令和5年 2月の診療案内

<休診>
2月26日(日)

<日曜・休日診療について>
2月11日(土・建国記念の日)
8時~正午まで診療いたします。

2月5日(日)、12日(日)、19日
いずれも8時~正午まで診療します。

※予約は2週間前から受け付けます。
日曜日は予約枠順に早い時間帯から予約を取らせていただきますのでご理解のほどお願い申し上げます。

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・月・火曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後2時~6時30分

・水・金曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後2時~7時00分

・木曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後は休診

・土曜日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後2時~4時00分

・日曜日・祝祭日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後は休診

 

原坊の朝顔の種 配布を始めました

今年も妊活・子宝の縁起ものである『原坊の朝顔の種』の配布を始めました。

サザンオールスターズの原由子さんのご懐妊にまつわる、正真正銘の本物の種となります。

当院には2011年の東日本大震災の年にこの種がやってきました。
https://sanpei89.rakusaba.jp/diary/diary.cgi?mode=view&no=119
当時のブログの記事です。

それから患者さんに里親になっていただいて種を増やしていただき、ご懐妊や出産したらその種を分けていただき、また患者さんにお分けして里親になっていただく、というシステムです。

育て方は、ネットなどで調べてみてください。

もし子宝に恵まれましたら、当院に収穫された種の半分をいただけましたら、来院する患者様に配布いたします。

残りの半分は、ご友人や知り合いに配布されるとか、お子様の成長を願ってまた育ててみてください。

当院に掲示させていただいている、お子様の写真などですが、下の2枚のパネルは昨年ご出産された方たちです。赤ちゃん連れでご挨拶にいらっしゃるのは、妊娠・ご出産された方の10人に1人くらいです。

ですので、実際にはこの10倍くらいの方が妊娠・出産されていることになります、

この方たちの想いの籠った種を差し上げますので、大切に育ててみてください。

不妊治療は1回1回の積み重ね効果にて

平成28年の3月、今のJISRAM(一般社団法人 日本生殖鍼灸標準化機関)の前身の不妊鍼灸ネットワークの公開講座で講義を行った記事を見つけたので再度掲載したいと思います。

鍼灸の流派はたくさんあり、さまざまな治療法が存在します。

効果的な治療は学会などで報告され、だんだんと流派を越えてスタンダードになり、標準治療として広く国内で行われていきます。

鍼と鍼を電極でつなぎ、微弱な電気を流す電気鍼などはこの最たるものです。

不妊治療にはそれがなく、全国で行われているものも共通点がなく、当時、標準治療になりうるのは名古屋の明生鍼灸院の中リョウ穴刺鍼法や、陰部神経刺鍼と通電法でした。

この手法を明生鍼灸院の鈴木裕明院長、木津正義副院長が全日本鍼灸学会で発表し、再現性の高い治療法であると全国で用いられています。当院でも基本治療として行っています。

この手法を共通手技にして、全国レベルで質の高い不妊鍼灸治療を追究して共有しようと、京都のなかむら第二針療所の中村一徳院長、東京のアキュラ鍼灸院の徐大兼院長と三瓶で、不妊鍼灸ネットワークを作りました。今もこの二人は私の無二の親友です。

仲間だけで技術や知識を独占せず、年に1回は下記の写真のような公開講座を行い、全国の先生方に披露しました。

その公開講座の第2回目で三瓶が講師に登壇させていただいた時のもので、業界の新聞に掲載された記事です。当時の私は不妊鍼灸ネットワークも福島県鍼灸師会も副会長でした。

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排卵誘発 → 卵胞発育確認 → タイミングや採卵

こうした周期ごとに現代医学的な治療は『1単位』として完結します。単位とは言わず、周期と言いますが。

鍼灸治療は体質の改善です。

1回ごとの治療を繰り返し、次の治療の時は、前回よりも改善した状態から今回の治療の効果を重ねて、というように、1回ごとの治療の効果を重ねていきます。

これには、数か月から1年と時間がかかる場合があります。

その代わり、薬を使わない治療ですから、薬に慣れて例えば卵胞が育たなくなるとか、そういう心配はありません。また月経の際の体調悪化(PMSや月経痛)などが改善し、肩こりや腰痛、冷え症などが改善することもあります。

例えば排卵障害という状態があります。脳下垂体性ならストレスなどが原因となります。そうならば肩こりや首こりの治療も行うと効果的です。

卵巣性の排卵障害であれば、多嚢胞性卵巣(PCOS)などが割合多いです。これは西洋医学的にはクロミッドなどによる排卵誘発が第一ですが、繰り返していくとだんだん薬が増やさないと卵巣が反応しなかったり、薬では効果が出なくなったため注射で排卵誘発を行ったら、卵が出来すぎて多胎妊娠を防ぐために、その周期は子作り禁止・治療は中止とか、があります。

こうした場合などは数周期体を休め、鍼灸治療で体調を整えるとまたクロミッドが効き出すことが良くありますし、それで妊娠される方も多いです。

日本人のPCOSは、糖代謝の異常体質(インスリン抵抗性)が絡む方が多いそうで、鍼灸治療は糖尿病の方も治療に来られるくらい、こうした体質に良い高効果があります。

自然妊娠されるかな、と思われた方で、1年2年となかなか妊娠せず、とうとう体外受精まで来てしまった方がおられました。ただこの方は良い卵も採卵で来たし、胚移植直前の現在は、子宮の内膜も十分厚く、よい結果が得られるのではないかと期待しています。

まじめに根気よく頑張ったので、神様も味方するのだと思います。

 

 

 

鍼灸が効果のある疾患、症状を知り、守備範囲を広めること

新年1発目の勉強会は、所属している全日本鍼灸学会の東北支部の研修会になります。

1月15日(日)郡山労働福祉会館で開催されますが、役員でもあるのでいろいろ準備もあります。

内容は3部構成で、それぞれ受講すると認定ポイントが付きます。

講演1 <B講座> 10:30~12:35
「ポートフォリオとは」 – 教育に携わる方へも –
講師  福島県立医科大学医学部 地域・家庭医療学講座 医師 豊田喜弘 先生

講演2 <A講座> 13:05~14:15
「味覚・嗅覚障害と鍼灸」
講師  森ノ宮医療大学 医療技術学部 鍼灸学科 教授 仲西宏元 先生

講演3 <A講座> 14:25~15:55
「味覚・嗅覚障害の鍼灸治療」(実技披露含む)
講師  森ノ宮医療大学 医療技術学部 鍼灸学科 教授 仲西宏元 先生

講演1の、福島医大 地域・家庭医療講座の豊田先生の講座は、2年前の冬に聴講させていただきました。家庭医療についての講座ですが、さまざまな疾患や症状で、プラ入り・ケアとして接することが多い鍼灸師はぜひ聞いてほしい内容でした。

今回は学生さんの参加をターゲットにしているので、内容はポートフォリオという聞きなれない言葉の内容です。ポートフォリオとはもともと金融業界の言葉だそうですが、教育にも使われる言葉で学習成果などを積み上げて行き、指導などに役立てるものだそうです。

すでに鍼灸治療を行っている者にとって無用の知識であるようですが、こうしたものを知って日常臨床を行うと、いろんな場面に役立つと思うのです。

●▽治療専門とか、たとえば鍼灸治療でも不妊治療専門とかスポーツ鍼灸専門とか見かけますが、専門性を謳っていてそれ以外は全くダメ、というのでは、その専門性にも疑問が出ます。

私は40年近い鍼灸師人生を振り返り、あらゆる広範な知識があって、その上に専門性があると思っています。

講演2,3は味覚や嗅覚障害の鍼灸治療ということで、森之宮医療大学の仲西教授の講義です。しかもうれしい鍼灸実技付き。

痛みやしびれなどの痛覚障害、耳鳴りや難聴といった感覚器障害以外に、嗅覚や味覚障害といった方面にも鍼灸は効果がありますが、その原因や効果の機序を知る機会はあまりありません。

こうした基礎を知り、しかも効果的な鍼灸治療の実技が付くのですから参加しない手はありませんね。

この日の講座をすべて受講すると、A講座2ポイント×2=4,B講座1ポイント×1=1 の合計5ポイントを取得できます。

5年間で80ポイント以上獲得すると、学会の認定試験を受けることができます。この試験に合格すると『全日本鍼灸学会 認定鍼灸師』となります。

私は昨年認定試験を受け、無事に認定鍼灸師になることができました。

認定鍼灸師制度は更新制のため、5年間に様々な研修を受けてポイントを貯め、更新のための認定試験を5年ごとに受験することになります。

鍼灸師免許は更新制のない身分免許なので、陳腐化しないようにこうした勉強が必要になってきます。

鍼灸治療がストレスに効果のあるエビデンスについて

当院では、不妊治療から痛みの治療、うつやパニック障害、自律神経失調、脱毛など幅広い治療を行っています。

こうした疾患は特にストレスの影響が大きく、長期にわたるストレス状態はさまざまな慢性病を引き起こします。

一方、ストレスに対しての鍼灸の効果はだいぶ解明されていて例えば鍼灸治療により、セロトニンやドーパミンの分泌が増えるといった報告が多くあります。

下記はその研究です。

一部に変化はなかったという報告がありますが、赤いマーキングのところが増加したといった効果です。

出典は臨床神経学雑誌第52巻11号です。(伊藤和憲先生報告)

私が懇意にさせていただいている研究者の先生も名を連ねています。

クリックして拡大 →

セロトニンは人間の情動に関与し、うつ状態の方は明らかに減少し、ドーパミンなどは少なくなると行動に影響があります。

西洋医学的な治療では、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)などを使って、脳内のセロトニン濃度を上げるような治療も主流です。

しかし、薬剤中止の際の離脱作用が強く、さまざまな副作用があります。

鍼灸治療は副作用もなく、安心して長期にわたって継続できますし、自然にセロトニン濃度を上げることができるのです。

またドーパミン濃度が上がることは、例えばパーキンソン病の予防につながると思います。

冬季は日照も少なく、脳内のセロトニン濃度が下がるといわれています。

ぜひ鍼灸治療をおすすめいたします。

当院の今年の学術活動は

今年は、下記のような状況で学会や研修会に参加いたします。

1月15日(日) 全日本鍼灸学会東北支部郡山B講座
コロナ後遺症を見据えた、嗅覚・味覚障害の鍼灸治療になります。

コロナ感染拡大で講師の先生が福島まで来れない場合は、なんと三瓶が大阪の森之宮医療大学へ機材を持っていき、郡山までネット中継することになっています(;^ω^)

4月23日(日) 福島県鍼灸師会春季学術講習会
コロナ後遺症に対する鍼灸治療で、会津医療センター鈴木雅雄教授の講義があります。

6月9日(金)~11日(日) 第72回全日本鍼灸学会神戸大会
その翌年の2024年の学会73回大会は仙台で、三瓶が実行委員長です。

6月未定 全日本鍼灸学会 盛岡A講座

7月未定 福島県鍼灸師会夏季学術講習会

9月未定 東北鍼灸学会盛岡大会

11月未定 全日本鍼灸学会東北支部学術集会(仙台)

12月未定 第18回日本鍼灸師会全国大会

12月17日(日) 福島県鍼灸師会冬季学術講習会
筑波技術大学 鮎沢教授 茨木県立医療大学 石山助教を招聘しての、脳神経外科・頭痛の特集を予定しています。

だいたいこんな一年間の研修予定です。

そのほか、個人的に勉強したい講習会などをネットで学習となります。昨年は不妊を中心に5回くらい参加しています。

そのほか、スポーツボランティアが2回、鍼灸体験教室(郡山保健所)が1回あります。なかなか忙しいです。

あと、当院主催の開業塾を年間で4回ほど。

自分が講師を務める学会や講習会ですが、1件だけ打診がありました。看護系の学会ですが、もしかしたら講師で登壇するかもしれません。でも九州だからなぁ、、遠いなぁ。

明けましておめでとうございます

昨年は多くの患者様にご来院いただきまして、ありがとうございました。

本年は、明日1月4日(水)から診療を始めます。午後4時までの受付となりますので、ご来院の方はご注意下さい。

昨年末はギリギリまで研修があり、終わって毎月の帳簿データ入力、所得税の年末調整、あと毎年年明けから書いていた年賀状。これを全て期限まで仕上げました。

恒例の手打ち蕎麦。年越し蕎麦を打ち。

お節料理に入る焼豚を焼き。

年明け、元旦は、かこい食堂さんの朝ラーを。

ごまラーメンです!

実は大晦日の午後にも、かこい食堂さんでラーメンを食べてますが。

双葉寿司さんから寿司を取り、和歌山の蒲鉾で豪華な年明けを迎えました。

今年もよろしくお願い申し上げます。

令和5年 1月の診療案内

<休診>
1月1日(日)、2日(月)、3日(火)、15日(日)

<日曜・休日診療について>
1月8日(日)、9日(月・振替休日)、22日(日)、29日(日)
いずれも正午まで診療します。

※予約は2週間前から受け付けます。
※日曜日は術者が1名のため新患の対応はできません。
また、日曜日は予約枠順に早い時間帯から予約を取らせていただきますのでご理解のほどお願い申し上げます。

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・月・火曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後2時~6時30分

・水・金曜日(完全予約制)

朝8時30分~正午/午後2時~7時00分

・木曜日(完全予約制)
朝8時30分~正午/午後は休診

・土曜日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後2時~4時00分

・日曜日・祝祭日(完全予約制)
朝8時00分~正午/午後は休診