昨日の日曜ランチはまたも小麦丘さんへ

昨日は日曜診療でしたが、数名治療し早めの撤収。

日曜日は、基本的に前日までに予約をいただいた患者さんの治療のみになります。また、既存の患者さんへの対応のみで、新患さんの対応はありません。

昼前に帰宅。

土曜から泊まりに来ていた外孫一家と、天栄村の小麦丘さんへランチを食べに行きました。

本日は、小麦丘バーガー800円+税を。顎が外れそうなくらい大きなハンバーガーです。ナイフやフォークが添えられています。

壁の絵を見ながら。お店が広かったら、一人でのんびりできるのかも。

家内の同級生夫婦が偶然来店し、盛り上がったのでした。

帰宅して外孫と散歩。天気よく暖かく、息子や娘が通っていて、廃校になった小学校へ。

誰も遊ばなくなった滑り台で外孫が滑ると、錆でまっかっかに。

外孫一家も午後に帰り、夕食後家内からバレンタインのチョコをいただきました。

ロイズの詰め合わせ。北海道の動物たちが描かれています。

中はこんな感じでした。本日帰ったら食べましょう。

さかごの鍼灸治療

当院では、不妊や妊活治療を得意治療に掲げております。

現在まで、全国の多くの鍼灸師会や学会などで、当院の治療について講演させていただきました → 学会発表・講演歴

そのほか、、つわり症状、さかご(骨盤位)の方が良く来院されます。

当院での鍼灸治療でのさかごの改善率は、80%以上です。
ある年は、25人以上、連続で改善した時もあります。

26人目か27人目か、3回で来院をあきらめ帝王切開で分娩された方がいて、非常に残念な思いをして以来、改善率の追及をやめました。安全に治っていただく、それが最善です。

なぜにさかごが鍼灸で治るのか?

以下の科学的な理由があります。

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フランシスコ・ガルディニ『骨盤位矯正に対する灸の効果』
JAMA(米国医師会雑誌)1998;280(18):1580-4

・左右の至陰(足にあるツボ)に、15分ずつ棒灸を行う。

・結果、胎動回数が増加(平均35.35回→48.45回に増加)
頭位回転数も増加(62/130→98/130)

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高橋佳代『骨盤位矯正における温灸刺激の効果について』
東京女子医大誌1995.5(10)801-7
・実験と結果
至陰穴に温灸後、胎動が有意に増加し、施灸後15分で減少してきた。超音波ドップラーにて、子宮動脈(UtA)、臍帯動脈(UmA)の血管抵抗を調べてみると、施灸後が有意に低下している。
・考察
灸による子宮循環抵抗の低下は、子宮筋のトーヌスの低下を起こし、子宮筋の弛緩は胎動を容易にさせた。

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以上、鍼灸を行うと子宮動脈、臍帯動脈の血管抵抗が低下して血行が改善することにより、子宮筋が弛緩(柔らかくなる)というのが鍼灸によるさかご改善のエビデンスです。

なお、さかご(骨盤位)や正常の頭位は妊婦さんの腹部の触診ではまずわかりません。これは熟練した産科医でも確実にはわからないといいます。

そもそも、さかご(骨盤位)の発見は、スコットランドの医師、ウィリアム・スメリー(1697-1763)が世界で初めて発表されたそうですが、同じ時期・江戸時代の賀川流産科術・賀川玄悦が1765年に発表されています。資料にもよりますが、賀川玄悦が世界で最初にさかごを発見したともいわれています。

賀川流産科術の教科書 東京上野の科学博物館『医は仁術展』にて

つまり、超音波診断が登場するはるか以前、胎児は分娩直前に頭が下になって生まれてくる、と考えられ、さかごの概念がなかったとのことです。

加賀流産科術の、産科の模型 同じく医は仁術展より

私も妊婦さんを触診してさかごかどうか判別できませんので、治療の際には参考に超音波を使っています。胎児は通常、前にしか回転しませんので、鍼灸施術後は胎児の背中が上になるよう、妊婦さんに指導しています。

これもさかご治療の高改善率に寄与しているのでしょう。

当院のさかご治療は、超音波による観察料も含め1回4,300円です。治る方はだいたい5回以内の治療で治りますが、来院時の週数やさかごになってからの日数によりなかなか治りにくい方もおられます。

5回以上で治らなかった場合、6回目からは2,300円に施術料金を調整して患者さんの負担を軽減しています。

 

だいぶ前(2014年)に書いたブログの記事を思い出しながら書きました。
http://sanpei89.rakusaba.jp/diary/diary.cgi?no=1015

日曜ランチは天栄村の小麦丘さんにて

本日の日曜診療は、遠方からお越しになられた歯科医さんの強力な肩こりを治療し、はるか昼前に終了。

ランチは家内とかねてから目をつけていた、天栄村の国道294号線脇にあるパン屋さんのカフェ『小麦丘』さんへ行って来ました。

コンテナを改造したオシャレな店内

お店自体は、なにやらコンテナを改造した作りです。店内にはカエルのオブジェや絵が多く。

なにやら鳥獣戯画のカエルのような

カエルの絵がいい感じです。

なかなかのボリューム550円税込み

家内は照り焼きバーガーを。なかなかのボリュームでした。もちろん美味しかったそうです。シャキシャキのレタスがたくさん入ってたそうです。

ワタクシはダブル・ホットドッグ750円

私はダブル・ホットドッグを。パリッと焼いたバゲットをくり抜いて、旨いソーセージが2本入ってます。

切り口のバゲットはバターをたっぷり染み込ませて焼いた一口サイズのガーリックトーストになってます。実に旨し(^^)

五十嵐商店 小麦丘さん

http://komugioka.jp/

ジネコに執筆した記事 採卵成績の改善とピル

もう10年も前の話です。

当院に置いてある妊活のフリーペーパー『ジネコ』に、当院でも執筆したことがありました。

Q&A形式の記事で、当院では『変性卵しか採卵できないのに、ピルを服用して卵巣機能が悪化しないか?』に対しての問いでした。

この内容は当院の古いブログに書いてあります。
https://sanpei89.rakusaba.jp/diary/diary.cgi?no=1005

大きいサイズで見る →

変性卵は、採卵した際に採卵針などで外膜を壊してしまったとか直接卵子の老化を示す状態ではないようです。

またピルの連用も、現在は約半年間180日連続で使用できる、ヤーズ・フレックスなどがあります。

10年前の当時は21日服用+7日間の偽薬(休薬)というものが主流で、休薬期間をなくくして連続服用するとAMH(抗ミューラー管ホルモン)が低下する=卵巣機能・予備能が低下する、といった問題があったようです。

ピルについても、自然な排卵~月経を起こさないことから=悪というイメージがありますが、必要な方には非常に良いもので、もし私の家族が必要に迫られたら、躊躇しないで勧めます。

昨年はピルを長期服用していて、結婚後妊娠を希望されて鍼灸に来院した方が数名いましたが、ピルを中止して鍼灸を行ったらスムーズに妊娠された方が何人かいました。

中止すれば元通りの妊孕性=妊娠力が戻るようです。

ピルが必要な理由とは、長期的には月経痛がひどくて日常生活に差し支えるとか、PMS(月経前症候群)がきついとか、卵巣機能の温存でしょう。

鍼灸は月経痛に非常に効果があり、PMSにも効果があります。また卵巣機能の改善にも効果があります。

ピル中止後の妊活には、鍼灸も一緒に行うと非常に良いです。

 

今年初の診療日記、初妊娠

10年に1度の大寒波だそうで、なるほど気温も大変低く、雪もちらほら。この程度だったら、まぁ普通の雪なんじゃないかなと。

不妊治療に健康保険が使えるようになり、想像していたことですが鍼灸院に来院する方もだいぶ減ったように感じます。

それでも、以前から何度も体外受精を受けられてそれでも妊娠されなかったような方など、だいぶ以前から通院され、良い卵が多く取れるようになり、昨年より無事妊娠20週を迎えて卒業されるかたが続いています。12月の卒業は5名で、今月の卒業が1名となり、さすがに通院中の不妊患者さんが減ってきました。

 

昨日は3名の妊娠された方が来院

昨日は、自然妊娠できそうでなかなか授からなく、とうとう体外受精まで来てしまった30代初めの患者さんの、初めての妊娠判定後の来院でした。

結果は3週5日の判定で血中hCGが50、4週0日で320以上。しっかりした陽性だったようで、遅かったですが今年初めての妊娠例となりました。

毎回、黄体期後半は基礎体温表を確認する私も緊張します。
逆に、もう基礎体温表は記録しなくてもいいですよ、と告げるときは大変うれしいものです。

郡山市の乾マタニティークリニックが診療していたころ、1月4日の診療開始の日に8名の妊娠陽性があったと乾マタニティークリニックの培養士の菊地瑛子先生に聞いたことがありますが、実はこのうちの4名が当院の患者さんでした。この年は当院の妊娠例が80名を超えた年でした。

多分こんな時代はもうないのでしょう。ここ数年は年間の妊娠数は40~50くらいです。また年間の不妊の新患数は70名くらいです。

数回以内に来院しなくなった方を除き、妊娠率にすると、まじめに通院された方については大まかに70%くらいの妊娠率になると思います。

昨日は、30代半ばの方が妊娠中の腰痛で来院しました。

この方は不妊で当院へ来院された方でした。
自然妊娠した後流産し、その後なかなか妊娠しないため当院へ来院。途中で西那須野の石塚産婦人科さんを紹介させていただき、病鍼連携して治療していて妊娠されました。

妊娠も23週の中期ですが、看護師さんでとても頑張り屋の方。腰痛があってもお仕事を頑張っていたそうです。

妊娠中は、湿布は使えません。特に妊娠中期以降は胎児の腎動脈を細くするような副作用があるといわれています。

昨年末に妊娠19週を過ぎ、もう流産はないだろうといったん鍼灸を中止しましたが、仕事も大変ですし、妊娠による体の負担は大きくなるばかり。肩こりや頭痛もあるので、副作用のない鍼灸を行いました。

治療が終わって一応は念のため、胎児の確認をエコーで行います。これは病気の診断ではなく、鍼灸治療後にも胎児に異常はないか確認するために当院では妊婦さんの治療の際はなからず行っているものです。

23週ともなると胎児も大きくなります。男の子だそうで、元気に子宮内であちこち蹴っているそう胎動も激しいのだそうです。

また昨日は、夕方に妊娠30週の妊婦さんが来院しました。
この方はご縁のある方で、二本松の渡邊健先生が中学校の教壇に立っていた時の教え子さんでした。

もともと不妊で当院に来院されましたが、数回の治療で妊娠された方です。当院の妊娠基準からすると、『当院の治療は関係なく』自然に妊娠された方で、当院の妊娠率には関係のない方となります。

当院の妊娠数計算の基準

当院では自然妊娠や人工授精の妊娠数を計算する場合、1)治療期間に最低1回の月経期間が入ること。最低4回の治療を行っていることとしています。この方は3回の治療後、4回来院の際に妊娠が判明した方でした。

大寒波とかで、雪も降って治療室もヒマで(;^ω^) そろそろこの基準に照らし合わせ、当院の妊娠率についてカルテを数えてみようかな?と思います。

 

 

大きな学会運営の記憶(3)

そろそろこのシリーズも終わりになります。

8年前の日本最大の鍼灸の学会、全日本鍼灸学会の64回大会、ふくしま大会です。

ビッグパレットふくしまを全館借り切って開催し、3階のプレゼンテーションルーム(一番会場費が高い部屋)では、医師向け鍼灸講座。

学会の会員は、鍼灸師だけではなく医師も多く参加します。

鍼灸に興味があるけど、どうやって治療するのかわからない、という医師向けに、鍼灸実技の初級コースを企画したのでした。

 

写真が小さいですが、昨年ご逝去された当時福島県立医科大学理事長兼学長であった、菊地臣一先生の特別講演もありました。師につくときは愚直に、、には、大勢の聴講者が感銘を受けたと聞きました。

 

下の写真は、私が企画した不妊症のシンポジウムの打合せ。
左から、中村一徳先生(なかむら第二針療所)、矢野忠先生(明治国際医療大学学長)、森本義晴先生(日本IVF学会理事長・当時)、鈴木裕明先生(明生鍼灸院)、木津正義先生(明生鍼灸院)、田口玲奈先生(明治国際医療大学)、三瓶、です。

当初、不妊のセッションを学会で開催したいという私の願望でしたが、64回も開催した大きな学会で、不妊症をテーマにした演題はなかったということで、学会本部から非常に難色を示されました。

しかし、すでに不妊鍼灸という分野もあり、専門にしている鍼灸院も多くある。そろそろ学会としても取り上げるころではないか、と、福田文彦先生(学会学術部・明治国際医療大学特任教授)から助け舟を出していただき、シンポジウムなら、ということで企画が通りました。

さて、では医師はどうするか? 鍼灸の学会に登壇してくれるドクターは?ということで、せりえ鍼灸室(日本でレディース鍼灸トップ鍼灸院)の小井土善彦先生に、IVFなんば、IVF大阪、IVFグランフロント大阪クリニックを経営し(この3つを合わせると世界最大の不妊治療施設になるらしいです)、しかも日本IVF学会理事長でもある森本義晴先生を紹介していただきました。

8年前の当時から、鍼灸院に来院する不妊症の患者さんは、何度も体外受精を繰り返しているような方が多かった、という事情がありました。

こうした対策で、卵子の若返り、子宮内膜の改善を鍼灸治療で行っていきますが、そもそもこうした難治性の不妊治療は体外受精などの高度生殖医療があってのものです。

鍼灸だけで難治性不妊患者が妊娠できるわけではないのです。

今ですと、シンポジウム打ち合わせはZoomを使ってリモートで行いますが、当時はそんなものはありませんでした。私がコーディネーターになり、登壇者の講義内容をすり合わせしました。

懇親会では、日本IVF学会理事長の森本先生と意気投合しまして(;^ω^) こんな写真が。。。

懇親会では、宴の始まりに日本一の美声と言われた郡山第五中学校の合唱を披露していただきました。この歌声がすごく、泣いた方もたくさんおられました。

準備3年。3日間の学会が終わり、大会実行委員会で記念撮影をしました。

来年の5月24日(金)~26日(日)に、第73回全日本鍼灸学会宮城大会となって、ふたたびこの学会が東北に戻ってきます。仙台国際センターを借り切って開催しますが、私は大会実行委員長を仰せつかりました。

もちろん、私からもセッション企画をいくつか提案させていただき、順調に準備が進められています。

来年、このブログで開催記を書いていきたいと思います。

大きな学会運営の記憶(2)

前回の続き、第64回全日本鍼灸学会ふくしま大会の1日目、朝のミーティングの続きですが。。。

当院に入職・嫁に入る前の美智先生です。

この数年後に、我が家に嫁に来るとは思わなかった(;^ω^)

実行委員のユニフォームはポロシャツですが、色分けで階級が決まっているという超カースト制度。

クローク係は鍼灸学校を卒業したばかりの、和樹先生。

緑色は最下級グレードでした(笑)

大会事務局で、しらかわんと一緒に学会会頭の三潴先生。すでに8年前の写真ですが、今も変わらないですよ。

本当にいろいろ面倒見ていただいて、大会開催までこぎつけました。

一般口演発表、学生発表は全部で300題近く。全部ポスター発表でした。

こちらもポスター。明生鍼灸院の鈴木院長が熱心に見入っています。発表者はIVFなんばで鍼灸を行っている粉川先生だったような。

実は、私も鍼のメーカーであるセイリンさんに依頼されて、セイリンさんの展示ブース前でミニセミナーをやらせていただきました。

たしか、パイネックスという貼り付けり鍼を使ったつわり症状の治療を披露したように覚えています。

今思い返しても、楽しかったなぁ、と思います。

このシリーズはもう1~2回あります。

大きな学会運営の記憶(1)

2024年5月に仙台国際センターを借り切って開催する、第73回全日本鍼灸学会の準備や運営に、昨年から深く関わるようになりました。

5月か来るともう8年前になりますが、そもそも第64回大会を郡山のビッグパレットふくしまを全館貸し切りで開催し、その際も私は準備、運営、開催に深く携わり、まぁ鍼灸師としてこんな大きな大会に関われて光栄だけど、この後、生きているうちにこういうことはないだろうと思っていたわけです。

全日本鍼灸学会 過去の学術大会https://jsam.jp/convention/congress/past-convention/

大会開催のため、2年以上前から企画を練り、会議を繰り返し。

会津医療センターの副院長室(大会会頭だった三潴先生の執務室)には、2年以上通いました。

下の写真は、大会間近になっての実行委員会。郡山商工会議所の別館だったと思います。

大会前日。
金・土・日の3日間の大会で、木曜午後に会場であるビッグパレットに事務局の荷物などを搬入。この大会では私は事務局長をさせていただいたので、こんな雑務が多かったのです。

このころ乗っていた車はトヨタのエスティマ。

3日間の実行委員約160名の飲料水など積み込んで、シャコタン状態。ぜったい過積載ですね。犯罪だわ(;^ω^)

大会1日目。朝のミーティング。

左から大会財務委員長の佐藤今一先生(矢吹町:あけぼの鍼灸院)、大会会頭の三潴忠道先生(会津医療センター漢方医学講座教授)、大会実行委員長の中沢良平先生(郡山市・一寸法師ハリ治療院)、三瓶(大会事務局長)、福田文彦先生(明治国際医療大学特任教授)、、などなど。

今思い返しても、大変な経験になりました。

私はにも口を挟ませていただけたので、『不妊』をテーマにしたセッションを企画してほしい、と意見させていただいたのでした。

不妊の鍼灸とは、当時はあまりエビデンスもなく、学会として取り上げる内容ではないと一蹴されそうになりましたが、福田先生『実態として不妊で鍼を受ける方も多く、そろそろ学会としても上級演題に取り上げるころかも』と言っていただき、シンポジウムなら、ということで正式なプログラムになった経緯があります。

不妊のセッションは人気も高く、これ以降の学会では毎回なにかしらの上級演題になっていったのでした。

はじめは、福島から始まったのでした。