「講演活動」カテゴリーアーカイブ

カナケン 不妊症セミナーでお話しした内容の一部

9月の診療案内
https://sanpei89in.com/blog/?p=4594

9月1日(日)は東北鍼灸学会出席で休診となります。
9月22日(日)、23日(祝)は休診となります。
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8月25日は早朝だけで診療し、午後1時から東京の八丁堀にある東京医療福祉専門学校で(株)カナケンさんのセミナー講師をしてきました。

講義時間4時間の不妊症のセミナーです。

実技が1時間くらい。ほかパワーポイントを使った座学が3時間でした。非常に長いセミナーですが、これでも伝えきれません。

何枚かスライドを紹介します。

 

妊娠カップルの精液所見像

もう何回かこのブログでもお伝えしていますが、WHOの精液基準が下限基準値であることを伝えるための資料です。

聖マリアンナ医科大学教授時代の現国際医療福祉大学教授の岩本先生の貴重な研究です。

すでにお子さんがいるカップル(正確には妊婦さんのパートナー)の精液所見を研究したものです。

全体で、1ミリリットル当たり1億2千万くらいの精子となっています。

ところが、妊娠を問わない、18歳から24歳までの男性を調べると平均は6千800万ということでした。この平均でも十分な精液濃度ですが、この中には平均を大きく下回る精液所見の方がいるはずで、その方が例えば妊娠率を大きく下げている原因になっている、という話をしました。

もちろん、当院で行っている男性不妊の治療法も紹介しました。

 

基礎体温表の解釈・基礎体温で気を付けること

最近は、スマホのアプリで記録している方も多い基礎体温ですが、奇麗かどうか、気にする必要はありません。2層になっていればOKとします。

ただし、月経周期が25日以下の方は要注意。高FSH・低AMHが予測され、自然妊娠ばかり狙って長期間治療すると手遅れになることがあります。

早めの医療連携が求められます。

 

タイミング指導について

排卵日を狙って性交を行うと首尾よく妊娠を狙えそうですが、実は排卵日に射精して受精すると80%以上の確率で流産する。
出展は→(Wilcox AJ et.al. Hum Reprod 13: 394-397, 1998)

なお、上記の出展はオックスフォード大学出版局の生殖医療学術誌です。

一番妊娠率が高いのは、排卵2日前のタイミングということですが、性交回数が少ない(5回未満)だと、やはり流産率が高い。

排卵して基礎体温も高くなり、もはや妊娠に関係ない黄体期にも性交を行うと、妊娠継続を助ける働きがある。
出展は→(Science 1995; 270: 630 / Mol Hum Reprod 2006; 12: 301 / Biol Reprod 2009; 80: 1036 / Hum Reprod Update 2009; 15: 517 (Review) / J Reprod Immunol. 2010; 85:121)

実に多数の学者の研究結果があります。

一番良いのは、月経がすっかり終わったら一日おきに10回性交を行うと良いと思います。患者さんへのタイミング指導に役立ててほしいと思いました。

 

継続した治療の必要性を説く

私たち鍼灸師の治療は体質改善であり、西洋医学的な治療は周期ごとで治療が完結するのに対し、長期にわたって治療を繰り返して体質を向上させる、というものです。

一回治療を行うと、まぁ1週間は治療の効果があると思いますが、1週間以上経過すると、治療を行う前と同じあたりに体の状態が戻ります。

図では、右肩上がりの太実線が、破線で下がるように下がります。

破線が下がりきる前に、つまり、1週に1回を過ぎないように、とか、卵の質の改善や、採卵成績を向上させる場合などは2週で3回から週に2回の治療を必要とします。

なぜ必要なのか、このような図を使って説明すると良い、ということをお話ししました。

不妊期間が長いと、病に親しむ状態の方も多いです。
いかにやる気スイッチを入れるか。モチベーションを高めるか。

大切なことだと思います。

真面目に通われている方には妊娠する方も多いですが、そうでない方にはやはり妊娠は少ないです。

限りある時間を大切に有効に使い、鍼灸だけで妊娠が出来なくても、場合によっては専門医による薬や高度な治療が効きやすくすることも目標にしています。

8月25日 東京のカナケンセミナー資料を作りながら

9月の診療案内
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8月25日(日)は、東京開催のカナケンセミナーのため朝7時半~8時まで3名限定で診療します。
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不妊で、人工授精を繰り返していてなかなか妊娠せず、当院で鍼灸を続け無事妊娠。

ただし習慣性流産もあり、当院で妊娠後すぐ流産。あきらめずに鍼灸を続け、2ヶ月後にまた自然妊娠。

習慣性流産の患者さん

先日は、妊娠38週まで鍼灸を続けられ、もう大丈夫でしょうといことで無事卒業。今月が出産予定です。

もし陣痛が弱かったり、出産予定日を過ぎるようなら、鍼灸に来てくださいと話しておきました。

お腹の中のお子さんは、ちょっと大きめの女の子だそうです。私もお役に立てたようで何よりです。

ブログに書いていませんが、もう4年超も通われている方がいます。体外受精でやっと授かり、ところがもう安心してよいころ死産してしまいました。

すべての治療を中止されていましたが、また鍼灸や体外受精に復帰され、苦労しましたがまた妊娠されました。

もうちょっとすると胎動が感じられる週数になります。

大事を取られ、まだ週一回の鍼灸を続けられています。

8月25日は東京で不妊のセミナーを依頼されていますが、不妊治療は患者さんと一緒に様々な障壁を乗り越えていくものだと思っています。

辛いこともたくさんあります。でも生まれた赤ちゃんを見せていただいたりすると、そんな辛いことをはるかに越えた嬉しさと充実感を感じます。

講義の資料を作り、メモ欄にこれから気づいたことを書き溜めていき、聴講される先生方にいろいろお伝えしたいと思っています。

 

8月25日(日)は、カナケンセミナーin東京に出演します(^^♪

8月の診療案内
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8月は、11日(日・海の日)、12日(月・振替休日)が休診となります。

8月4日(日)、18日(日)は朝8時~正午まで診療します。
8月25日(日)は、カナケンセミナーのため朝7時半~8時まで3名限定で診療します。
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昨年は郡山で開催した、鍼灸用品の卸屋さんカナケンさんのセミナーを今年は東京で開催します。

東京駅から近い八丁堀にある鍼灸学校・東京医療福祉専門学校さんが会場です(^^♪

参加費1万円の商用セミナーですので、気合が入ります。

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■日時:2024年8月25日(日)13時~17時(4時間)
■会場:東京医療福祉専門学校
東京都中央区八丁堀1-11-11
■受講料:10,000円 学生: 5,000円
■申込:info@kanaken.co.jp へメール、
または、カナケン 担当 川本へ電話かFAXにて
TEL:045-901-5471 FAX:0120-05-8939
当日申込専用:080-5188-8148

■講師 三瓶真一 先生
(福島県鍼灸師会会長 三瓶鍼療院院長)

■対面セミナーのみ
講師のご好意により座学は録音OK、実技はビデオ撮影OK

■内容(時間配分が変わる場合があります)
第1部 13:00 ~ 14:00
不妊症の疫学  / 不妊症の原因(女性・男性)
/ 不妊症の治療(一般生殖医療・高度生殖医療)について / PubMedから不妊鍼灸のエビデンスをみる / 生殖内分泌のしくみを知る/ 女性不妊各論(排卵障害・PCOS・子宮内膜症・その他) / 男性不妊について / 鍼灸治療が提供できること

第2部 14:40 ~ 16:00
不妊症の鍼灸実技 基礎編 / 排卵障害、卵巣機能改善、卵質の改善 採卵成績の向上を目指す鍼灸 / 月経痛、子宮内膜症の関係する不妊についての治療 / 男性不妊の鍼灸治療(乏精子症、精子無力症)など

第3部 16:05 ~ 17:00
不妊患者さんの特殊な心理状況とその対応について / 脱落・離脱を防ぐ治療計画(クリニカル・パス)の立て方と患者対応について / 質疑応答、その他

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今年2月と先日7月14日に福島県鍼灸師会主催で、私が講師でそれぞれ3時間のオンライン不妊症セミナーを開催しました。

今回のカナケンさんのセミナーは4時間で、こういった講習会では超大変長丁場ですが、それでも時間は足りないです。

どういった内容でスライドを作るか・・・頭を使います。

第2回オンライン不妊症セミナーを開催しました

7月21日(日)は福島県鍼灸師会夏季学術講習会のため、休診となります。

7月28日(日)は、午前中診療いたします。
(前日までのご予約をお願いいたします。)

8月の診療案内
https://sanpei89in.com/blog/?p=4552
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昨日、7月14日(日)は日曜日で、海の日という祝日でした。

わが鍼灸師会での、今年第2回となるオンラインによる不妊症セミナーをこの日開催しました。

第1回目は2月開催でしたが、全国や海外からの参加申込がたくさんあり、びっくりしました。海外で活躍する日本人の鍼灸師の先生。ぜひ日本鍼灸を世界に広めてください。

当日は、約3時間のZoomを使ったセミナーでした。

・内容
第1部
・なぜ痛む月経痛
・月経トラブルの社会損失
・普通の月経痛と不妊になりやすい月経痛
・痛み止めからの解放が妊娠体質へ
・あらゆる不妊の原因・子宮内膜症とは

第2部
・排卵障害について
・若い女性に多い多嚢胞性卵巣について
・欧米と違う日本人・アジア人種の多嚢胞性卵巣
・基礎体温の見方とタイミング指導について

経営ミニ講話
・ベテラン鍼灸師を蝕むマンネリの恐怖

こんな内容でお話しさせていただきました。

すべてレコーディングして、後日のアーカイブ視聴もできるようにしましたが、ワタクシ普通だと思ってましたがだいぶ訛ってんですね(;^ω^)

 

 

第73回全日本鍼灸学会のこと(2)難治性不妊

5月の全日本鍼灸学会では、『生殖医療における鍼灸の役割(難治性不妊の治療の現状と未来)』と題したシンポジウムも企画しました。

日本での鍼灸による不妊治療の草分け、名古屋の明生鍼灸院の木津正義先生(写真右)と私(三瓶)のダブル座長。

生殖医療専門医は、福島県立医大・生殖医療センター病院教授の菅沼亮太先生。

菅沼先生からは、生殖医療の歴史から、アメリカ生殖医療学会の鍼灸を推奨するガイドラインを紹介いただきました。

当院でも大変難しい患者さんでお世話になっているドクターです。

また、生殖医療カウンセラーでは、同じく福島県立医大・生殖医療センターのカウンセラーである本田明奈先生。

本田先生からは、カウンセラー業務を通しての様々な知見をご発表頂きました。

最後のシンポジストは、四国・香川県丸亀市の厚仁病院生殖医療部門から登壇いただいた、松田尚香先生

すでに生殖医療の中で活躍する鍼灸師としての立場から、実際の鍼灸を取り入れたチーム医療についてお話しいただきました。

第73回全日本鍼灸学会のこと(1)

先月末に開催した学会の話を数話書いて行きたいと思います。

この学会は、世界鍼灸学会連合(WFAS)に加盟している日本最大の鍼灸学会です。

年に一回学術大会を開催しています。

9年前に郡山で第64回大会を開催し、次は仙台に回って来ました。

大会の会頭は東北大の高山教授。私は実行委員長を仰せつかり、準備期間はほぼ4年。

立場上、大会の企画に深く関与することができたので、不妊のセッションを多数企画しました。

僭越ながら、『不妊鍼灸の特別演題入りとこれから』と題し、400人定員の会場で教育講演1を講演させていただきました。

不妊症に対する鍼灸治療は、今やしっかりしたエビデンスがありますが、そのほとんどは海外のものばかりです。

日本から質の高いエビデンスを発信する必要がある、という内容でお話ししました。

座長は、同じ福島県郡山市で鍼灸サロンLiberaを開業する益子勝良先生。不妊症に関する卓越した知識と経験から座長をお願いしました。

もし郡山近辺で不妊治療を受けられる際は、益子先生をおすすめいたします。(郡山市 富久山 鍼灸サロンLibera)

もちろん、白河市近辺の不妊症の鍼灸治療は当院へどうぞ!

講演の要旨は↓こちら(^^♪

11月12日のスライドを作っております

 

昨日は夜にネット・セミナーを開催しました。

昨日は診療が終わって21時から、世界最高品質のハリを作っている株式会社セイリンさん主催のネット・セミナーの講師を務めました。

セミナーとは言え、いよいよ今月末に迫ってきた学会の宣伝のためのセミナーでした(^^)

仲間たちと三年にわたって準備して来た第73回全日本鍼灸学会宮城大会です。

大会実行委員長と言う、身分不相応の大役を預かり、この三年は家族やいろいろ犠牲にして来ました。

鍼灸師だったオヤジも、息子がこんな事していると知ったらさぞかし誇りに思ってくれたのではないかと思います。

実質2日間の学会ですが、講演、シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップ、実技セミナーなど48のセッションのがあり、1つのセッションに複数の講演があるものが多いでから、

数えたら90以上の講演がありました。

実は私もこの学会で講演します。

学会までにスライド作らないとね(^^)

多嚢胞性卵巣の不妊について


7月17日のオンライン不妊症セミナーにお話しする内容は、ざっと下記の通りです。

福島医大の産科婦人科学講座の講師で、生殖内分泌が専門の山口明子先生が講演第一部。

私は講演第二・三部の2コマ180分でした。

多嚢胞性卵巣の方は非常に多く、しかし、厳密には医師側の診断基準を満たさないボーダーの方も多い。

クロミッドで卵が育ち、排卵していたが、だんだん卵が育たなくなってきた、と言う方が良く鍼灸に来ます。

以下、長いですがご一読ください。

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ある患者さんの話。

多嚢胞性卵巣(PCO)のある方です。

クロミッド1錠で卵胞発育が見られましたが、だんだんと発育しなくなり、やがて2錠に増えました。

それでも妊娠せず、クロミッド2錠に増えました。

だんだんそれでも発育卵胞が見られなくなり、やがて注射での排卵誘発になり、それでも妊娠しないので当院に来院されました。

こういう患者さんが鍼灸院にはよく来院されます。

しばらく(3~5ヶ月)鍼灸単独で治療を続けていると、自然に排卵したりするようになります。

本日は1月12日(水)。

昨年5月より多嚢胞性卵巣による不妊で鍼灸治療で来院されていた方がいまして、この方もこのパターンでした。

しばらく鍼灸をつづけて昨年末に、いつも大変お世話になっている那須塩原市の石塚産婦人科様へ紹介させていただきました。

今回の診察では、クロミッド1錠でしっかり卵胞発育があり、ちゃんと自発的に排卵していたそうでした。

やるね鍼灸!(^^)/

 

 

さて、

昨年(令和3年・2021年)12月26日に私が会長を務める一般社団法人福島県鍼灸師会の冬季学術講習会で講演した内容の要旨を掲載します。

多嚢胞性卵巣では、ざっと下記のような問題を抱えて鍼灸院に来院するケースが目立ちます。

 

経口薬が効かないなら注射で排卵誘発すればいいじゃん!となるわけですが、そうすると今度は多数の卵胞が発育してしまう危険があります。

何が危険というと、まず多数の卵胞が発育して排卵すると、通常1つの卵子が受精して1人の赤ちゃんが育つのですが、多数の卵子が受精生する多胎(たたい)妊娠になる可能性があるのです。

双胎=2人=双子までならば正常に出産し、赤ちゃんが正常に育って行くことが多いですが(それでも高齢妊娠だと難しいことがあります)、品胎(3人妊娠)以上になると、非常に危険な妊娠になります。

ゆえに、多数の卵胞が育つと、その周期は妊娠しないように避妊や性行は中止、積極的な治療は中止となります。

また卵巣過剰刺激症候群(OHSS)となり、血栓症が起こりやすくなったり、非常に危険があります。

刺激が少ないと卵胞が育たず、刺激が強いと多数の卵胞が育つというのが多嚢胞性卵巣(PCO)の特徴です。

クロミッドなど薬に慣れてしまって、錠数が多くなったり注射に移行したようなケースの場合、鍼灸治療をしばらく続けると、また弱い刺激でも卵胞が育つようになります。

ヨーロッパやアメリカなどと違い、日本人などアジア人種でのPCOは少し発症のメカニズムが違い。欧米に多い男性化は少なく、むしろ体重やBMIが正常な方が多いようです。

男性化=高アンドロゲン状態よりも、隠れ糖尿病などインスリン抵抗性体質による、高LH(黄体形成ホルモン)状態の方に問題があって、中途半端な発育卵胞(FSH=卵胞刺激ホルモン依存性ではなく、LH依存性の初期の発育卵胞)が多数育ってしまいます。

 

 

脳下垂体からは、卵を作る時期にはFSH(卵胞を作らせるための『卵巣刺激ホルモン』)が多量に出て、卵が出来ると排卵させるためにLHホルモン(黄体形成ホルモン)の急激な放出(LHサージ)が起こります。

これは脳下垂体より上位の視床(間脳)からのGnRH(性腺刺激ホルモン=ゴナドトロピン放出ホルモン)のパルス分泌の速さなどのリズムで決まります。

 

鍼灸は、子宮や卵巣の血行を改善するだけではなく、脳に働きかけてさまざまなホルモンや物質を分泌させる働きがあります。

ちょうど昨日はNHKで鍼灸を含む東洋医学をテーマにした番組が放映されました。その中でも鍼灸が脳内に効果を表すシーンがありました。

『心地よい』日本式の鍼灸は、脳の報酬系を賦活させて痛みなどの症状を緩和させているだろう、と、スウェーデンのトーマス・ルンデバーグ博士が2006年の京都の国際学会で発表しています。トーマス・ルンデバーグ博士はノーベル医学生理学賞の選考委員会のあるカロリンスカ研究所の研究者です。

ついでに言うと、カロリンスカ研究所とは名前は研究所ですが世界最大の医科大学だそうです。

鍼灸で脳内の報酬系、たとえば報酬系で代表的な物質は『幸せホルモン』と言われているセロトニンや、よく知られたドーパミンがあります。

これらのホルモンが鍼灸によって変化することが世界中の論文で証明されています。上のスライド画像がそうです。

赤いマーキングは日本の福田文彦先生の研究です。

上の写真の、真ん中の方が福田文彦先生です。

右は私(三瓶)ですが、左の方は精神科医の山田朋樹先生。
山田先生は横浜市立大救急救命センターで長らく救急医として活躍されていました。
参考URLhttps://www.tbs.co.jp/houtama/last/071216.html

救急救命センターに運ばれる救急患者には自殺未遂の方が多いそうです。山田先生は自殺=希死念慮の研究で有名な方で、うつ病の専門医です。

脳の研究をしている福田先生、うつ病専門医の山田先生は、和福島県鍼灸師会の創立70周年の際に、講演をお願いし、終了後に三人で郡山駅のなかにある『もりっしゅ』で懇親会二次会を楽しんだのでした。

自然に鍼灸や精神科医療へ話が移るのですが、鍼灸は心療内科領域に非常に効果がある、という内容の話をしていました。

実際にセロトニンやドーパミンを誘導するにはかなり刺激の強い『痛い』鍼刺激が必要だったりしますが、それは単発での刺激で、数カ月も鍼灸を続ける場合は、やはり『心地よい』日本式の鍼灸が必要だろうと思います。

そこで当院の出番です。

なにしろ、講師の鍼灸治療ですから。

心地よい鍼灸、非常に大切です。当院で一番大切にしているところです。

当院の発祥は約70年前。

上の写真でだいたい50年くらい前のものです。

当事は温泉マッサージから始まっての鍼灸院でした。つまり心地よい、気持ち良い、という治療をモットーにしていたのです。

経絡治療のようでそうでなく、盲目の鍼灸師でしたが非常に治る患者が多かった。盲目の父の治療を、幼少のころから私は手伝ったりしていました。

往診は、父の手を引いて患者さんの家まで歩きました。患者さんの顔色や吐しゃ物の色を教えたり、そんな手伝いでした。

子供ながらに、病人を治す父を見て育ちましたから自然に跡を継ぐ決心をしたんだと思います。

PCOを含め、不妊治療では下記のスライドのようなスタンスで鍼灸を行っています。

鍼灸は非常に不妊に効果があります。しかし、薬のような確実性は少ないように思います。

鍼灸治療を継続することで、当初効果があった薬が効きにくくなってきたような場合、鍼灸によって回復したりします。その時期を見計らってまた専門医での治療を再開したり、そういった方向で治療をしていきます。

PCOについての当院での対応です。

体質をおおざっぱですが2つに分け、それぞれの治療を行いながら体外受精などでの採卵成績を改善するエビデンスのある陰部神経刺鍼を行ってパルス通電するなどの治療を行い、良い成績を得ています。

多嚢胞性卵巣(PCO,PCOS)の方は、ぜひご相談ください。

https://www.sanpei89in.com/tex/funin0.html