肌のバリア機能を高めよう!

みなさんこんにちは!
三瓶鍼療院の美智です☆

11月もあっという間に半ばになりましたね
木枯らしが肌に刺さるような寒さを感じる今日この頃
皆様いかがお過ごしでしょうか

我が家の子供たちは寒さなど関係なく
「タッチ!」「バーリア!」なんて言いながら
外を走り回っております
鬼ごっこのルールって私が子供のころ(約30年前)から
なにも進化しないんですね
しみじみしちゃいます

さて、昨日は秋は乾燥の季節だとお伝えしましたが、
美容に乾燥がめちゃめちゃ悪いのはきっと皆さまご存じのはず

乾燥対策の美容グッズも店頭に所狭しと並んでおりますが
美容といえば三瓶さんところの美容鍼はどうなんだい?と
気になっている方も多いと思います

多いですよね??

多いはずです

 

はい

結論から言いますと、

乾燥対策に美容鍼ってめちゃめちゃいいです

 

そもそもなぜ美容に乾燥はよくないのか、と言いますと
いくつかの理由がありますので以下に箇条書きします

  1. 肌バリア機能の低下
    乾燥を原因としたトラブルのほとんどはバリア機能の低下によります
    お肌表面の細胞同士の結びつきが脆くなり、外からの刺激に弱くなってしまい様々なトラブルを引き起こします
  2. 水分量の減少
    バリア機能の低下により、お肌に通常保持される水分がより蒸発しやすくなります
    コラーゲンなどの保水成分も減少し、しわやたるみの原因となります
  3. 炎症の悪化
    バリア機能が低下し、外部から刺激を受けやすくなったお肌は炎症が起きやすく、赤みやかゆみ、ヒリつきの原因になります
  4. 毛穴の開き
    乾燥による水分量の減少を補うために皮脂の分泌が促進され、毛穴の開きや黒ずみの原因になることがあります

 

ざっくりというと以上のようになりますが、

まぁ、とにかく乾燥やばいよ

ということですね

 

さて、そんな強敵に対して鍼灸の効果はどんなもんだい?というところですが、鍼灸治療には以下のような効果が期待できます

  1. ターンオーバーの促進
    鍼施術によりお肌のターンオーバーが促進されます。これによりコラーゲンやエラスチンといった保水機能のある細胞が増え、お肌表面の水分量維持に役立つことができます
  2. 血行促進
    お肌の血流がよくなることで新陳代謝を活発化、ダメージを受けた細胞を排出し、肌のバリア機能を正常に戻す効果が期待できます
  3. 炎症を抑える
    美容に限らず鍼灸治療には炎症を鎮める消炎作用があります
    赤みやかゆみを最小限に抑えて健康的な肌を保つことができます
  4. 基礎化粧品の浸透を助ける
    美容鍼灸は刺激が優しいため、施術後のダウンタイムはほとんどありません。なので、治療直後に化粧水や保湿クリームなどを使用することができます。
    血流を良くしたお肌は化粧水の浸透を促し、お肌をきれいに整えます
  5. ツボを使った全身的なアプローチ
    昨日の投稿で燥邪は肺を侵すと説明しました
    肺という臓を補うツボに鍼やお灸をすることで、乾燥に負けないお肌作りを内面からサポートすることができます

 

もちろん鍼灸治療さえしていれば100%オールオッケー(`・ω・´)bではありませんので、丁寧なスキンケアや水分補給、室内の乾燥対策などの基本的な対策は必要になりますが、それだけでは賄えない秋冬の強敵に鍼灸治療も併せてご活用ください♡

 

秋は乾燥の季節!?

みなさんこんにちは!
三瓶鍼療院の美智です☆

紅葉真っ盛りで景色の美しい今日この頃、最近は毎朝雨が数滴パラついているからか、時折虹を発見して喜んでいるワタクシです🌈

 

さて、そんな美しい季節とは裏腹に

美容に関しては大敵の乾燥が気になる季節でもあります🌰

 

東洋医学では外から体に害を与える要因として「五邪(ごじゃ)」というものがあります。

五邪はその季節に盛んに体を侵す病気の原因となるもので、季節や体との関係を(五季)ー(五臓)ー(五邪)の順で表すと

春ー肝ー風

夏ー心ー暑

長夏ー脾ー湿

秋ー肺ー燥

冬ー腎ー寒

となります

気を付けてほしいのは「肝=肝臓」ではなく、東洋医学としての五臓六腑のうちの「肝」というものだということです。

この辺の解釈はちょっと難しいです(;^ω^)

でも五邪の考えは比較的わかりやすいですね☺

東洋医学的にも秋は乾燥しやすく「肺」という臓を侵しやすい季節になります

そして「肺」という臓は皮膚・体毛を司り(五主)、鼻に開き(五竅・五官)、鼻水を流し(五液)、咳をします(五変)

あと、教科書的には長夏(盛夏)となっていますが、私的な考えでは土用(季節の変わり目)のほうがしっくりくるし、実際に脾を病みやすいのは土用だとして治療されている鍼灸の先生方もいます

この「五〇」という考え方を「五行説」と言って東洋医学の考え方のおおもとになっています。

五行説の成立年代を見てみると紀元前5世紀ごろだそうです(Wikipedia)

もちろん科学の進歩で五行説と矛盾するところや、科学では解明できないような部分があったり、気候の変化で五行説とずれが出てきてしまうところもありますが、

五行説、陰陽説、臓腑経絡論、現代医学など様々な視点で施術をしています(*^^*)

しかし太古の時代から秋は乾燥に気を付けてね!と言われていたことは驚きですね

みなさまも秋は特に乾燥対策に気を配ってお過ごしください♡

令和7年 11月の診療案内

<休診>
11月9日(日)全日本鍼灸学会東北支部学術集会のため休診
11月30日(日)日本鍼灸師会創立75周年 功労者表彰式のため休診

 

<日曜・休日診療>
11月2日(日)朝8時00分~正午まで
11月3日(月・祝)朝8時30分~正午まで
11月16日(日)朝8時00分~正午まで
11月23日(日)朝8時00分~正午まで
11月24日(月・振休)朝8時00分~正午まで

日曜診療について
原則として前日までに予約をお願いいたします。
(急患はなるべく対応します)
また早い時間からのご予約になります。
(基本的に、時間の指定はできません)

日曜診療は、ご予約のない場合は休診、または最終患者さんで終了いたします。

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・月、火、水、金曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後2時~7時30分
※遅くとも当日午後6時までにご連絡下さい。

・木曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後は休診

・土曜日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後2時~4時00分

・日曜日・祝祭日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後は休診
(休日などは予告なく診療時間が変わることがあります)

10月4日(土)は、第20回日本鍼灸師会全国大会で講演してきました

激動は10月まで続いておりました。

10月4日(土)は、つくば国際会議場で開催された第20回日本鍼灸師会全国大会に参加してきました。

参加とは言え、不妊鍼灸についての講演を90分も依頼されておりました。名誉なことだと思っております。

写真は、中村聡・日本鍼灸師会会長のご挨拶です。

同じ会場で講演をさせていただきました。

演題は、『不妊鍼灸の手技の国内標準化を目指して』

様々な鍼灸の流儀があり、また不妊症への鍼灸治療法も様々あります。

現段階で一定の効果が認められるものについて公開して、広く行っていただいてデータを集め、やがて世界に文献として発信していきたい、という内容でした。

私が会長を拝命している一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)では、過去これまでに効果的な不妊症への鍼灸手技を会員間で共有し、また公開講座などで会員外へも広めてきました。

まずシンプルに、鍼や灸、世界的に鍼の補助に使われている低周波通電気くらいで、このような効果がありました、という少ないながら私の研究を示しました。

今現在はレーザーも使っているため、レーザー導入前のデータを提示しました。今後レーザーを使っての結果と比し、また私以外のJISRAM会員のデータも比べ、やがてレーザーを併用した治療法が『標準治療』になるかもしれません。

実技も披露しました(^^♪

与えられた時間は90分。なかなか長いです。

標準治療としてJISRAMで推奨している3つの刺鍼手技を披露しました。

 

9月28日(日) 一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)総会・東京研修

9月激動の〆は、28日(日)の生殖鍼灸、とりわけ不妊症に特化した鍼灸研究会JISRAMの総会と東京研修でした。

私、この会長を仰せつかっております(;^ω^)

総会では、2024年度事業と財務の報告、新年度である2025年度の運営方針を会員へ示し、事業計画と予算案を諮り、問題なく承認いただき総会を終了できました。

その後は研修となります。

会員データを集積した研究の中間報告

会員から募集した多くのデータを、新潟医療福祉大学准教授の金子聡一郎先生に解析していただき、中間報告をいただきました。

反復着床障害では鍼灸の有効が示されていた

3回以上良好胚を移植しても妊娠できなかった多数の症例に対し、鍼灸を行ったところ6割の方が胎嚢確認以上の臨床的妊娠をされた、ということでした。

データの多くは、採卵前から鍼灸を行っていたため、胚の質が改善したとも考えられます。

JISRAMでは、採卵成績の改善(採卵数の増加、採卵して受精した胚の質の改善)を目的とした鍼灸の手技を共有しています。

その手法を『(現段階での)標準治療』として、国内へ普及していきます。

 

その標準治療の会得と確認

会員へ標準治療である陰部神経刺鍼鍼通電法と、中リョウ穴刺鍼法を指導する、名古屋・明生鍼灸院の木津副院長。

木津先生は俵IVFクリニックで胚移植を行う患者さんへ鍼灸を行っており、また国内でも最も古くから不妊症へ鍼灸を研究している方でもあります。

私も、木津先生から不妊鍼灸の多くの技術を学びました。

終わって記念撮影

金子准教授、木津先生、皆さんで記念撮影です。南は鹿児島、北は仙台。みなさん良く集まってくださいました。

 

その後はお楽しみ懇親会へ

その後は、東京駅八重洲近くで懇親会。

みなさん生き生きしています(^^♪

日本不妊カウンセリング学会 第56回認定カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座で講演しました

去る9月21日(日)に、東京・日本橋でNPO法人日本不妊カウンセリング学会 第56回認定カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座にて、講演をさせていただきました。

演題は「生殖鍼灸における鍼灸の役割」

持ち時間は1時間。会場講演とリモート参加(アーカイブあり)のハイブリッド開催で、参加者は約700名ということでした。

聴講者は、認定カウンセラーや体外受精コーディネーターを目指す看護師さん、胚培養士さん、鍼灸師や薬剤師、医師の皆さまでした。

お話しした内容は、生殖医療に対して鍼灸が貢献できる内容やチーム医療を目指した鍼灸師の指導について。

特に生殖医療を実践しているクリニックの皆様に、鍼灸を紹介する、という内容でした。

なかなか採卵の成績がふるわない。そんな時は鍼灸を併用してはどうでしょうか。今行っている先生方の治療を邪魔せず、アド・オンできる治療が鍼灸です、みたいな話。

良い注射薬。高価な薬を使っていても、患者さんが疲弊していては良い効果が出にくいと思います。

そんな時は鍼灸を試していただきたいと思います。

座長は盟友の徐大兼先生(東京・アキュラ鍼灸院)

もともと講師の話を持ってきてくださったのは、東京・青山で古くから不妊症を扱っているアキュラ鍼灸院の徐大兼先生。

日本鍼灸師会の青年部時代からのお付き合いで、もう20年近くの交流がある盟友です。

このような学会で講演できたことは大変な名誉です。徐先生には大変感謝しております。

私の講演の次は富山県立中央病院の谷村悟医師による、『帝王切開子宮瘢痕症(CSDi)について』でした。

そのアーカイブを見させていただきましたが、『私の前の鍼灸の話、すごく面白かったですね』と言っていただいておりました(^^♪ちょっと嬉しかったです。

この次の週は、私が会長を務める一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)の2025年度総会と東京研修でした。

さらに翌週10月4日・5日は、つくば国際会議場で開催される第20回(公社)日本鍼灸師会全国大会での講演がありまして・・・。

バタバタですね(;^ω^)

8月31日・9月1日の東北鍼灸学会 福島大会

すでに8月31日(日)、9月1日(月)に開催した東北6県鍼灸師会で持ち回りで開催している、第56回東北鍼灸学会学術大会について。

この準備は大変でした(;^ω^)

大会のテーマは、『安心安全な鍼灸医療を目指して』

1年前から準備を進めてきましたが、6月以降からは参加者募集が始まり、その管理などに忙しく、また演者、講師の先生の調整、会場や協賛業者さんとの連絡などなど、鍼灸師としての日常の仕事をしながら、ほんとに厳しかったです。

一般口演は東北各県から1題ずつ。計6題。

鍼灸師の遭遇したトラブル例の発表で、みなさん本当によく発表して下さいました。

写真はあえて掲載いたしません(;^ω^)

特別講演は弁護士の高橋金一先生

鍼灸治療という、医療ではないけど特殊な治療法の法的解釈や、過去の医療事故の判例の解釈から発表症例のコメントまで幅広い専門家の教えをいただきました。

 

市民公開講座

市民公開講座は、わが福島県鍼灸師会相談役・監事の中沢良平先生(郡山市・一寸法師ハリ治療院)

演題は、『あはき法の問題点と改正への方向性』でした。

中沢先生は、われわれ鍼灸師の地位を安定させ、よい鍼灸医療を進めるうえで鍼灸師のための法律改善に取り組まれています。

 

そして閉会式

2日間に及ぶ第56回東北鍼灸学会も無事閉幕しました。

学会頭として謝辞を述べさせていただきました。

令和7年 10月の診療案内

<休診>
10月の休診日はありません。

 

<日曜・休日診療>
10月5日(日)朝8時00分~正午まで
10月12日(日)朝8時00分~正午まで
10月13日(月・祝)朝8時00分~正午まで
10月19日(日)朝8時00分~正午まで
10月26日(日)午後3時~5時まで

日曜診療について
原則として前日までに予約をお願いいたします。
(急患はなるべく対応します)
また早い時間からのご予約になります。
(基本的に、時間の指定はできません)

日曜診療は、ご予約のない場合は休診、または最終患者さんで終了いたします。

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・月、火、水、金曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後2時~7時30分
※遅くとも当日午後6時までにご連絡下さい。

・木曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後は休診

・土曜日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後2時~4時00分

・日曜日・祝祭日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後は休診
(休日などは予告なく診療時間が変わることがあります)