子宮内膜症既往の不妊の方

チョコレート嚢腫手術の既往のある患者さん

昨年の8月から不妊で来院している方。

20代の半ばに卵巣のチョコレート嚢腫で片側の卵巣を内視鏡で部分手術し、30代初めとなった今は月経の周期が25日くらい。

卵巣機能低下による高FSH状態による頻発月経状態(一ヶ月に2回月経)と低AMHで閉経が早くなる早発閉経予備軍と判断し、鍼灸治療開始後、3ヶ月で国際医療福祉大学を紹介させていただきました。

当院での卵巣機能改善、卵子の質の改善を目指した治療をしながら、紹介先でのリプロダクションセンターでの諸検査中に自然妊娠。

喜んだのもつかの間、胎嚢確認できずに化学流産へ。

再度自然妊娠

その翌周期からはリプロダクションセンターでも積極的な治療を開始したらしく、プロミッドを使ったタイミング指導から始まり、2周期目で再度妊娠。

前回、化学流産した周期から1周期置いた周期です。

数年妊娠しなかったのが、3か月に2回妊娠ですので、やはり鍼灸は妊娠する体質へ体を変えるのでしょう。

定期的な治療継続が効果をもたらす

この患者さんは、時々2週に1回になる時がありましたが、週に一回真面目に通われていました。

体質改善のためには、継続した治療が必要です。

前回の治療の効果が残っているうちに、次の治療を重ねると、効果も重なっていきます。

せっかく治療を始めたのならぜひ真面目に継続しましょう。