「不妊症・子宝治療」カテゴリーアーカイブ

不妊症オンラインセミナー終了しました

2月もそろそろ終わりになります。

1年は早いものですね。

2月23日の天皇誕生日は、午前中診療し、午後からは当院からZoomをつかった不妊症のオンラインセミナーを開催しました。

なんと参加申し込みは60名超!

3時間超のセミナーで、3回予定のうち第1回。

しかし、開始からアーカイブ用に録画するはずが、、忘れてました(;^ω^)

3時間超講義で話し終わり、録画しなかったスタートから1時間をもう一回話し、録画しておいて編集して仕上げるという荒業に。

しかもどこまで話したか覚えておらず、多めに話して録画したので、合計で1人で5時間を話しました。

我ながらよくやりますな(^^♪

次回は夏に、子宮内膜症と多嚢胞性卵巣(PCO)を重点的にしたセミナーを開催します。

 

2月23日午後はオンライン不妊症セミナーを開催します

令和6年 2月の診療案内
https://sanpei89in.com/blog/?p=4207

2月23日(金・祝)は午前中診療いたします。

25日(日)はいわきサンシャインマラソンボランティア参加のため休診になります。

日曜診療は、原則前日までの予約をお願いいたします。
(日曜当日に電話いただき、私が電話に出れば当日予約でもOKです)
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2月23日は、午前中診療し、午後1時半から全国の鍼灸の先生を相手に不妊鍼灸のセミナーを主催します(^^♪

やっとこスライドが出来上がりました。

時間までの待ち受けは、このスライド。
zoomで皆さん参加するオンラインですが、このスライドのBGMは、東京ディズニーランドのメインエントランスのBGM。

心ウキウキするようなBGMを心がけました。

スライドのトップ。表紙は↓こちら。

わが治療院受付にあるフェルトのコウノトリです。

今回全国の鍼灸師が対象ですが、すでに50人以上参加申し込みがありました。

海外の鍼灸師の先生も参加申し込みがありました。

講義頑張りますよ~(^^♪

講演用スライド作成(実技動画編)

令和6年 2月の診療案内
https://sanpei89in.com/blog/?p=4207

2月18日(日)は午前中診療いたします。

25日(日)はいわきサンシャインマラソンボランティア参加のため休診になります。

日曜診療は、原則前日までの予約をお願いいたします。
(日曜当日に電話いただき、私が電話に出れば当日予約でもOKです)
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2月23日(金)は祝日ですが、午後からオンラインの不妊鍼灸セミナーの講師を務めます。

参加申込はおかげさまでだいぶ順調に増え、21日締め切りですが本日までに33名の申しこみがあります。

ここに福島県鍼灸師会の会員(無料)と、東北の鍼灸学校の先生方の招待参加がありますから、全体で50人を越えそうです。

実技はすでにビデオ撮りしたものを編集します。

ライブ感は少ないですが、オンライン専門の講習会の際はトラブル防止に便利です。

windows10付属のClipchampを使って字幕を付けたり編集しますが、非常に高機能でありがたいです。

ありがたいことに、いままでいろいろなところで講演させていただきました。

今までの講演歴や学会発表歴は下記にあります。
https://www.sanpei89in.com/tex/aisatu.html

今年5月は、仙台国際センター貸し切りで開催する第73回全日本鍼灸学会宮城大会での開会式直後のトップバッターとして、教育講演1『不妊鍼灸の特別演題入りとこれから』を講演させていただきます。
https://www.tohoku-kyoritz.jp/73jsam/

全日本鍼灸学会では、今や不妊鍼灸は人の集まる・参加者が増えるテーマだと取り上げらていますが、今から9年前に郡山市で第64回ふくしま大会でシンポジウムとして企画されるまでは、大会のテーマにそぐわないと敬遠されていたのです。

当時、ふくしま大会では私は大会事務局長を仰せつかり、早い段階から大会の企画を立案できる立場にいました。

そして不妊鍼灸を全日本鍼灸学会学術大会でシンポジウムとして特別演題入りさせることができました。

あれから9年。毎年の(全日本鍼灸学会)学術大会では人の集まるセッションとして不妊鍼灸が企画されるようになりました。

5月の第73回宮城大会では大会実行委員長を仰せつかりました。福島で耕し種を蒔いて、宮城大会では大きな樹になるよう、全60セッションのうち『難治性不妊』をテーマにいくつかのセッションを企画しました。

教育講演1
演題 不妊鍼灸の特別演題入りとこれから
講師 三瓶真一(三瓶鍼療院)
座長 益子勝良先生(鍼灸サロンLibera 福島県鍼灸師会学術部長)

シンポジウム1 司会 三瓶
座長 明生鍼灸院 副院長 木津正義先生
シンポジスト
菅沼亮太先生(福島医大生殖医療センター長)
本田(宇仁田)明奈先生(福島医大生殖医療センターカウンセラー)
松田尚香先生(厚仁病院生殖医療鍼灸ルーム長)

実技セミナー5
演題 男性不妊鍼灸実技
講師 伊佐治景悠先生(SR鍼灸グループ総院長)
座長 三瓶真一(三瓶鍼療院)

ランチョンセミナー
演題 生殖鍼灸から始まる鍼灸の可能性と未来(医師からの信頼を得るために)
講師 中村一徳先生(京都・中村第二針療所)
座長 松田尚香先生(厚仁病院生殖鍼灸ルーム長)

全60セッションある中で、難治性不妊をテーマに大会実行委員長の我儘を許していただき、これだけの企画を通させていただきました。

わが鍼灸師としての集大成です。

2月23日のオンライン不妊セミナーも自信をもって進めていきます。

 

21日日曜日は全日本鍼灸学会東北支部の研修でした

1月28日(日)は、前日までのご予約の方に限り、正午まで診療いたします。

令和6年 2月の診療案内
https://sanpei89in.com/blog/?p=4207
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1月になり今年初めての研修会は1月21日(日)郡山での全日本鍼灸学会東北支部の研修会でした。

しっかり研修して認定ポイントを貯めないと、学会の認定が更新できなくなるので必死です(;^ω^)

第1講座は福島医大・地域・家庭医療学講座の豊田先生が講師で、家庭医療について勉強しました。

会場は郡山の福島医療専門学校の鍼灸科学生もたくさん参加し、大賑わいでした。

第2,3講座は、関西医療大学の坂口俊二教授による、冷え性と鍼灸治療でした。

なかなかとらえどころのない冷え性。冷え性のある方女性のは、妊娠した場合優位に早産になりやすいというデータがあるようです。

また冷えの強い女性は、分娩時間も長くなるのだそうでした。そのデータも示されました。

安産には冷え性の改善も大切なようです。当院でも単なる冷え性と軽く扱わず、少しでも改善を試みるようにします。

研修が終わって白河に戻り、西那須野の髙橋先生夫妻とグリル銀座で夕食。

毎度のステーキ&ハンバーグですが、おいしかったです。

下記にリンクのある、習慣性流産の患者さんですが、その後も順調です。責任がありますから当院でも治療前後に経腹エコーで確認しますが、胎児心拍もしっかり見えています。

習慣性流産の患者さん

 

 

 

習慣性流産の患者さん

昨年の夏頃、とある病院で人工授精を受けているけど、なかなか妊娠できない、と言う方が鍼灸治療で来院しました。

問診票には、過去に2回流産した事がかいてありました。

聞けば無治療での自然妊娠てあったと。

脈診すると明らかな腎虚で、まだ若いけど先天の精が薄いようで、卵巣予備能であるAMHも年齢に比して低く、主治医も治療を急いでいるのだとか。

とにかく、腎を補いつつ、子宮と卵巣の機能改善を狙った鍼灸とレーザーを続け、2か月過ぎると自然妊娠されました。

しかし、妊娠したのを喜ぶ間も無くすぐに流産してしまいました。

胎嚢確認以上の流産2回で習慣性流産といいます。3回繰り返すと不育症といいます。

流産を繰り返すには理由があるのですが、初期の流産の大部分、7割くらいは偶然の染色体の異常で、受精の時に運命は決まるようです。

当院では、流産を繰り返す方には、鍼灸治療を初めて一回目の妊娠時には流産しやすいので、諦めないこと、と最初に良く説明します。

なかなか妊娠出来ない状態が、自然妊娠できるようになった事で、まずは改善したわけです。

さらに体が改善すれば、つまりこのかたの場合、さらに腎虚が改善すれば、出産につながる妊娠ができるようになりますから。そんな説明をしっかりしました。

流産後、3週期過ぎてまた自然妊娠されました。

今度は順調なようで、2週続けて胎児心拍も確認出来ています。

今度は、脈状も良く、胎児の生命力を表す命門の脈もしっかりあります。

出産まで大丈夫と確信しています。

原坊の朝顔の種 今年も配布します

令和6年1月の診療案内
https://sanpei89in.com/blog/?p=4167

1月7日(日)、8日(月・祝)、14日(日)、28日(日)は、
正午まで診療いたします。

1月21日(日)は、全日本鍼灸学会東北支部研修会のため休診となります

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妊活の縁起物として知られる、原坊の朝顔を今年も配布開始しました。

なかなか授からなかった患者様が大切に育てて咲かせ、採った種です。しかもみなさん、当院で治療して1児2児と授かりました。

また鍼灸はしていないけど、朝顔の種を植えて花が咲いたら遠くに嫁いで子供が出来なかった娘夫婦に子供が出来た、なんて方も2~3人いました。

当院に2011年の震災の年にやってきた、サザンオールスターズの原由子さんに由来する本物の原坊の朝顔の種です。

https://sanpei89in.com/blog/?paged=2&s=%E5%8E%9F%E5%9D%8A

当院で毎年配布するほか、不妊セミナーで各地の鍼灸師会や学会などで講師で呼ばれた際、聴講された方へ配っています。

 

2月にオンライン不妊症セミナーを開催します

12月・年末年始の診療案内 
https://sanpei89in.com/blog/?p=3963

12月24日(日)正午まで診療します。

今年は12月30日(土)正午まで診療します。

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患者様には関係のないお話ですが、わが福島県鍼灸師会で2月23日(金・祝)に、オンラインで鍼灸による不妊症治療の3時間セミナーを開催します。

講師は、私(三瓶)がつとめます。

昨年4月から不妊治療に健康保険が使えることになり、不妊治療に来院する患者さんが一変し、何度も体外受精を受けても妊娠できない方、良い卵が育たない・採卵できない方など多くなってきた印象があります。

明日から使える即戦力・知識と鍼灸技術をテーマにして下記の内容でお話しします。

不妊症の疫学 / 不妊症の原因(女性・男性) / 不妊症の治療(一般生殖医療・高度生殖医療)について / PuMedから不妊鍼灸のエビデンスをみる / 生殖内分泌のしくみを知る / 女性不妊各論(排卵障害・PCOS・子宮内膜症・その他) / 男性不妊について / 鍼灸治療が提供できること / 不妊患者さんの特殊な心理状況とその対応について / たっぷり実技あり

遠方まで鍼灸を受けに行かなくても良いように、福島県内や全国にしっかりした不妊鍼灸治療を行える鍼灸院を増やす目的で、当院の技術や知見を開放します。

鍼灸師さんなど、お申し込みは下記よりどうぞ。 https://fukushima-harikyu.jp/archives/info/2024_02_23

全日本鍼灸学会C講座2ポイント、東洋療法研修試験財団生涯研修(臨床)4単位・日鍼会NGKシステム登録となります。  

妊娠しないには、何か理由がある?

12月・年末年始の診療案内
https://sanpei89in.com/blog/?p=3963

12月10日(日)正午まで診療します。

12月24日(日)正午まで診療します。

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少し前まで、日本の不妊症の定義は不妊期間が2年でした。

つまり2年間避妊しないで、普通の夫婦生活を送っていて妊娠しない場合、不妊としていました。

平成27年8月より、日本産科婦人科学会ではこの不妊期間を1年にしました。

累積(自然)妊娠率について

では、結婚して妊娠を希望して、どれくらいで妊娠するのか。

Zinaman MJ, et al. : FertilSteril 1996 ; 65:503より三瓶が作図

健康な200カップルを追跡調査したZinaman MJらの研究です。

英文の論文を翻訳しながら三瓶が上記グラフを苦労して作図しました。

このグラフは、来年2月のカナケンさんの東京?横浜?でのセミナーに使います。

1周期(月経から月経までの1期間)で、約20%。

初の3ヶ月で合計約60%のカップルが妊娠し、その後の3ヶ月でプラス10%で合計70%が妊娠。

その後の6ヶ月でさらにプラス10%で合計84%の妊娠となるそうです。

1年後から2年までの間はたったのプラス4%だそうです。

最初の3ヶ月 60%
その後3ヶ月 70%(+10%)
その後6ヶ月 80%(+10%)
その後24ヶ月 84%(+4%)

そうすると、妊娠を希望して6ヶ月妊娠しない場合は不妊症を疑ったほうが良いと思います。

諸外国の定義では6ヶ月というところもあります。  

 

妊娠できないには、何か理由がある?

グラフから言えることは、『妊娠する(普通の)カップルは最初の3ヶ月でだいたい妊娠する』ということでしょう。

実際に妊娠できない方が専門医に受診すると、様々な検査を受けますが、特に診断されるのが、下記あたりと思います。

  • 排卵障害、多嚢胞性卵巣、
  • 高プロラクチン血症
  • 黄体機能不全
  • 卵巣チョコレート嚢腫
  • 年齢的なもの など

こうした診断をされた方が、特に何もしないでその後自然妊娠される方も多く、こうした診断は絶対的なものではないようです。

また特に診断されない方のほうが多いくらいのように感じます。

 

機能的不妊が多い

つまり、妊娠しないには何か原因はあるが、絶対的な原因と言えるものは少ない、ということです。  

こういうのを機能的不妊、と呼びます。

 

機能的不妊への鍼灸治療

『不妊症』と言えばあたかも病名のように聞こえますが、一定期間妊娠しない状態であり、半健康の状態を改善すると妊娠しやすい体になると言えます。

当院では、鍼灸で首肩こりの改善を行ってストレス状態を緩和させることを最初に行い、次に子宮や卵巣の機能を改善させる治療法を行っています。