「不妊症・子宝治療」カテゴリーアーカイブ

さかごの鍼灸治療

当院では、不妊や妊活治療を得意治療に掲げております。

現在まで、全国の多くの鍼灸師会や学会などで、当院の治療について講演させていただきました → 学会発表・講演歴

そのほか、、つわり症状、さかご(骨盤位)の方が良く来院されます。

当院での鍼灸治療でのさかごの改善率は、80%以上です。
ある年は、25人以上、連続で改善した時もあります。

26人目か27人目か、3回で来院をあきらめ帝王切開で分娩された方がいて、非常に残念な思いをして以来、改善率の追及をやめました。安全に治っていただく、それが最善です。

なぜにさかごが鍼灸で治るのか?

以下の科学的な理由があります。

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フランシスコ・ガルディニ『骨盤位矯正に対する灸の効果』
JAMA(米国医師会雑誌)1998;280(18):1580-4

・左右の至陰(足にあるツボ)に、15分ずつ棒灸を行う。

・結果、胎動回数が増加(平均35.35回→48.45回に増加)
頭位回転数も増加(62/130→98/130)

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高橋佳代『骨盤位矯正における温灸刺激の効果について』
東京女子医大誌1995.5(10)801-7
・実験と結果
至陰穴に温灸後、胎動が有意に増加し、施灸後15分で減少してきた。超音波ドップラーにて、子宮動脈(UtA)、臍帯動脈(UmA)の血管抵抗を調べてみると、施灸後が有意に低下している。
・考察
灸による子宮循環抵抗の低下は、子宮筋のトーヌスの低下を起こし、子宮筋の弛緩は胎動を容易にさせた。

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以上、鍼灸を行うと子宮動脈、臍帯動脈の血管抵抗が低下して血行が改善することにより、子宮筋が弛緩(柔らかくなる)というのが鍼灸によるさかご改善のエビデンスです。

なお、さかご(骨盤位)や正常の頭位は妊婦さんの腹部の触診ではまずわかりません。これは熟練した産科医でも確実にはわからないといいます。

そもそも、さかご(骨盤位)の発見は、スコットランドの医師、ウィリアム・スメリー(1697-1763)が世界で初めて発表されたそうですが、同じ時期・江戸時代の賀川流産科術・賀川玄悦が1765年に発表されています。資料にもよりますが、賀川玄悦が世界で最初にさかごを発見したともいわれています。

賀川流産科術の教科書 東京上野の科学博物館『医は仁術展』にて

つまり、超音波診断が登場するはるか以前、胎児は分娩直前に頭が下になって生まれてくる、と考えられ、さかごの概念がなかったとのことです。

加賀流産科術の、産科の模型 同じく医は仁術展より

私も妊婦さんを触診してさかごかどうか判別できませんので、治療の際には参考に超音波を使っています。胎児は通常、前にしか回転しませんので、鍼灸施術後は胎児の背中が上になるよう、妊婦さんに指導しています。

これもさかご治療の高改善率に寄与しているのでしょう。

当院のさかご治療は、超音波による観察料も含め1回4,300円です。治る方はだいたい5回以内の治療で治りますが、来院時の週数やさかごになってからの日数によりなかなか治りにくい方もおられます。

5回以上で治らなかった場合、6回目からは2,300円に施術料金を調整して患者さんの負担を軽減しています。

 

だいぶ前(2014年)に書いたブログの記事を思い出しながら書きました。
http://sanpei89.rakusaba.jp/diary/diary.cgi?no=1015

ジネコに執筆した記事 採卵成績の改善とピル

もう10年も前の話です。

当院に置いてある妊活のフリーペーパー『ジネコ』に、当院でも執筆したことがありました。

Q&A形式の記事で、当院では『変性卵しか採卵できないのに、ピルを服用して卵巣機能が悪化しないか?』に対しての問いでした。

この内容は当院の古いブログに書いてあります。
https://sanpei89.rakusaba.jp/diary/diary.cgi?no=1005

大きいサイズで見る →

変性卵は、採卵した際に採卵針などで外膜を壊してしまったとか直接卵子の老化を示す状態ではないようです。

またピルの連用も、現在は約半年間180日連続で使用できる、ヤーズ・フレックスなどがあります。

10年前の当時は21日服用+7日間の偽薬(休薬)というものが主流で、休薬期間をなくくして連続服用するとAMH(抗ミューラー管ホルモン)が低下する=卵巣機能・予備能が低下する、といった問題があったようです。

ピルについても、自然な排卵~月経を起こさないことから=悪というイメージがありますが、必要な方には非常に良いもので、もし私の家族が必要に迫られたら、躊躇しないで勧めます。

昨年はピルを長期服用していて、結婚後妊娠を希望されて鍼灸に来院した方が数名いましたが、ピルを中止して鍼灸を行ったらスムーズに妊娠された方が何人かいました。

中止すれば元通りの妊孕性=妊娠力が戻るようです。

ピルが必要な理由とは、長期的には月経痛がひどくて日常生活に差し支えるとか、PMS(月経前症候群)がきついとか、卵巣機能の温存でしょう。

鍼灸は月経痛に非常に効果があり、PMSにも効果があります。また卵巣機能の改善にも効果があります。

ピル中止後の妊活には、鍼灸も一緒に行うと非常に良いです。

 

今年初の診療日記、初妊娠

10年に1度の大寒波だそうで、なるほど気温も大変低く、雪もちらほら。この程度だったら、まぁ普通の雪なんじゃないかなと。

不妊治療に健康保険が使えるようになり、想像していたことですが鍼灸院に来院する方もだいぶ減ったように感じます。

それでも、以前から何度も体外受精を受けられてそれでも妊娠されなかったような方など、だいぶ以前から通院され、良い卵が多く取れるようになり、昨年より無事妊娠20週を迎えて卒業されるかたが続いています。12月の卒業は5名で、今月の卒業が1名となり、さすがに通院中の不妊患者さんが減ってきました。

 

昨日は3名の妊娠された方が来院

昨日は、自然妊娠できそうでなかなか授からなく、とうとう体外受精まで来てしまった30代初めの患者さんの、初めての妊娠判定後の来院でした。

結果は3週5日の判定で血中hCGが50、4週0日で320以上。しっかりした陽性だったようで、遅かったですが今年初めての妊娠例となりました。

毎回、黄体期後半は基礎体温表を確認する私も緊張します。
逆に、もう基礎体温表は記録しなくてもいいですよ、と告げるときは大変うれしいものです。

郡山市の乾マタニティークリニックが診療していたころ、1月4日の診療開始の日に8名の妊娠陽性があったと乾マタニティークリニックの培養士の菊地瑛子先生に聞いたことがありますが、実はこのうちの4名が当院の患者さんでした。この年は当院の妊娠例が80名を超えた年でした。

多分こんな時代はもうないのでしょう。ここ数年は年間の妊娠数は40~50くらいです。また年間の不妊の新患数は70名くらいです。

数回以内に来院しなくなった方を除き、妊娠率にすると、まじめに通院された方については大まかに70%くらいの妊娠率になると思います。

昨日は、30代半ばの方が妊娠中の腰痛で来院しました。

この方は不妊で当院へ来院された方でした。
自然妊娠した後流産し、その後なかなか妊娠しないため当院へ来院。途中で西那須野の石塚産婦人科さんを紹介させていただき、病鍼連携して治療していて妊娠されました。

妊娠も23週の中期ですが、看護師さんでとても頑張り屋の方。腰痛があってもお仕事を頑張っていたそうです。

妊娠中は、湿布は使えません。特に妊娠中期以降は胎児の腎動脈を細くするような副作用があるといわれています。

昨年末に妊娠19週を過ぎ、もう流産はないだろうといったん鍼灸を中止しましたが、仕事も大変ですし、妊娠による体の負担は大きくなるばかり。肩こりや頭痛もあるので、副作用のない鍼灸を行いました。

治療が終わって一応は念のため、胎児の確認をエコーで行います。これは病気の診断ではなく、鍼灸治療後にも胎児に異常はないか確認するために当院では妊婦さんの治療の際はなからず行っているものです。

23週ともなると胎児も大きくなります。男の子だそうで、元気に子宮内であちこち蹴っているそう胎動も激しいのだそうです。

また昨日は、夕方に妊娠30週の妊婦さんが来院しました。
この方はご縁のある方で、二本松の渡邊健先生が中学校の教壇に立っていた時の教え子さんでした。

もともと不妊で当院に来院されましたが、数回の治療で妊娠された方です。当院の妊娠基準からすると、『当院の治療は関係なく』自然に妊娠された方で、当院の妊娠率には関係のない方となります。

当院の妊娠数計算の基準

当院では自然妊娠や人工授精の妊娠数を計算する場合、1)治療期間に最低1回の月経期間が入ること。最低4回の治療を行っていることとしています。この方は3回の治療後、4回来院の際に妊娠が判明した方でした。

大寒波とかで、雪も降って治療室もヒマで(;^ω^) そろそろこの基準に照らし合わせ、当院の妊娠率についてカルテを数えてみようかな?と思います。

 

 

大きな学会運営の記憶(3)

そろそろこのシリーズも終わりになります。

8年前の日本最大の鍼灸の学会、全日本鍼灸学会の64回大会、ふくしま大会です。

ビッグパレットふくしまを全館借り切って開催し、3階のプレゼンテーションルーム(一番会場費が高い部屋)では、医師向け鍼灸講座。

学会の会員は、鍼灸師だけではなく医師も多く参加します。

鍼灸に興味があるけど、どうやって治療するのかわからない、という医師向けに、鍼灸実技の初級コースを企画したのでした。

 

写真が小さいですが、昨年ご逝去された当時福島県立医科大学理事長兼学長であった、菊地臣一先生の特別講演もありました。師につくときは愚直に、、には、大勢の聴講者が感銘を受けたと聞きました。

 

下の写真は、私が企画した不妊症のシンポジウムの打合せ。
左から、中村一徳先生(なかむら第二針療所)、矢野忠先生(明治国際医療大学学長)、森本義晴先生(日本IVF学会理事長・当時)、鈴木裕明先生(明生鍼灸院)、木津正義先生(明生鍼灸院)、田口玲奈先生(明治国際医療大学)、三瓶、です。

当初、不妊のセッションを学会で開催したいという私の願望でしたが、64回も開催した大きな学会で、不妊症をテーマにした演題はなかったということで、学会本部から非常に難色を示されました。

しかし、すでに不妊鍼灸という分野もあり、専門にしている鍼灸院も多くある。そろそろ学会としても取り上げるころではないか、と、福田文彦先生(学会学術部・明治国際医療大学特任教授)から助け舟を出していただき、シンポジウムなら、ということで企画が通りました。

さて、では医師はどうするか? 鍼灸の学会に登壇してくれるドクターは?ということで、せりえ鍼灸室(日本でレディース鍼灸トップ鍼灸院)の小井土善彦先生に、IVFなんば、IVF大阪、IVFグランフロント大阪クリニックを経営し(この3つを合わせると世界最大の不妊治療施設になるらしいです)、しかも日本IVF学会理事長でもある森本義晴先生を紹介していただきました。

8年前の当時から、鍼灸院に来院する不妊症の患者さんは、何度も体外受精を繰り返しているような方が多かった、という事情がありました。

こうした対策で、卵子の若返り、子宮内膜の改善を鍼灸治療で行っていきますが、そもそもこうした難治性の不妊治療は体外受精などの高度生殖医療があってのものです。

鍼灸だけで難治性不妊患者が妊娠できるわけではないのです。

今ですと、シンポジウム打ち合わせはZoomを使ってリモートで行いますが、当時はそんなものはありませんでした。私がコーディネーターになり、登壇者の講義内容をすり合わせしました。

懇親会では、日本IVF学会理事長の森本先生と意気投合しまして(;^ω^) こんな写真が。。。

懇親会では、宴の始まりに日本一の美声と言われた郡山第五中学校の合唱を披露していただきました。この歌声がすごく、泣いた方もたくさんおられました。

準備3年。3日間の学会が終わり、大会実行委員会で記念撮影をしました。

来年の5月24日(金)~26日(日)に、第73回全日本鍼灸学会宮城大会となって、ふたたびこの学会が東北に戻ってきます。仙台国際センターを借り切って開催しますが、私は大会実行委員長を仰せつかりました。

もちろん、私からもセッション企画をいくつか提案させていただき、順調に準備が進められています。

来年、このブログで開催記を書いていきたいと思います。

原坊の朝顔の種 配布を始めました

今年も妊活・子宝の縁起ものである『原坊の朝顔の種』の配布を始めました。

サザンオールスターズの原由子さんのご懐妊にまつわる、正真正銘の本物の種となります。

当院には2011年の東日本大震災の年にこの種がやってきました。
https://sanpei89.rakusaba.jp/diary/diary.cgi?mode=view&no=119
当時のブログの記事です。

それから患者さんに里親になっていただいて種を増やしていただき、ご懐妊や出産したらその種を分けていただき、また患者さんにお分けして里親になっていただく、というシステムです。

育て方は、ネットなどで調べてみてください。

もし子宝に恵まれましたら、当院に収穫された種の半分をいただけましたら、来院する患者様に配布いたします。

残りの半分は、ご友人や知り合いに配布されるとか、お子様の成長を願ってまた育ててみてください。

当院に掲示させていただいている、お子様の写真などですが、下の2枚のパネルは昨年ご出産された方たちです。赤ちゃん連れでご挨拶にいらっしゃるのは、妊娠・ご出産された方の10人に1人くらいです。

ですので、実際にはこの10倍くらいの方が妊娠・出産されていることになります、

この方たちの想いの籠った種を差し上げますので、大切に育ててみてください。

不妊治療は1回1回の積み重ね効果にて

平成28年の3月、今のJISRAM(一般社団法人 日本生殖鍼灸標準化機関)の前身の不妊鍼灸ネットワークの公開講座で講義を行った記事を見つけたので再度掲載したいと思います。

鍼灸の流派はたくさんあり、さまざまな治療法が存在します。

効果的な治療は学会などで報告され、だんだんと流派を越えてスタンダードになり、標準治療として広く国内で行われていきます。

鍼と鍼を電極でつなぎ、微弱な電気を流す電気鍼などはこの最たるものです。

不妊治療にはそれがなく、全国で行われているものも共通点がなく、当時、標準治療になりうるのは名古屋の明生鍼灸院の中リョウ穴刺鍼法や、陰部神経刺鍼と通電法でした。

この手法を明生鍼灸院の鈴木裕明院長、木津正義副院長が全日本鍼灸学会で発表し、再現性の高い治療法であると全国で用いられています。当院でも基本治療として行っています。

この手法を共通手技にして、全国レベルで質の高い不妊鍼灸治療を追究して共有しようと、京都のなかむら第二針療所の中村一徳院長、東京のアキュラ鍼灸院の徐大兼院長と三瓶で、不妊鍼灸ネットワークを作りました。今もこの二人は私の無二の親友です。

仲間だけで技術や知識を独占せず、年に1回は下記の写真のような公開講座を行い、全国の先生方に披露しました。

その公開講座の第2回目で三瓶が講師に登壇させていただいた時のもので、業界の新聞に掲載された記事です。当時の私は不妊鍼灸ネットワークも福島県鍼灸師会も副会長でした。

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排卵誘発 → 卵胞発育確認 → タイミングや採卵

こうした周期ごとに現代医学的な治療は『1単位』として完結します。単位とは言わず、周期と言いますが。

鍼灸治療は体質の改善です。

1回ごとの治療を繰り返し、次の治療の時は、前回よりも改善した状態から今回の治療の効果を重ねて、というように、1回ごとの治療の効果を重ねていきます。

これには、数か月から1年と時間がかかる場合があります。

その代わり、薬を使わない治療ですから、薬に慣れて例えば卵胞が育たなくなるとか、そういう心配はありません。また月経の際の体調悪化(PMSや月経痛)などが改善し、肩こりや腰痛、冷え症などが改善することもあります。

例えば排卵障害という状態があります。脳下垂体性ならストレスなどが原因となります。そうならば肩こりや首こりの治療も行うと効果的です。

卵巣性の排卵障害であれば、多嚢胞性卵巣(PCOS)などが割合多いです。これは西洋医学的にはクロミッドなどによる排卵誘発が第一ですが、繰り返していくとだんだん薬が増やさないと卵巣が反応しなかったり、薬では効果が出なくなったため注射で排卵誘発を行ったら、卵が出来すぎて多胎妊娠を防ぐために、その周期は子作り禁止・治療は中止とか、があります。

こうした場合などは数周期体を休め、鍼灸治療で体調を整えるとまたクロミッドが効き出すことが良くありますし、それで妊娠される方も多いです。

日本人のPCOSは、糖代謝の異常体質(インスリン抵抗性)が絡む方が多いそうで、鍼灸治療は糖尿病の方も治療に来られるくらい、こうした体質に良い高効果があります。

自然妊娠されるかな、と思われた方で、1年2年となかなか妊娠せず、とうとう体外受精まで来てしまった方がおられました。ただこの方は良い卵も採卵で来たし、胚移植直前の現在は、子宮の内膜も十分厚く、よい結果が得られるのではないかと期待しています。

まじめに根気よく頑張ったので、神様も味方するのだと思います。

 

 

 

日曜は診療の傍ら研究を

コロナ禍になって、日曜日によくあった会議はリモートでしかも平日開催。

学会も研修もなくなり、やがてリモート開催に。

そんなわけで手持無沙汰な休日の日曜を半日診療したり、通常の診療日になかなかできない男性不妊のスクリーニングを行うことにして早2年。

朝早く犬の散歩を済ませ、マックか吉野家で朝食を。

朝食を食べ終えて店を出ると見事な朝焼けが・・・

この日は雪化粧になったのでした。

いや~寒い寒い。。。

朝8時から精液検体を持ち込んでいただき、1ミリリットル中の精子の数、運動する精子の数、運動の様子を観察します。

いろいろレンズを試しましたが、オリンパス製が一番良いようです。顕微鏡部門を売り飛ばしたそうですが、ちょっと寂しいですね。

だいたいが女性ばかりが治療に来ますが、もし夫のほうに男性不妊があって、知らずにのんきに奥さんだけに鍼灸を行っていたのでは手遅れになる時があります。

この日測定したご主人の精液は、実にエクセレント!

 

 

 

 朝からいいもの見せていただきました(笑)

 

 

 

 

数も多く、運動精子も多い。だけど寒さのせいか、動きがちょっと遅いかな。

念のため、亜鉛などのサプリを摂取することをすすめました。

精液を一滴(正確には10μℓ)載せるためにマイクロピベットを使い、マクラ―・カウンティング・チャンバーという、一種の計算盤に載せて精子を数えます。

この計算盤、メッチャ高価です。

それでも1個使用すると、使用後に洗浄~乾燥~消毒を行うので最低半日は使用できません。

そんなわけで当院では予備にもう1個購入してあります。

なお、室温が低い時期には計算盤や顕微鏡のレンズが曇ったりするので、検鏡の最低1時間前には治療室のエアコンを入れて室温を上げるようにします。

なかなか手間がかかるし、大変なんです。

この精液測定は、現在当院の患者さんのみ無料で行っています。

前日までの予約制で、私は朝7時に来ていますので当日キャンセルは不可です。さすがに当日に無断キャンセルした方は、次回から有料(6千円で前払い)になります。

ジネコバックナンバー 入荷しました

当院に置いてある妊活フリーペーパーの『ジネコ』のバックナンバーを取り寄せました。

ジネコ、は、妊活や不妊治療について名だたるドクターが、実際に治療を受けている方がたの疑問に回答する内容で書かれています。

プレジネコ、は、まだ医療機関にかからない、妊娠を目指したばかりのカップルを対象にしています。

マイジネコ、は、まだ未婚の、特に学生の若い女性を対象に書かれています。

すべて無料ですので、ご自由にお持ち帰りください。