晴先生(はる鍼灸治療室http://haruharikyu.com/)の講義が始まっていました。研修元である京都・なかむら第二針療所での突発性難聴のオージオグラムのデータから有効な治療法を選んでいくまでのプロセスの発表でした。
不妊症とは異なる疾患でのデータ集積から、効果的な治療法を選ぶためにいかにデータ集積が大切であるか、というものでした。
この講座のひとつ前には、福岡の遠藤彰宏先生(福岡市・田中鍼灸療院http://tanaka-harikyu.jp/)より、さかごの治療を実例に挙げての有効性に関するデータの取り扱いについて講義がありました。
つづいて、名古屋・明生鍼灸院副院長の木津正義先生(明生鍼灸院http://meiseiacp.com/)からは、誤解されやすいエビデンスについて短い時間ながら講義いただきました。
そべてデータや科学だけでエビデンスが語られるわけではない、という実例を挙げていただきました。
昼食後は、京都女子大学名誉教授の小波秀夫先生から、医学が科学となった転帰についての裏話で、クリミア戦争で活躍した看護師であるナイチンゲールのお話を伺いました。
ナイチンゲールの献身的な看護活動から、医療は科学の分野になったこと。積み重ねたデータが不利なものになったとしても、正しい方向を得るためには必要なものであることを示されました。
次の講義は、IVF大阪クリニック看護師長の小松原千暁先生でした。
生殖医療を行なっている医療機関での医療者が鍼灸にどのような印象を持っているか、また、鍼灸師に期待する不妊カップルへの関わり方、接し方について、大変濃いお話を聞かせていただきました。
鍼灸に理解のある森本理事長の率いるIVFジャパンだからこそ、このような特異な内容がお話頂けた事と思います。
また空路で大阪より帰りますが、、、
伊丹空港でかならず食べる中之島カレーをいただきました。
26日の日曜日は東京で開催される第12回日本レーザーリプロダクション学会へ参加して勉強してきます。
今年も『原坊の朝顔』の種の配布を始めました。
当院でのこの朝顔の起源は、東日本大震災のあった6年前にさかのぼります。
http://sanpei89.rakusaba.jp/diary/diary.cgi?no=908
毎年、この季節になると当院受付で配布しているほか、講演をお願いされたとき、聴講された方に配っています。
昨年は福岡で講演した際、お配りしました。
だいぶ全国に広めたと思います。
今年は11月に佐賀県鍼灸師会様に講演をお願いされました。
佐賀県でも配布してきます(^^)/
当院は不妊治療専門ではなく、あらゆる疾患の患者様が来院します。
突発性難聴という、なかなか厄介な耳鼻科疾患があります。
ある日、突然に片耳が強烈な耳鳴りとともに聞こえなくなる、というものです。
ステロイドの点滴や入院による治療などをするようですが、鍼灸治療も非常に効果があります。
当院では鍼灸治療に併用してスーパーライザーなどのレーザー治療も必須で行っています。
写真は、耳孔に星状神経節用のプローブを挿入してスーパーライザーによるレーザー照射をしているところです。
内耳は人体最小の骨があるところで、また頭蓋骨などに囲まれていることから、突発性難聴の患部へは直接にハリ治療はできません。※モデルは当院副院長
ところが耳孔からレーザー照射をすると透過性の高いレーザー光は鼓膜を通して安全に内耳を刺激することができます。
上の写真で、耳介(耳たぶ)周囲に赤い光が漏れていますが、これは耳の周囲の組織を透過したものです。
このようにレーザーは非常に透過性に優れています。
この治療は不快な熱さはなく、耳の奥が穏やかに暖かくなる感じです。とても気持ちが良い、そうです。
写真は、低音が特に障害された50代男性の突発性難聴の聴力のグラフです。
発症から1ヶ月経ってからの当院への来院で、耳鼻科専門医からは、『難聴という軽いものではなく、聾(ろう)という非常に悪いレベル』と半ば匙を投げられておられたそうです。
週に2回治療し1ヶ月後の、低音500ヘルツの効果です。
60デシベル以上の大音量でないと聞こえなかったものが、40デシベルまで回復しました。
同じく1ヶ月後の中音1000ヘルツの効果です。
すでに治療4回目で効果が出てきました。
ある程度回復すると、そこからは回復がゆっくりになります。
今後は週に一回の治療とし、完全回復を目指します。
当院ではいろいろ試しましたが、レーザーだけ、鍼灸だけ、ではなかなか改善しません。
鍼灸を行いレーザーを併用すると大変に効果が高いです。
当院では鍼灸治療の他に、不妊症特に体外受精における卵子老化に対する補助治療法としてレーザー治療を行っています。
写真は首の前にある交感神経節の一つである星状神経節へ低反応レーザーであるスーパーライザーを照射しているところです。
照射しているところは赤く一見衝撃的ですが、多少温かく感じる程度で、決して熱くはありません。
星状神経へレーザーを照射することにより、血管を収縮させている交感神経の緊張を緩め、手足の血行や脳内の血流量を改善する効果があります。
この治療法により、卵巣の働きをアップさせ、質の良い卵作りを目指します。
また星状神経だけではなく、腹部の特定の照射点からレーザーを照射することにより、さらに質の良い卵作りを目指しています。
これら星状神経節レーザー照射と腹部レーザー照射は卵の質の改善だけではなく、子宮への血行を改善し、子宮内膜を厚くしたり胚移植時の着床率を高めます。もちろん自然妊娠にも効果が高いです。
上記は無治療安静時、鍼灸治療後、温熱療法後、SGL後(当院と同じスーパーライザー照射後)の脳の血流状態をキセノンCTで断層撮影したものです。
いかにレーザーの効果が優れているかお分かりになると思います。
このレーザー治療法は、当院では不妊症のほか、突発性難聴や老人性難聴、耳鳴り、花粉症やアレルギー性鼻炎などの耳鼻科疾患にも応用しています。
お子様の妊娠、出産を希望されて来院した際、当院ではなるべくわかりやすく、またじっくり時間をかけてこれから行っていく治療などについて説明させていただいています。
たいてい奥様一人でこの説明を受けているのが現状ですが、なるべくご主人様も一緒にお聴きいただきたいと思っています。
ご夫婦そろって最初にお話を伺うと、ご夫婦間で気づかないなにかの問題点を見つけられることもありますし、その後の治療もスムーズで成績にも良い影響が出やすくなります。
ぜひご夫婦でご来院ください。