来る5月22日(金)~24日(日)の三日間にわたり、郡山市のビッグパレットふくしまを貸し切りで、全日本鍼灸学会(http://jsam.jp/)の第64回学術大会が開催されます。
大会ホームページ http://taikai.jsam.jp/
Facebook https://www.facebook.com/64fukushima
地元鍼灸師会の役員でもありますし、もともとこの学会の会員でもあるので光栄なことに大会事務局を仰せつかりました。
その準備に2年前から会議や視察などをはじめ、実際の開催まで一か月を切りました。
福島県立医科大学会津医療センターの漢方医学講座の三潴教授が大会会頭で、わが福島県鍼灸師会会長の中沢先生(郡山市・一寸法師ハリ治療院)が大会実行委員長。大会の大蔵省である財務担当は同じく鍼灸師会の佐藤副会長(矢吹町・あけぼの鍼灸院)。
大会の内容は非常に質の高いもので、国内はもとより海外からの参加も多いようです。
この三日間で延べ参加数は約6500名。
この学会に参加しないでのんきに診療している鍼灸院が福島県内にあったら、それはもう『当院は勉強や研修はしないダメ鍼灸院です』といっているようなものです。
大会に参加できるのは、鍼灸師や医師、歯科医師、それらの学生となっていますが、最終日24日・日曜日の午後からは市民公開講座を準備しております。
市民公開講座 5月24日(日)13:00~16:00
どなたでも無料で参加できます!
なお、大会運営に深く関わるものとして、不妊症のシンポジウムを企画しました。
大会二日目の午後のゴールデンタイムに、不妊症に対する鍼灸のエビデンス(効果の根拠)についてですが、たいへんな豪華キャストでお送りいたします。
シンポジウム2
「不妊症と鍼灸治療」
シンポジスト(発言順)
「統合医療を用いた生殖医療最前線」
HORACグランフロント大阪クリニック院長
日本IVF学会理事長 森本義晴 先生
「エビデンスからみた世界の不妊鍼灸の現状」
明治国際医療大学
臨床鍼灸学講座助教 田口玲奈 先生
学会指定発言
「不妊に対する鍼灸治療のエビデンスを求めて
~中リョウ穴刺鍼および陰部神経鍼通電を用いた鍼灸治療の効果~」
明生鍼灸院 副院長 木津正義 先生
「臨床現場における不妊鍼灸の質向上への取り組み」
不妊鍼灸ネットワーク会長
なかむら第二針療所 院長 中村一徳 先生
座長もW座長で非常に豪華です。
座長・明治国際医療大学特任教授 矢野 忠 先生
(形井秀一筑波技術大学教授とともに、日本に“レディース鍼灸”という言葉を作った先生)
座長・明生鍼灸院院長 鈴木裕明 先生
(おそらく国内外最多の鍼灸による不妊症の学会研究発表を行った鍼灸院グループの総帥)
なお、名誉なことに私・三瓶はこのシンポジウムのコーディネーターと司会をさせていただきます。
また、このシンポジウムは国内で初めて不妊症に関する鍼灸のエビデンスを論じるものとなりました。
これまで200万人の不妊症の方を診療された日本IVF学会理事長であり、世界最大の不妊診療グループであるIVFジャパン理事長の森本先生も、『不妊症には、特に卵子の改善には統合医療が必要で、とりわけ私は鍼灸に非常に期待している』と語られています。
学会の準備でこれまで当院の患者さまには多大なご迷惑をおかけしておりましたが、学会が終了しましたら祝祭日の診療も再開いたしますので、もうしばらくお許しください。
5月21日(木)午後から24日(日)までは、当院では副院長と参加しますので、休診とさせていただきますことをお許しください。