たまには診療日記を

盆明けは毎年の事、治療院もヒマになってきます。

あれほど暑かった毎日が嘘のように、特に朝は涼しく、空がだいぶ高くなり、初秋を感じるようになったある日。

ある中学生の腰痛の患者さんが来院しました。

お母さんがご予約の電話をかけて来ましたが、当院で不妊治療をして授かったお子様との事でした。

今中学生で、妊娠期間と治療期間があるので、当院が現在の場所に移転してすぐに来院したころ通院されていたのでしょう。

当院では妊娠されてもしばらくは鍼灸を続けますので、このお子さんとはお母さんのお腹を隔てて触診やなんらかの診察行為をしていた事になります。

非常に感慨深いです。

この日、この患者さんとすれ違いに、やはり当院で不妊治療を続け授かったお子様が来ました。

さっきの中学生とは違い,体調を崩すとすぐに当院に来てくれる常連さんの可愛い小学生で、11年前の震災の頃授かったお子様でした。

昨日は夕方そろそろ診療の終わる頃、待合室に2歳くらいの男の子、小学生になる少し手前の男の子の兄弟が、お母さんの治療の終わるのを待っていました。

小さい方のお子さんは非常に賑やかで、時折治療室まで奇声が聴こえて来ました。

この兄弟2人は,和樹先生の治療で授かった2人です。やはり大変感慨深いです。

患者さんにお子様が生まれ,そのお子さんが患者さんとして来院され、鍼灸は実に家庭医療なのだと感じます、

エアコンを使う必要も時々なくなり、窓から入り込む清涼な風で涼しみながら、そんな事を考える一日でした。