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北九州への旅

12月・年末年始の診療案内
→ https://sanpei89in.com/blog/?p=3963
※直近では12月3日(日)、10日(日)が日曜診療(午前中)です。

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なかなか行く機会もない九州。しかも北九州。

講演を頼まれたとはいえ、半分は旅行気分で嬉しいです。

金曜日、午前中は診療をして午後から新幹線で上野。そこから京成線で成田へ。

成田からはLCCのピーチで福岡へ。LCCに乗るのは初めてでしたが、ANAとかJALと変わらないと思いました。

博多駅はクリスマスのイルミネーション。

講演を終えて、一人で乾杯。見知らぬ小料理屋で見知らぬ魚の刺身。これが旨かったです。なんでしょう?カツオだったか?

旨い魚とくれば日本酒。しかも冷酒。

高千穂という九州の地酒ですが、詳細は不明。2杯飲んでいい気分。

お宿は普通にホテルが取れなくて、人生初のカプセルホテル。しかしキャビンタイプの個室。

2段の上だったのが怖かったですが、まぁまぁ良かったです。今度泊まるときは下の段にしたいですね。

翌日は朝5時起きでピーチの1番機で成田へ。

やっぱり飛行機は窓側席が最高です。

富士山も見えました。ちょっと遠いですね。大阪便だとすぐ近くを飛ぶんですが。

朝の1番機だから遅れもなく、スカイライナーへスムーズに乗り継ぎ。

午後2時から日曜診療をやりました(^^♪

ふと思い出す患者さん

正確には、元患者さん、になるでしょうか。

なかなか妊娠しなくて、とうとう体外受精まで進み、何度か胚移植を行っても妊娠しない。

本当に妊娠希望だったのか

すっかり諦めていて、親の勧めで鍼灸治療に通い出した40歳目前の奥さんをいつも思い出します。

結果から言うと、二年半を毎週一回欠かさず治療を続け、奇跡的に自然妊娠して出産しました。

周囲に気を遣い、あらゆる治療を受けたけど妊娠出来なかった。でも諦めず私は頑張っているんです。と、とても辛い言い訳を二年半続けていたように、私はずっと感じていました。

この患者さんを連れて来たのはお姑さん

この患者さんを当院に連れて来たと言うのが、夫のお母さん。つまり姑さんでした。

体外受精の排卵誘発は、お姑さんが自宅で注射をしてくれたそうでした。

また当院を勧めて一緒に付き添って初めて来院した際、うちの息子はどこも異常ないんですけどねぇ、とも言いながらの来院でした。

結婚してから15年目の初妊娠でした。

元気な女の子を出産されました。

あの時の気持ちは

あの日から、まじめに来院を続けた持ちは、妊娠を希望しての前向きな気持ちだったのか、あるいは、妊娠はあきらめていたけど周囲に対しての言い訳として通っていたのか。

ふと思い出します。

第5回日本伝統医療看護連携学会でシンポジウム講演と座長を務めました

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※直近では12月3日(日)、10日(日)が日曜診療(午前中)です。
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11月25日(土)に、北九州市で開催された第5回日本伝統医療看護連携学会に参加し、シンポジウム講演と、鍼灸関連の一般演題発表の講師を務めてきました。

会場は北九州市・産業医科大学。厚生労働省が支援する、公設民営大学で一種の私立医科大学になります。

学会の大会長は立石和子先生(産業医科大学産業保健学部 教授)。

大会テーマは
Various Treatments(多様な治療選択)~人・場所・方法~

名誉なことに、昨年の第4回に引き続き、2年連続でシンポジウムに登壇せていただきました。

シンポジウム『東西の在宅医療、ケア』

座長は大沼由香先生(岩手保健医療大学 教授)
立石和子先生(産業医科大学産業保健学部 教授)
実に大学教授2人が座長という豪華ぶりでした。

発表順からシンポジストと演題は、

 1)在宅療養者の鍼灸利用について
~北九州市内(若松区/八幡西区)の訪問看護利用者の状況から~
野元由美先生 (産業医科大学産業保健学部 講師)

2)鍼灸師のプロフェッショナリズムを高めるために地方の組合(鍼灸師会)が頑張っていること
三瓶真一 (一般社団法人福島県鍼灸師会 代表理事・会長/三瓶鍼療院 院長)

3)鍼灸が介護と連携でできる訪問ケア
吉田 学先生 (鍼灸院心美堂 院長)

4)自立支援を目指して
及川敦子先生 (訪問介護ステーション火の鳥 所長)

5)医はき師からみた、医師・看護師連携の勘所
寺澤佳洋先生 (口之津病院 医はき師)※医師鍼灸師

シンポジウム後の記念撮影です。

一般演題発表

ほか、一般演題発表4題の座長をやらせていただきました。

1)江戸時代の按摩療法における施術手技と治療理論の文献検討
三保翔平先生(仙台赤門医療専門学校 鍼灸マッサージ東洋医療科)

2)脊柱管狭窄症手術後に発現した尿閉に対する陰部神経刺鍼の有効性について
北小路博司先生(宝塚医療大学 保健医療学部 鍼灸学科 教授)

3)事故情報データバンクを活用した“好転反応”に関連するトラブルの解析と社会的影響
宮本成生先生(立命館大学大学院 スポーツ健康科学研究科)

4)超音波画像診断装置を利用した筋・筋膜性腰痛に対する鍼治療の一症例
種市敢太先生(BODYREMAKER 鍼灸治療院)

いずれの発表も素晴らしい発表で、これらそれぞれの発表後に会場からの質疑を取りまとめたり、コメントを入れることが座長の仕事です。

特に、2)の高名な北小路教授の発表演題は、当院で不妊治療で卵巣機能改善や子宮内膜肥厚についてよく行っている鍼灸手技です。

もともとは北小路教授が前職である明治鍼灸大学鍼灸学部・泌尿器科学講座で創始研究した技術でした。

この鍼灸技術は泌尿器症状に悩む方への福音となっているほか、多くの妊娠・出産を希望されている方を救ってきた技術で、その創始者である北小路先生のご発表の座長を任せていただいたことは、大変光栄で名誉なことです。

またこの発表は優秀発表賞になり、立石大会長から表彰されました。

発表後に北小路教授と記念撮影させていただきました。

北九州市は福岡から電車に乗り換えて小一時間のところにあり、遠かったです。

しかし、得難い経験を積ませていただき、嬉しかったです。

参加の旅行記は後日に書かせていただきます。

夜間飛行

本日11月25日土曜日は、和樹先生・美智先生に診療を任せて、北九州市にある産業医科大学で開催される第5回日本伝統医療看護連携学会のシンポジウムにシンポジストとして登壇してきます。

北九州は、福岡からさらに電車で小一時間かかるのと、出番の時間が午後。

前泊後泊してのミッションになります。

私が治療するより、最近は和樹先生・美智先生の治療の方が、改善される方が多いように思います。

成田空港を出発した後の夜景。

ほんとに綺麗です。

これも研修です

本日11月20日日曜日は社会研修のため、休診となっております。

明日21日火曜日は午前中は満床、午後から空きがあります。

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年に一回の、一族を連れてのディズニーランドとディズニーシーへ泊まりで来ています。

これも社会研修と勝手に位置付けていますが、実に学びがあります。

クリスマスにも近づき、大変混んでいます。

海外からのお客さんは、それほど多くない印象です。20人に1人くらいでしょうか。

孫4人ももちろん一緒です。

小さい孫は3歳と4歳。一日中遊びまわるにはまだまだ小さく、ベビーカーに乗り、気がつくと寝ています。

そうすると、ジジババの仕事は沿道やベンチに座って寝ている孫の見守り。元気な奴らはアトラクションで遊んでいます。

天気が良くて風もなく、日中は小春日和を通り越して暑いくらいでした。

寝ている孫が暑くないか、汗をかいてないか。時々肌を触って確認します。

ジジババもなかなか働きます。また、寝顔を見ながらの孫の世話焼きも実に楽しいものです。

こう言うとき、いつも思うことがあるのは、不妊で頑張って治療に来る方々の事。

やがて妊娠して子宝に恵まれると、本当に幸せそうです。

ですがママやパパになったあなた方の親は、きっともっと嬉しい筈です。

だんだん暗くなり、クリスマス・ツリーの灯りも鮮やかになってきました。

遊び疲れて寝ている孫を見守りながら、今年もいろいろ思ってました。

孫誕生を待ち侘びている方達のためにも、明日から治療に頑張ります。

木曜日につき午後は

11月の診療案内
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※19日(日)、20日(月)が社会研修のため休診になります。
※23日(木・祝)は正午まで診療、26日(日)は午後2時から4時まで診療です

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昨日は木曜日。

と言うことは午後から休みの半日診療でした。

この日の午後のミッションは、月に一回の柴犬ユキちゃんのシャンプーです。

ランチは、帰り道に西郷村の丸甚食堂さんで。

かこい食堂さんに行きたかったのですが、たいてい木曜日は休みでして。

とは言え、丸甚食堂さんは太麺でウマイです。

食後帰宅してワンコを車に乗せて、西郷村のflip flapさんへ。

3ヶ月先まで予約してあり、と言うことは今日の予約は3ヶ月前に。

だから、午後に時と言う絶妙な枠で予約出来てます。

ワンコがピカピカになっている間、毎度の西郷村のイオンでコーヒー飲んでのんびり待ってました。

いつもですと家内が一緒ですが、実家の母親の病院付き添いで、私一人でした。

この日の店内BGMは、奥にいたせいでほとんど聴こえず。

やはり、漬物売場まで行かないとダメか笑

時間になり迎えにいきましたが、もうピカピカ!

さすがプロの仕事ですね。

先月、お腹を壊して、ユキちゃんだいぶ痩せて、今日は10.8キロでした、なんてお店の方に言われました。

スマートで身軽になったようです。

寒くなりました

今朝の最低気温は、公式には1度。

しかし三瓶家は山間部のため、もっと低く、たぶん氷点下だったんではないかな。

ここ数日、膝を傷め、ユキちゃんの散歩は家内に任せていました。

数日間毎日、自分で鍼灸治療を続け、劇的に改善し、今日はリハビリを兼ねて久しぶりに散歩に出ました。

時刻は6時前。

夜明け前が一番冷え込むっていいますね。

ユキちゃん、元気です。

毎晩、私の布団に入って一緒に寝ています(^^)

嬉しいお客さん

週明けの月曜日。

とても寒い日でした。今年は秋がないと言われていたほど、温かい秋でした。

びっくりするほどの冷え込みよう(^◇^;)

こんな日は治療室もヒマです。

午後早くに、小さなお子さん連れのお母さんがふたり来訪されました。

ふたりのお母さんは、お友達どうし。

体外受精を何度も受けて、なかなか授からないので鍼灸に来た方たちでした。

どちらも7 回とか8回、9回の胚移植をされていて、授からなかった方でした。

最初にひとりが鍼灸をはじめ、一年経ってからもう一人が来院するようななりました。

『三年くらい通いましたかね?』

『先生、何言ってんですか。五年も通いましたよ(笑)』

最初に来院した方は、妊娠された頃の採卵では、空胞が目立って来た方。

一年遅れて鍼灸を始めた方は、採卵の数は毎回良いのですが、受精培養後にあまりグレードの良い胚にならなかった方。

なにしろ五年ですから、当方の治療もいろいろ変わります。

より良い方法を求めてレーザーを加えたり、様々な先生のご指導で現在の治療になりました。

おふたりは、43歳、44歳で無事妊娠されました。

当院来院後、6回とか8回の胚移植でした。

おふたりのお子さんは一歳違い。

もしかしたら一緒に治療を始めたら、同級生になっていたかもしれません。